【組織課題】150社を支援して感じた組織課題と解決策まとめ
みなさん、こんにちは。ポテンシャライトの寳田(ほうた)です🙋♀️
本noteは、下記「HR new trend. ポテンシャライト 3weeks calendar」の第八弾になります!
※「HR new trend. ポテンシャライト 3weeks calendar」とは:
本日から3週間 ポテンシャライトがキャッチしているトレンド/ノウハウをnoteにアウトプットしていきます。コロナの影響でお時間が捻出できている方もいらっしゃるかと思います。そのタイミングでポテンシャライト のトレンド/ノウハウを共有しよう、という試みです。
上記がカレンダーになります!(詳細な内容は上記noteのリンクをご覧ください)
では、本題を。
==============================
今回はベンチャー企業における組織課題についての内容になります。
ポテンシャライトではこれまで150社ほどの、色々なフェーズの採用の支援をさせていただいております。最近では「採用」だけでなく、組織のことを相談されることも増えてきました。色々なフェーズであるからこそ課題も異なります。
「組織作り、どうやったらうまくいくのでしょう?」
そんな相談をいただいた時参考になれるように、ベンチャー企業のフェーズ別で課題/取り組みを洗い出してまとめたのが本noteになります。
※あくまで当社にて分類したものを元に記載させていただいておりますのでその課題が当てはまるかどうかは異なります。そのため、取り入れられるところは取り入れるなど一事例として参考にしていただければと思います。
▼このnoteを読んで欲しい人
- 現状の自社の組織に違和感を感じて、
組織づくりに奮闘されている方
- これから組織を創っていこうとされている方
では始めます!
0.はじめに
つい先月のこと。
🙍♂️「実は以前退職者が増えてしまったことがあり、未然に防ぐためにどんなことをしたら・・・?」
🙎♀️「採用がある一定充足したのですが、オンボーディング強化しようと思っていて・・・」
・・・と、ご相談を受けることが多くなりました。組織が拡大するにつれて組織づくり、組織マネジメント、オンボーディングなどの課題も大きくなっていくものです。強い組織であること、それを創り上げる事により、メンバー1人ひとりの能力を最大限に発揮できるだけでなく、企業戦略もスムーズに実行できるのではないでしょうか?
私は前職大手人材紹介会社(国内で900名ほどの組織)にいたのですが、ポテンシャライトという10数名の規模の会社に入社して色々なギャップに遭遇しました。驚くことも多々ありましたが、今考えると、前職でも少なからず組織の課題は存在していました。ベンチャーにおけるもの、大手で感じたものそれは全く違うなと正直感じています。
よく「30人の壁、50人の壁、100人の壁」と言われることがありますが、それぞれのフェーズでどんな課題があるのか、対策法は何があるのか気になり、できる限り洗い出してみました。
1.ベンチャー企業の組織に対する課題とは・・・?
結論からお伝えすると組織に潜んでいる課題は全部で50つほど。項目別で大きく分けると5つに分類できました。
どのように課題抽出をしていったのかをここからお伝えさせていただきます。
1-1.課題抽出方法
大枠は下記の内容から組織の課題のみを抽出していきました。
①「組織づくり」に関するベンチャー企業のブログ
②HRテックのツールの導入事例
③各メンバー担当企業のヒアリング/各メンバーのこれまで在籍企業のヒアリング
フェーズ別で100社ほどのベンチャー企業の中で生まれる課題を書き出していきました。
(少しぼやけていて恐縮です・・・)
<課題>
・適材適所な人材配置ができない
・人事評価に工数がかかる/フローが長い
・評価制度がない/曖昧
・オンボーディングの仕組みが整っていない
・スキルアップ支援ができていない
・マネージャー不足
・社員の情報を知らない
・社員同士のコミュニケーションが少ない
・共有する場がない
・意思決定のスピードが遅い
・MVV(Mission/Vision/Value)がない
・人事がいない
・トップダウンである etc...
2.大きく5つに分けられる組織課題
上記表の通り、洗い出していくと大きく5つに分類出来ることがわかりました。
...これだとどんな分類?となりそうですのでそれぞれ書き出してみます✏️
2-1.【評価】における課題
2-2.【育成】における課題
2-3.【コミュニケーション】における課題
2-4.【MVV】における課題
2-5.【その他】
3.フェーズ別で分けてみると・・・
ここまで課題を羅列させていただいたのですが、全ての課題が企業で起こるわけではないですよね。「課題Aは起きるけどうちの組織だと課題Bは起きなそう!」という声も聞こえてきそうです。実際に全ての企業で言えるわけではないのですが、せっかくですので起こりやすい課題をフェーズに分けてみました!
