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【心に残るプログラムへの想いを語る】ボレロ

心に残るプログラムへの想いを語る、第2回目に選んだのはカロリーナ・コストナー選手の2018-2019シーズンのFS「ボレロ」です。
スケート界では伝説と言われている、名曲ボレロ。
数々の選手が演じた中でも、際立っているのがコストナー選手のボレロでした。

見どころ


わたし的見どころのご紹介です。

スタイリッシュな黒の衣装


コストナー選手の衣装は本当にいつもおしゃれでかっこよく、音楽の世界観がよく表れた衣装はまるでオートクチュールドレスのようです。
デザイナーはロヴェルトカヴァリだったそうで、納得。それらを着こなせる彼女もさすがです。
同じ旋律が繰り返されるボレロ、だからこそシンプルな黒の衣装が世界観にとても合っていると思います。
 


際立つスケーティング技術


シンプルでゆったりとした曲こそ、スケーティング技術が顕著に表れます。
ボレロの曲にのせて一蹴りでぐんと伸びる彼女のスケーティング技術はお手本のようです。
ダイナミックで深いエッジワークのステップシークエンスは、技術があるからこそできる要素です。
安定感とスピードのあるスケーティングに注目です。


 
選手の強みを生かした振付


彼女の強みはポーズの美しさだと思います。
要所要所で入る個性的で美しいポーズ、どこを切り取っても絵になります。
姿勢がよく、体幹がしっかりしていて、膝と肘がしっかり伸びるからこそポーズが映えます。
指先まで意識のある手の使い方は他の選手よりも卓越していて、それらの強みが全体に散りばめられています。
後半の盛り上がりに合わせて、腕の使い方も力強く、エネルギッシュになっていき、力の緩急がとても上手だなと思います。
また彼女からプログラムへの自信を感じられ、氷上で放つ存在感には圧倒されました。
選手経験が長い彼女にしか演じられない円熟した集大成といっても過言ではないプログラム。とても心に残っています。
 
様々なアレンジのボレロがたくさんの選手によって演じられてきて、どのボレロも個性があって好きです。
今後もたくさんの選手によって演じられていくと思うととても楽しみです。

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