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努力で自分を変えることはできない【後編①】

【これを読むと身に付く力】


・モッタイナイ精神をうまく利用する方法。
・やる!と決めたことを三日坊主で終わらせない力。
・長い文章にも負けないでちゃんと最後まで付き合ってあげる優しい力。


【前回のおさらい】

前回の続きになりますので、前編をまだ見てない人は【こちら】を読んでね。

前回までのまとめを簡単にします。
・目標を決め、ひたすら頑張り続ける
 →ストレス社会ではすぐに消耗して、いずれ欲求に抵抗できなくなる。

・環境を変えて、自分の変化を自動化していく必要がある。
 →環境の力を利用し、目標を実行できる環境を自ら作り上げる。


【実践編】

今回は、「じゃあ、どうすればいいの?」にお答えしていきます。
大きく分けて3つあります。

①事前に投資をする。←今回はココの話!
【精神的な環境構築】

②自分の決意に反するものは全て環境から取り除くか変更する。
【習慣的な環境構築】

③公言し、期限を設定する。
【社会的な環境構築】

3つの要素を僕の筋トレに関する体験も含め紹介しよう。

【①精神的な環境構築】

まずは大切なのが、事前に投資をする事。
投資と聞くとなんだか小難しく聞こえるが、簡単に言えば自分の中にある【やる気スイッチ】をポチってあげようねって事。

「おいおい、人によって、やる気出す場所が違うに決まってるから、結局どうしたらいいのか分からねぇーじゃんか!」

という声が聞こえてきそうですが、人間の心理とはとても単純。
経済学の世界で、【サンクコスト効果】
というのがあるのはご存じだろうか?

ざっくり言うと、今まで費やした時間やお金や精神的な思い入れなどが多ければ多いほど少しでもその労力を回収しようとする【モッタイナイ精神】の事です。

例えば、UFOキャッチャーを何回もチャレンジして、
「あと、少し!ここでやめたらモッタイないから絶対に取ってやるぅ!」
と張り切って、結局は普通にドンキで買った方が安いお菓子にお金を費やすことや、

夏にディズニーの行列に並んでいたけど、暑さで耐えきれなくて離れようかと思いながらも、
「ここまで並んだんだから、今さら離れるのはモッタイない!
と言って、結局そのまま並び、アトラクションに乗る前から、既に脇汗スプラッシュマウンテンしている事などが例だ。

一見、自分にとってはマイナスの心理効果でもあるが、使い方を応用すれば味方としても利用する事ができる。
自分が決意した物事に対して、時間的、金銭的、精神的なコストをかければいいだけだ。


【コストをかけまくれ】


僕が実践した具体例を紹介しよう。

僕はラーメンとスイーツがとっても好きだ。
社会人の頃、仕事が終わると22時過ぎ。
「疲れた、お腹空いた。」が口癖。
そんな僕の密かな楽しみは仕事後にラーメンを食べる事、そしてそのあとコンビニスイーツでフィニッシュだ。
そんな状態を繰り返すと、見る見るお腹に浮き輪のように脂肪がたまってくる。
なんとかして痩せなければ!そう決意して対策を考えた。

僕はトレーナーという職業上、どこの施設でも、トレーニングする場所や道具などはあらかた無料で利用させてもらっている。

つまり、運動をするという上で、まったく【金銭的なコスト】や、ましてやわざわざジムに行って運動する、といった【時間的なコスト】がかかっていないとてもナメた環境にいるのだ。

通常パーソナルトレーニングでも大手のジムを利用すれば1クールのセッションで10~30万円ほどは支払う必要がある。

それに対して僕はコストが全くかかってないが故に、意志力だけで頑張ろうとしてもまったく続かないのだ。
ではどうしたか?

・お金を払って別のジムに通う&トレーニング用品の新調
プロテインや、グローブ、ワイヤレスイヤホン等、必要なものをとりあえず購入した。
こうして僕の【ナントシテデモ、モトヲトッテヤル】貧乏精神に火が付き、再び筋トレ生活の幕が開けたのである。

しかし当然ながらこれだけの環境構築では、まだまだ欲求に負けてしまうので残りの、
【習慣的な環境構築】と【社会的な環境構築】
これらを合わせて実践したら、箸の代わりに間違えてダンベルを持ってしまうくらいには成長を遂げる事ができた。

次回、【プロテイン飲んだらしっかり歯磨きするんだよ】編 
お楽しみに!!

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