CIリニューアルの軌跡
2024年4月、株式会社リィの7期目がはじまりました。
桜色舞う春に、新卒社員10名、中途社員12名、計22名が新しく仲間になってくれました。
そしてこの度、LiiはCIを大きくリニューアルしました。
その軌跡や思いを伝えたくて記事にしましたが、長くなりそうですのでお付き合いいただけると嬉しいです。
ときは2018年。
久屋大通駅の交差点近くのサイゼリヤ。
ここで私たちは「株式会社リィ(Lii Inc.)」と会社名を決めました。
「Life is interesting!」の頭文字をとった社名は、誰もが人生を謳歌できることを願いながら、そして私たちがそのきっかけとなる存在になろうという決意を込めました。
晴れて2018年11月1日、私たちは株式会社リィとして登記、創業するわけです。
MVV 1.0/創業
社名にも込めましたが、創業当時から私たちLiiにはMVVがありました。
みんながそれぞれ、自分の人生を胸をはって幸せだと言える世界にしたい。私の人生は最高だって言える人を1人でも増やしたい。Liiがそのキッカケになるという使命を言語化したのがMission(ミッション)。
そして、このミッションを実現するためには誰かに何かを与えてもらうことを待つのではなく、自分自身で人生を楽しめる環境をつくることや、どんな環境においても楽しく生きられるマインドの人を増やす必要があると明文化したものがVision(ビジョン)。
これらを、最短最速で実現するために、迷わないように、Liiにおいて是とする価値観を持っておくよう定めたものがValue(バリュー)。
このLiiのMVVは、立ち上げから5年、なくてはならないものでした。
いつもMissionを思い、私たちは何者なのか、何を成し得るために作ったチームなのかと自分たちに問い続けました。
そして、Missionへの道すじは果たしてVisionに沿っているのか、私たちは人生を謳歌する人たちを増やすことができているのかをを常に考え続けました。
選択やあり方に迷うときには常にLii Valueに立ちかえってきました。「今の行動、言動でLiiのファンになってもらえてるかな?」「まずは打席に立つことだ!」「どっちの選択がワクワクする?オモロい?」と。
Liiの意思決定の最上位概念は、常にMVVでした。
社長や上司の気分や主観で物事を決めることはこれまでほぼ一度もありませんでした。
そのくらい、LiiにおけるMVVは大きな意味と役割を持っていました。
MVV 1.5/Valueのリファイン
2022年4月、スタッフがちょうど50名ほどになるときにValueをリファインしました。同じコトバを使っても、解釈の幅が広がってきたことにより共通の価値観としての機能が弱まったことを感じたことによります。
Value bookというものをつくり、より「どんな場面のどんな思考や行動を指すのか」をより詳細に噛み砕き言語化、視覚化しました。
これはとてもLiiのカルチャーをより強固に、ユニークにすることに寄与しました。
ぜひ以下の記事も読んでみてください。
創業から5年と5ヶ月、事業を大きくピボットさせたサービス、100名以上の社員に浸透する圧倒的なカルチャー、M&A、全てはMVVにしたがって意思決定しながら作ってきたものであり、これがなければこのスピード感でこの規模までに拡大することはできませんでした。
理念で飯は食えないという人もいるけれど、理念がなければ「仕事が楽しい」「Liiで働くことがシアワセだ」と言ってくれるスタッフたちとおいしい飯を食うことはできなかったといっても過言ではありません。
とても順調に成長拡大してきましたが、課題が浮かび上がります。
2023年10月、Lii sports事業におけるスタジオ数が全国に10以上となり、社員も100名を超えたあたりです。
「Liiは好きだけど、ついていけない」
Liiを創業してからここまでの5年間は、より早く速く遠くにいくことが必要でした。上述したValueにもあるように「挑戦しよう!」「チャレンジすることが正義だ!」「質より量だ!」「とにかくスピードだ!」というスタンスでした。そのため、LiiのMVVに行動レベルでついてこられない人はLiiの仲間でいつづけることが難しいことも事実でした。ついてこられなさそうだと判断した方は採用をお見送りさせてもらったし、実際Liiに入ってみて想像以上のスピードとチャレンジ精神に疲れて離れていく人もいました。
