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読書記録『冒険の書 AI時代のアンラーニング』

昨日はこちらの本を読了しました。
結論、とっても良かったです。
息子が中学生くらいになったら是非読んでほしいと思い、我が家の限りあるスペースの本棚に置いておくことにします。

本の内容を少し説明

著者は孫泰蔵さん。ソフトバンクの孫さんの弟さんになります。(兄弟でスゴイ…!)

著者の孫さんは、
なぜ子どもは学校に行かなければいけないのか?
なぜ頑張って勉強をしないといけないのか?
なぜ好きなことをしたままま大人になれないのか?
このようなことに疑問を持っていました。

この本はストーリー形式になっており、上記のような疑問を持つ1人の少年が主人公です。
ストーリーの中で少年は様々な哲学者や科学者、起業家など歴史に残る偉人と出会います。
出会いを通して、少年の考えが少しずつ変化していく物語となっています。

特に印象に残った箇所

著者は以下のように言っています。

人生は100年あるのに、その中でたった数年、ちょっと早く、ちょっとなにかがうまくできるようになったからといって、それになにか意味があるわけ?

『冒険の書 AI時代のアンラーニング』より抜粋

子どもが生まれる前までは「子どもはのびのびと育てたい」と言っていた女性たちが、お母さんになると急に教育ママになることがありますが、そこには「この子の真っ白なキャンバスを美しいものでいっぱいにしてあげるのが親の責任だ」という心理が働いているように思います。

『冒険の書 AI時代のアンラーニング』より抜粋

僕が思うに、「やりたいことは特にない」と言う人たちは「やりたいこと」の定義を「お金になるようなことの中で、自分がしたいこと」と限定してとらえているのです。

『冒険の書 AI時代のアンラーニング』より抜粋

読んでいて、納得する箇所ばかりでした。。。
正解を求める日本の教育や、「みんなと一緒」、「ちゃんとした人にならなければいけない」という圧力が子どもの可能性を狭めているのではないか、と思いました。

今後、AIや時代の流れにより本当にどうなるかわからない社会。
それなのに、ずっと同じ教育や考えでやっていてはダメなはず。
今の正解が未来の正解になるかわからない。

本当に、色々と考えさせられました。

というわけで

今日紹介した本は本当に良いと思いますので、もう1度読んで理解を深めたいと思います。
そして、やはり子供を持つ親として、考えさせられることがたくさんありました。
今だに頭の中でグルグル回っています。

とにかく、子どもが好きなことに興味を持ち、熱中できるよう見守っていきたいと思います。

ではまた!


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