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東京路地紀行 17 葛飾区立石

8月末で立石駅前の昭和な横丁街が再開発のために閉鎖、消滅されると聞いて慌てて行ってきましたが、実は立石に常連としている店があるわけでもなく、そこに昭和があると聞くまで訪れたことはありませんでした。
若かりし頃、それこそリアルな昭和時代にはそこらじゅう昭和で見向きもしなかった町ですが(^-^;

今回はその8月に訪れた立石の訪問の続きです。
そのときに歩いたのは駅前横丁だけではなく、立石の町を流れていた川跡の暗渠も歩いてきました。そこはまさに路地というのにふさわしいところ。

さて、アーケード街をぬけて奥戸街道へ出ると本奥戸橋の手前で脇の階段をおります。ここから暗渠が始まります。写真のように急階段、その先に小径が続いています。これこそ暗渠感満載ですね。

おっ!急!
階段をおりて振り返ったところ

先へ進んでいくと、両側を塀に囲まれ、視界が遮られるなか小径は曲がっていきます。この先はどうなっているのかというワクワク感がたまりません。

さらに先へ進むと、道はまっすぐになりますが、今度は植物が生い茂っている小径に。盛夏の8月、当然といえば当然ですが、雑草もつる植物も伸び放題。暗渠は個人の所有には非ず、下水道局という公共の所有になっていることが多いです。そのため手入れする人はおらず、草だらけの小径になっていることはよくあります。ここも同様。すごすぎて撮りませんでしたが、足の踏み場がない状態の場所もありました。路面はアスファルトなのに・・・(^-^;

上の写真を見て気がついたでしょうか?
左手前。コンクリートのブロック塀を突き破るように何かが出ています。
そう、木の枝です。いや太いから曲がって伸びてきた幹かな?切らなければ、当然暗渠を塞いでいたでしょう。でもここまで太くなるとは驚きばかりです。

さて暗渠の途中で脇道階段が。この先は中川の土手に通じる車道があります。そこへつながる階段です。


さて、もう1本の別の暗渠へ。ここは短いのですが、先ほどの暗渠よりもさらに狭い。

続いてはアロエ。道にはみ出すように伸びています。狭いのにこんなにはみ出ていると身体が触れそう。痛いかも・・・
そういえば、子供の頃、ものもらいになるとアロエの切り身?を含んだガーゼを当てられたっけ?あれは効き目あったのかな??

そして青いトタン塀。この向こうには何があるのかな?覗いたら、手入れのされていない雑木林のなかにこれまた手入れのされていない風な古家が建っていました。


さて、暗渠の小径を抜け、ちょっと寄り道。
駅近くの薬局の前を通ると、ケロちゃんとピンク色のサトちゃん。どちらも年季が入っていますね。特にケロちゃんはやんちゃなのかな、顔がきずきず( ;∀;)

そして立石編最後の一枚は、この民家。ちょっと歪んでいる板塀、まん丸の玄関灯、そして明るい青色の外壁、素敵ですね(^^♪
これからも再開発はあちこちで続くでしょうが、このような建物には一日でも長く元気でいてほしいです。

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