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添加物から自分を守ろう!健康のためIBSのために知っておきたい基礎知識~甘味料編~

原材料を見ても、よく分からないフレーズだらけ。

そんなことはありませんか?


これは添加物なのだろうか、身体に良いのか悪いのか。
見れば見るほど余計分からなくなってきますよね…

FODMAPを気にされる方は、高FODMAPなのか低FODMAPなのかはっきりさせたいはずです。


そこで今回は添加物について解説していこうと思います。
同時にFODMAP分けもしていきますよ!


しかし、添加物といってもその数は計り知れないくらいに存在していて、挙げるとキリがないので、ジャンルごとに分けて見ていきましょう。


この記事では甘味料にスポットを当てて見ていきます。
原材料表記でよく見かけるワードをメインに説明するので覚えやすいかと思います。

FODMAPを気にされる方にとって甘味料は特に重要な項目になってきますので、ぜひ頭に入れて頂きたい内容です。

摂りすぎると下痢や胃痛などお腹の不調に繋がる他、健康に害を与えてしまうものなどもあるので要チェックです。



~甘味料とは~

まず甘味料について詳しく説明します。
この章に関しては特に覚えなくてもよいので、‟そうなんだ~”くらいのテンションで気軽に読んでいただけたらと思います(*´▽`*)


甘味料は名前の通り食品の甘みを演出するものです。
よく間違えやすいのですが、甘味料全てが添加物という訳ではありません。

わたしたちがよく使う砂糖も、甘味料の一種になります。


甘味料は、糖質を原料とした糖質系甘味料と、
糖質を原料としない甘味料の非糖質系甘味料に分かれます。


・糖質系甘味料
砂糖などの天然糖、デンプン由来の糖類、オリゴ糖、糖アルコールなどがあります。

例)砂糖、ショ糖、ブドウ糖、果糖、
糖アルコール(ソルビトール、キシリトール、エリスリトール他)、
オリゴ糖(ガラクトオリゴ糖、パラチノース、トレハロース他) など

※キシリトール、やエリスリトールは人工的に甘味成分を抽出したものであり、「人工甘味料」に当たります。

・非糖質系甘味料
糖質を原料とせず、化学的に合成して作られたもの。
非糖質系甘味料は更に天然甘味料合成甘味料に分類されます。

合成甘味料は食品由来ではないため、食品添加物として扱われます。
特に危険と言われている甘味料です。
また、合成甘味料も人工的に作られているのでキシリトールなどと同じ「人工甘味料」に当たります。

人工甘味料の中に食品添加物があるというイメージです。

天然甘味料:ステビア
合成甘味料:アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、アセスルファムカリウム


*こちらの表が分かりやすいかなと思います。
https://www.ishiyaku.co.jp/corrigenda/456450/456450_01.pdf


食品添加物以外のものは‟甘味目的の食品”として扱われています。

食品添加物に関しては、使用できる食材や使用する量が決められているもの、決められていないもの、そして自然界に存在する既存の添加物の3種類があります。


~添加物や人工甘味料を使う理由~

家庭料理などで甘みを出すには砂糖を使用することが多いと思いますが、砂糖には欠点があります。

砂糖には酵母(イースト)の栄養源になるため酵母が繁殖してしまい、食品の品質劣化に繋がります。

そのため、商品の保存性を高めるため砂糖の代わりに甘味料添加物が使用されています。

その他、糖尿病や肥満、虫歯予防を目的として使われることもあります。


~危険な甘味料~

先程(第1章で)述べた合成甘味料(=添加物)は特に危険と言われているものです。

たとえ健康を害さないよう配慮して使用されていたとしても正直避けたいところです。少なからずとも身体に影響を及ぼしてしまうことは間違いないでしょう。

しかしながら、わたしたちが日常過ごしていく中で、様々な商品に使用されており避けられない部分があります。


ここでは特に危険と言われている甘味料を挙げます。
海外では禁止されていても日本では使われているものや、また逆のものも存在します。

どちらが正解という訳ではなく、それだけ危険ということでもあるのでなるべくこれらが添加された商品は避けることをおすすめします。


・アスパルテーム

表示名「L‐フェニルアラニン化合物」
※アスパルテームの改良版としてネオテームという添加物が存在しますが、これも危険視されています。

日本で見られるアスパルテーム含有商品
コーラ、カルピスソーダ、ゴールドブレンド、ミルクココア、ジョア、ソフール、森永甘酒とおしるこ、パルスイート、スクラート(薬) etc


