2024年の旅行業界の注目
2024年、個人的に旅行業界で注目している項目を紹介します。
オーバーツーリズム問題
海外ではパリなどが以前からオーバーツーリズム問題に悩まされていましたが、日本でも京都など一部の人気観光地でオーバーツーリズム問題を耳にすることが増えてきたように思います。
また、政府もオーバーツーリズム対策に乗り出しており、2024年は何かしら具体的な動きがあるのではと思っています。
観光客が増えることは、経済が回る良い面があるものの、既存の交通インフラのキャパシティを超えた場合、「在住者の生活が不便になる」「観光に訪れても人が多すぎたり、待ち時間が長く楽しめない」などの問題があります。
一方で、特に海外からの観光客の場合は、京都などの有名な観光地を訪れてみたいと思うもので、この辺りのバランスをうまくとれる仕組みが求められてくると思います。
旅行業/宿泊業/運輸業の人手不足
すでに2023年でも観光地に訪れた際に感じることがありましたが、人材不足の影響は2024年にも引き続き発生すると思われます。
人材不足の影響により、泊まりたくても泊まれない、宿泊費が高騰する、効率よく移動できないといった問題が出てきます。
すべてを補うことは難しいものの、問題解決の方法としてIT化することでカバーできる領域でもあるため、こうした問題への対策サービスが2024年以降様々出てくるのではないかと思っています。
AIの浸透
旅行業界にもAIが浸透してくる年になるのではないかと予想しております。
これまでも旅行業界 x AIのサービスがちらほら登場はしていましたが、2024年は本格的になるのではと考えています。
領域としては、「空港」「旅行会社」「宿泊業」「飲食業」「アクティビティ」「旅行提案」「公共交通」など多岐に渡ると思われ、それぞれに特化したAIサービスや、既存で提供しているサービスのAI化が進むのではと思っています。
Web3 NFTなどに絡めた仕組み
Not A Hotelなど、すでにNFTを絡めた取り組みをしているサービスもありますが、2024年はNFTやDAOなどのWeb3の仕組みを使ったサービスが広がる可能性があるのではと思っています。
Web3の仕組みは様々な可能性を広げてくれるポテンシャルがある一方、利用までの仕組みが複雑だったりする場合もあり、Web3領域に詳しくない人が、意識しなくても利用/参加できる仕組みがサービス展開できるかが普及の鍵になるのではと思っています。
以上、個人的に注目している2024年の旅行業界の項目でした。
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