0→1、1→10を超えた今、次のフェーズは「10→100」。
「より早く速く遠くにいく」ことはもちろん変わらないのだけど、この「Liiのことが大好きで共感してくれる人なのに、求めるマインドと行動レベルが高すぎてLiiにいられない」という人たちを取りこぼしてしまうことは果たして「10→100」のフェーズに相応しいのか、Liiにとってプラスなのか?本当にそれで早く速く遠くに行けるのか?という問いを立てたのが、2023年9月の経営合宿でした。
「Liiのことは好きだけど、ついていけないからさようなら」という人たちをなくしたい、思いに共感してくれているなら、その人たちとは仲間でいたい、思いが同じならば仲間は多い方がいい、という考えにアップデートすることにしました。
※当然ながら、そもそもカルチャーフィットしない人やLiiが別に好きでない、Liiの思いに共感していない人に関してはExitしてもらうことに変わりはないということだけは書いておきます。
MVV2.0/CI・VIのリニューアル
そこからリブランディングプロジェクトを立ち上げました。
改めて、私たちは世の中に対して何を成していくのか、何のために存在するのかを考え直しました。それにともない、全てのIdentitiyを再定義するに至りました。
2023年10月1日、Liiの全社総会「All Hands Meeting」でリリースした、Mission(ミッション)に代わる新しい最上位概念がこちらです。
宣誓
よりLiiらしさ、ユニークさを強化していこう。どことも戦わない、唯一無二になろう、という決意とともに「Mission」とすることをやめ、「宣誓」としました。
運動でドキドキをつくる私たちらしい、運動会を彷彿とさせる「宣誓」。語感、リズムにもこだわりました。
これが、私たちLiiが世の中に約束する使命であり、存在意義です。人生をオモロくする人を増やしたいという思いは創業時から変わっていません。それをもっと解像度を高めるため、「人生がオモロくなるとはどういう状態か」「毎日が楽しいと感じるときの感情とは」経営合宿でたくさん議論し、その後もCOOの羽田とカンヅメで考えぬき、行き着いたキーワードが「ドキドキ」でした。
運動で心拍数が上がるドキドキはもちろん、新しい挑戦へのドキドキ、青春のドキドキ、明日もドキドキする楽しみなことが待っている日々、私たちは「ドキドキをつくる」会社に進化しよう、と。
Lii ism(リィイズム)
そして次に、今回のLiiのあり方を見直すキッカケとなったValue。
こちらも「Lii Value」から「Lii ism(リィイズム)」に変え、Liiのみんながそれぞれ目指したいステージを選べるよう3段階で設計しました。
1段階目が「Regular ism」(レギュラーイズム)
これは、Liiの社員やLiiに関わってくださるパートナーの全員が共有し体現することを約束するものです。
挑戦しなければならないという「must感」をなくし、挑戦の機会があればそれをみんなで楽しむこと、自分が挑戦する側でなくても「挑戦する人を応援しよう」というメッセージを込めました。
あわせて、こだわったのが「More」という表現。Liiはもともとこのレギュラーイズムが体現できる人しかいません。
これまでのValueにあった「ATY(圧倒的陽気!)」により、遊び心を持って楽しめる人たちばかりだし、毎日全社員で運動をしているので、心身ヘルシーで元気な人がとても多い。コンプライアンスも、組織づくりもいつも公明正大に裏表なくホワイトに、いや、クリアにやってきた。
今でもとてもできている。でも「もっとやろう」「もっとつきぬけよう」というメッセージを込めて「More」にしました。
2段階目が「Advance ism」(アドバンスイズム)
これは、もっと影響範囲を広げたい、もっと価値貢献したいという、たとえばリーダーを目指すような人たち向けのものです。
現在の組織が140名。そしてこれから2倍、3倍の規模になっていくときに、みんながみんな大きな挑戦ができなくてもいい。でも、高みを目指したい人にはよりコミットしてほしいし、率先垂範をすべきだし、挑戦もしてほしい。それが、アドバンスイズムです。
そして最後、3つ目が「Board ism」(ボードイズム)
これはボードメンバーが体現することを約束したイズムです。
特に大事にしたいのが「More Cute!」