今回 はこのように分けさせていただきました!フェーズの定義は下記の通り💁♀️
▼定着期
・創業時〜20人になるまでの0→1の組織フェーズ
▼育成期
・20人〜50人までの第二創業期くらいの1→10の組織フェーズ
▼活性化期
・50人〜100人以上の10→100のを組織フェーズ
3-1.【定着期】に起こりやすい課題
創業期から20名くらいの規模感であれば、マネージャーがCEO、または専任の人事がいないなんて状況も多いのではないでしょうか?そんな中で組織を拡大すべく採用を強化しているので「オンボーディングの仕組み化」に課題感をお持ちの方も多いです。
3-2【育成期】に起こりやすい課題
続いて20名から50名と、ある程度メンバーが揃ってきて今から会社としても攻めていこうというフェーズの育成期。Mission/Vision/Valueは設定したけど、なかなか浸透している気がしない、トップのボードメンバーとコミュニケーションを取る機会が減ってきた、などと感じる方も多いのではないでしょうか?
3-3【活性化期】に起こりやすい課題
さあ、組織としても100名規模とかなり拡大してきた活性化期。色々なバックグラウンドを持つ多様性な組織になりつつある頃なのではないでしょうか?ここでは、部署間のコラボレーションが少なくなったり、メンバーの管理のためのツールなどを導入する企業さんも一気に増える気がしています。
・・・フェーズごとに分けてみて改めてわかったのですが、やはり課題感は全く違いますね。
4.課題に対する取り組みって正直何やっているの・・・?
これまで課題について記載させていただきましたが、それを把握するだけでなく、その課題に出会った時の対処法も合わせて知っておきたいですよね。
・・・ということで施策もそれぞれ挙げてみました🙋♀️
※ポテンシャライト・そして個人的所感も含めて記載させていただいておりますので1施策のひとつとして参考にしていただけると良いと思います。
例えば・・・
▼「オンボーディングの仕組み化ができていない」という課題
<取り組み>
・入社前todoをタスク管理
・社内ノウハウを格納
・研修実施(入社前/入社後) etc...
▼「Mission/Vision/Valueの希薄化」という課題
<取り組み>
・MVVパンフレット
・MVVに沿った人に向けた表彰制度
・朝礼などでMVVに沿った行動発表 etc...
▼「部署間の連携がない」という課題
<取り組み>
・定期的なアウトプットの場
・組織体制変更
・社内イベント
・私の仕事紹介/自分語り会 etc...
4-1.(気になる方向け)当社のオンボーディングTips
オンボーディングに関する取り組みは企業によって様々ですよね。参考までに当社のオンボーディングでは【入社前〜定着】で起こる課題と取り組みをご紹介させていただきます!
可視化したのがこちら💁♀️
・・・実際にどのように取り組んでいるのか、弊社ではasanaにてタスク管理を行なっているのですが、入社される方にもasanaを展開し、そちらで入社前の諸々をお伝えしております。
<ポテンシャライトの入社前asanaタスク>
▼入社前タスク(1)
基本的な一般基礎やツールの使い方、ポテンシャライトでのルールや文化を理解してもらう用のasana。
▼入社前タスク(2)
実際に実務を始める中で不明点、疑問点もあるかと思います。そんな時に見るのがこちらのasana。
▼入社前タスク(社員向け)
入社される方だけではなく、メンバーも受け入れる体制がないといけないですよね。そのためメンバー向けのasanaもあります。
5.最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!今回はベンチャー企業の組織に潜む課題やそれに対する取り組みを簡単にまとめさせていただきました。
・・・しかしながら、この取り組みで全て解決されるわけでもこの課題だけが起こるわけでもありません。様々な組織のカラーがあるように様々な組織の課題があります。一つずつ一つずつ課題を払拭できるよう、そんな方々のお役に立てたらとより頑張っていきたいと思います。(突然の意気込み、失礼しました)
ポテンシャライトでは、採用の部分はもちろんのこと、組織設計や取り組みなどのご相談も受け受けておりますのでぜひ、お気軽にお声がけくださいませ!
<ご相談窓口はこちら>
※無料採用相談実施中ですので、お気軽にお問い合わせください!
個別に私へのご相談も大歓迎です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?