線路沿い

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「恋愛」の価値観お披露目大会(参加者一名)

バイト先の同僚の高校生が、好きな人に告白して付き合うことができたらしい。まじめでたい。がちおめでとう。 付き合ってから沢山の嬉しかったことを話してくれるので、微笑ましい上、本当にめでたくてにこにこしてしまう。 そして彼は、私の恋愛事情に興味を示してくれる。 線路沿いさんは、恋愛どうなんですか? えっ、あっ、そうですね……。 そうですね…… 私の恋愛は大抵いつも片想いである。 モテる・好かれるための努力(見た目や魅せ方や積極性など)が不足していることが、その原因の大半を

    • 忘れたくないことは思い出すしかない、感覚神経は切りつけるまでその精度を測れない

      下手くそにしか学校生活を送れなかったあの頃も、社会の流れに置き去りにされそうになっている今も、目に見える自傷行為はしなかった。 ただ、目に見えない形の自傷はめちゃくちゃやった。というか現在もやっている。 それは「思い出す」こと。 マイナスな感情は、なぜか寝る前に襲いかかってくる。 誰かの言動に傷ついた経験や、怒られてつらかった経験なんかがいくつも思い出されてしまって眠れなくなる。 あのときあんなことされて嫌だったなとか、あんな言い方しなくていいのにとか。 こういうとき

      • 高校時代 自己肯定感が高くて良かった

        高校に進学した。 地元から少し遠いせいか、同じ中学校からそこへ行ったのは自分の他に、幼馴染が一人だけ。 その幼馴染とも、別のクラスに振り分けられた。 するべきこと 入学後、するべきことは主に四つあった。 ①クラスや部活で新しい仲間と仲良くする ②常に空気を読む ③勉強をする(毎日予習復習がある) ④部活をする(3学年合わせて約120名のクソデカ組織の一員として) 改めて見て、多すぎると思う。 特に②は不慣れであるし、他の三つも中学とは勝手が違う。毎日心身ともくたくた

        • 年賀状(自分の話しかしない)

          あけましておめでとうございます。 昨年も誰かのお世話になりっぱなしだったのですが、私は今年こそ昨年の自分を超えていきたいです。一年365日、地球が太陽の周りを一周したのになんの成長も無くむしろ退化していくってのはあんまりだと思うから。 我々は、というよりわたしは、日々変化している。知識を食べ、物語を飲み、いろんなことを考えているはずなのだ。多分。きっと。そして、そうした時間が、これからの自分の人生の豊かさや明るさにつながると、信じている。 他人に確認しないと自分の長所がわ

        「恋愛」の価値観お披露目大会(参加者一名)

          映画ウィッシュの感想

          「ウィッシュ」日本語吹替版を観てきた。 これはその感想文である。 乃木坂のオタクである私は、この作品を生田絵梨花(敬称略)のオタクとして鑑賞した。 ディズニーには明るくない、乃木オタによる感想となることを、まずご承知願いたい。 ※作品本編のネタバレ含む。 生田絵梨花のオタクとして、私はこの作品に酷く感動した。 この物語の中心となるメッセージは、「自分の願いは、自分の力で叶える。」というものだろう。 願いは自分の大切なもの。人の生きがいだ。 それを誰かに預けて、叶えて

          映画ウィッシュの感想

          中学校時代 気づくまでずっと最悪

          intro 私は姉と同じ、地元中学に進学した。 うちの中学では原則、全生徒が何らかの部活動に所属する。 入学するまでは陸上部に入ろうかと考えていたが、友人の付き添いで吹奏楽部を見学したときに、圧倒され、感動したため、そこに入部を決めた。 ちなみに姉は女子テニス部と生徒会でブイブイ言わせていたが、姉というものさしを手放した私は、姉と同じことをしなくなった。 一人で挑戦できるようになったという成長か、もしくは、同じフィールドで張り合っても姉には勝てないことを、ようよう理

          中学校時代 気づくまでずっと最悪

          はたけで戯れ

          このnoteは、ランダム単語ガチャより出てきた単語を全て入れて書いたものです。 制限時間15分(+1分)ではたけと同時に行います。 優劣をつけるためのものではありません。書き手の個性をお楽しみください。 単語:蝋人形、経験則、浦島太郎 もう何時間経ったのか、私はずっとこの場所に留まって、ぴくりとも動かないその物体を、じいっと眺めて、“その時”を待っている。 その物体は、人間の姿をしている。ように見える。体つきや服装などから人間に見えるが、実際触ってみたら蝋人形で、生命も魂

          はたけで戯れ

          幼少期を思い出すと姉の話しか出てこない

          子ども時代、正確には中3のある時期まで、何も考えずに生きていた。 色んな場面で困りや悩みはあったはずだが、それを自認して言葉にすることができなかったため、自分には悩みが無いと思っていた。 だからこの文章は、「あの頃からずっと思い続けていること」ではなくて、思いを言葉にできるようになった今、過去の自分の思いを分析したものだ。 ここまでの人生を整理しておく目的で、書く。 物心ついたときから、絶対に敵わない同世代がいた。姉だ。 幼児期 私の姉は万能の人だった。 だった、とい

          幼少期を思い出すと姉の話しか出てこない