ダイエット食品や清涼飲料水、お菓子類などに使われています。
甘さはなんと砂糖の200倍もあるそうです。

天然には存在しておらず、化学的に合成されたものです。
摂取すると、フェニルアラニンとアスパラギン酸(アミノ酸)と有毒なメタノールに消化吸収されるのだとか。

メタノールは猛毒と言われるほどで、失明や死に至るとも言われています。アスパラギン酸と合わさることにより、毒性を高めてしまうという説もあります。

フェニルアラニンは、ヒトの体内にも存在し、幸福感を与えてくれるホルモンです。

しかし、単体で摂取してしまうと脳細胞を過剰に刺激してしまい、脳障害や頭痛、不眠症、知能低下、皮膚ガンや血液のガンが増えるという研究結果もあります。

それぞれの成分の理由から、この添加物は健康被害をもたらすと言われています。


・サッカリン

世界初の甘味料。砂糖の500倍もの甘さなのだとか。
ゼロカロリーなので、ダイエット飲料などに使用されることが多いです。

以前は発がん性のリスクがあると言われていましたが、その後の研究によりそのリスクはないとの見方が優勢となりました。

日本ではあまり見かけない添加物ではありますが、海外ではよく使用されています。

発がん性はないと言われているものの、少し気を付けたい添加物です。


・アセスルファムカリウム

砂糖200倍の甘さ。こちらもノンカロリーです。
アスパルテームやスクラロース、ステビアと組み合わせて使われます。

アセスルファムカリウム自体に危険性はないものの、製造過程で発がん性物質混入の可能性があるとも言われています。


~覚えておきたい甘味料&FODMAP分け~

*食品として扱われる甘味料


★特に注意したい!
下痢や胃痛などお腹の不調をもたらしやすい甘味料(=糖アルコール)

※高FODMAPに分類されます。

エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、
イソマルチトール、水飴、還元水飴、還元パラチノース


・低FODMAP

砂糖、ショ糖(=スクロース)、ブドウ糖(=グルコース)、ブドウ糖果糖液糖(果糖よりブドウ糖が多い)

・高FODMAP

麦芽糖、果糖(=フルクトース)、オリゴ糖、甜菜糖(てんさい)、
果糖ブドウ糖液糖=コーンシロップ=異性化糖(ブドウ糖より果糖が多い)、
乳糖(=ラクトース)、ラフィノース(オリゴ糖の1種)、トレハロース、
フルクタン、ガラクトース、

エリスリトール、マルチトール、ラクチトール、
イソマルチトール、水飴、還元水飴、還元パラチノース
※太字=糖アルコール→特に注意


*食品添加物として扱われる甘味料


★特に注意したい!
下痢や胃痛などお腹の不調をもたらしやすい甘味料(=糖アルコール)

※高FODMAPに分類されます。

キシリトール、ソルビトール、マンニトール


・低FODMAP

使用基準なし(使用できる商品や、量に制限がない)
アスパルテーム(危険視)、ネオテーム(危険視)

使用基準あり
アセスルファムカリウム(危険視)、
グリチルリチン酸二ナトリウム、
サッカリン(危険視)、サッカリンカルシウム(危険視)、
サッカリンナトリウム(危険視)、
スクラロース

既存添加物(自然界にあるもの)
カンゾウ抽出物(カンゾウエキス、グリチルリチン、リコリス抽出物)
ステビア抽出物、ステビア末


・高FODMAP

使用基準なし
キシリトール、D-ソルビトール(D-ソルビット)
→糖アルコールに分類(特に注意)

使用基準あり
D-マンニトール(D-マンニット)
→糖アルコールに分類(特に注意)

既存添加物
D-キシロース(キシリトールの原料)、トレハロース


~まとめ~

横文字がズラズラと並び、頭がポカーン( ゚д゚)としてしまったかもしれません。よく最後までご覧になりました!

なるべく分かりやすくと思い解説してきたのですが、少しでもご理解いただけたでしょうか?


簡単にまとめると以下の3点です。

①甘味料は全てが添加物ではない。
②危険な甘味料は合成甘味料(=食品添加物)
③お腹の不調で悩む方は高FODMAPな甘味料を避ける


たったこれだけ!


名前を全部覚えるなんてとても大変なことですので、
~覚えておきたい甘味料&FODMAP分け~を見ながら
買い物時にお役立ていただけたらと思います。

最初は少し時間がかっかてしまうかと思うのですが、見ながら買い物していく内に自然と感覚で避けるべきものが分かってくるようになりますよ(´▽`*)


まずは行動に移すところから!
少しずつやってみてくださいね♪

何か分からないことがあったら
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今日は甘味料について述べてきましたが、添加物はまだまだたくさんあります。

ジャンルでいうと、



あと17個くらい。



…Σ(´∀`;)



甘味料ほど難しくはないので、ぜひ他のジャンルも見てみてくださいね!

その他の添加物に関しては、また追々記事にしていこうと思っております。


今日も最後までご覧くださりありがとうございます。
少しでもお役に立てましたなら幸いです。


IBS料理研究家あゆ


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