ボードメンバーは、だんだん誰かから指摘されたりする機会も減り知らず知らずのうちに自分が偉くなったような気持ちになってしまう可能性があります。自分が全てを作ってきたような勘違いをしないこと、ボードメンバーというのはあくまで役割であり、偉いわけではない。驕らず、どんな人にも敬意をもって接し、いろんな人に助けてもらうことを実践する。
これらを、あえて言語化することがとても大事だと思っています。ふと立ち止まり「私はこの考え、行動ができているだろうか」と省みながら進んでいこうと思います。
タグライン
ここまでご説明した「Liiイズム」を体現しながら、「宣誓」を実現していく。
そんな私たちが、世の中に問いかけるメッセージがこちら。
「ドキドキしてる?」という意味です。私たちは、運動で心拍数が上がるドキドキ、新しい挑戦へのドキドキ、青春のドキドキなど、「ドキドキをつくる」会社であることをタグラインに込めました。
今や、Liiのみんなが日常的に「ドキドキしてる?」と問いかけあったり、ドキドキした経験をシェアしてくれたりするのでとても嬉しいです。
コーポレートロゴ
CIのリニューアルに伴いVIも全て刷新しました。
これまで、コーポレートロゴとサービスロゴが同じだったため、今回新しくコーポレートロゴを作りました。
ロゴマークはドキドキする心拍の波形、心が波打つ様子を表しました。大人になっても、何歳になっても、青春のようなドキドキする日々を送ることを表現したい思いを込め、「青春ライトブルー×Liiイエロー」としています。
また、これからLiiは現在のサービス以外にも「良質な運動機会」をたくさん作っていくという決意を込めてサービスロゴのイメージからの脱却を図り、少し丸みのあるロゴタイプにしました。
コーポレートメンバーも運動しよう!と、本社は運動ができる広いスペースがあり、エアロバイク、ランニングマシーン、卓球台、各種ボールなどがありみんな気分転換に運動をしてドキドキしながら仕事をしています。
サービスロゴ
サービスも、今はブランド展開が5つになったこともあり、ロゴをリニューアルしました。
Lii sports junior以外の3ブランドは、運動支援に特化した児童福祉事業です。
福祉には、淡い優しいカラーや丸みのある可愛いデザインが多いですが、私たちは「Liiらしさ」を追求するため、あえて角張ったロゴ、ビビットなカラーで「こんな選択肢もあるんだよ」をメッセージとして伝えたいと思っています。
Liiのある世界とない世界
私が今強く思っていることは「Liiのある世界線を広げていきたい」ということ。全国に1,000名以上いるLiiユーザーのNPS(顧客満足度調査)でも温かい言葉をたくさんいただいたり、私のX(twitter)にも「⚫︎⚫︎県にも出店してください」とメッセージをいただいたりします。
Liiに来た子どもたちが「Liiがもしなかったら」どんな風だったかな。
Liiに来たことで変化があったなら、その差分がLiiの存在価値。私たちは、全国どこにいてもLiiのサービスが受けられるようにしたい。Liiのある世界を増やしたい。
あわせて、Liiのスタッフにも思っています。
Liiという会社、Liiという職場や仲間に出会った世界と、Liiを知らなかった世界。Liiにいたからこそ得られたものが、働く人にとっての「Liiの価値」。
Liiで働くことで自分を幸せにできる人が、1人でも増えると嬉しいなと思っています。
今回、会社が成長したからこそMVVに違和感を覚え、アップデートするに至りました。創造と破壊です。嬉しいこと。そして、今のメンバーたちと作った宣誓やLiiイズム、タグライン、ロゴをとても気にいっています。
でもまた、Liiを大きく育てながら破壊するときがくることを願います。
そのために、私はLiiがもっと世の中になくてはならない会社になるようにコミットします。私が誰よりもLiiを通して世の中を良くすることについて考え行動します。私が圧倒的にドキドキする挑戦をし成長します。私よりも優秀な人にLiiの仲間になってもらえるよう、夢を掲げて発信し続けます。
もっともっと羽ばたくLiiを、楽しみに見守ってくださると嬉しいです。
Liiのみんな!毎日ドキドキがんばろう!!
Lii founder CEO / CBO
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