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こだわりが強い人向け:「自分好み」をどうやってブランド・商品に落とし込むか

「これ素敵!」共感を得るには「歩み寄り」が必要である

「自分好みのブランドを作りたい」「自分の世界観を表現したい」となった時に、ただ好きなものを詰め込むだけではうまくまとまらないなと思ったことはないでしょうか。
誰もが経験しやすいレベルで言えば、「部屋を〇〇っぽくしたい」、「ファッションセンス」、身の回りのものの「デコり」、などから、お仕事にも関係のある、自分のブランドのSNSやそのフライヤー、ホームページからお店そのものまで。
特に、こういうのものが好き!がたくさんある人にとって、まとまりを出すことは頭を悩ませるかも知れません。
なんとなく整っていない段階で、「そのセンスはイマイチ」という結果にしてしまうのは勿体無い。
いい!と思ってくれる共感者(お客さんやファンの方)が少ないとしたら、それはまだ自分から他者に対しての歩み寄り・整えの段階がなされてないからだと私は考えます。
そしてそれを整えていくのが、「デザイン」「デザイナー」の役割と考えます。

Webデザインの勉強を始めた時に、一発目に習ったことは、
デザイン=目的を達成するための手段、全てに意味があるべきもの
デザイン基本4原則=まとめる、揃える、繰り返す、メリハリをつける

つまり、感覚的ではなく、割と理屈っぽくて、ルールに則っているということ。
「センスあるね!」の言葉はすごく嬉しい。(多分この場合、「元々の感覚がいいんだね!」の意味に近いことが多い。)
だけど、デザイン分野の正式な意味で言えば、「センスは勉強と経験で養うもの」であり、法則や手法をうまく対象のものに落とし込めているか、が基準になっています。

なんだ、アートが不自由じゃないかよ!と精神年齢低くてパンクスなところのある私は思うところもあったのですが(こじらせ)、私的にはこれを「歩み寄り」と考えれば、とてもしっくりきます。
・相手にとって利用しやすく(使いやすく、見やすく、わかりやすく)
・情報の整理(文字でも、写真など視覚情報でも)
・見た側が、自分との共感点(好みの一致)を発見しやすく

これが、「デザインの洗練=まとまりのよさ」へと繋がっていくと考えます。

例えば、私自身のためのデザインで気をつけていることは、使ってる色の全色をビビットにしすぎないことや、余白をしっかり取ること。
元々が強めの色が好きなので、好きな色を全て入れると、too muchになります。​
(ブランドカラーと微妙な色使いが作る差についてはこちらに)

そもそもデザインにおいて引き算が大事と言われるけれど、特に「余白」をしっかり取ることは、デザインの勉強をしなくては気づけなかったところ。
ド派手好きではないものの、花柄やパイソンなどの派手模様は好き。
それでも大阪のおばちゃん(個性強すぎ!と言われる)にならないためには??
ルールを参考にした整え、引き算または足し算で、洗練されたまとまりへと、譲れない好みをキープしたままで、歩み寄っていくことが必要です。
私の例では、少しパイソンの割合を削る、花とパイソンを同居させない、もしくは共存法をめっちゃ考える、背景の色味はピンクだけど少し薄めに、など、1発目に出でくるアイディアから少し我慢して抑えるという意味で、歩み寄っています。
そして、結果としてまとまりのよくなったそれを、好きになることができれば成功です^^

こうやってどんどん改良されていくことも、成長と楽しみの一つですね^^



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