Annaの日記　世界一適当な子育て論③

　生まれて3か月くらいで育児書の書いてる事と全然違うと嘆いているお母さん、
　毎日ＳＮＳの情報に振り回されて、無事生まれるか心配で心配で仕方ない妊婦さん、バカみたいにＳＮＳで見つけた赤ちゃんグッズを毎日のように買う妊婦さん

　今すぐ、その育児書を捨てて、ネットをみるのをやめなさい。

　生まれる前にいくら予習したって、現物を目の前にしたら全然違ってパニックになるのは目に見えている。
　「赤ちゃんに便利！」とＳＮＳで読んで買ってみてもほとんど使わなくて終わりメルカリでたたき売りして、「お金がないない」と嘆くだけだ。
　そんなものは生まれてからでも十分Ａｍａｚｏｎが翌日に届けてくれる。

　生まれてからも、「育児書にはこう書いてあったのに・・・」と自分の子がまるで「普通じゃない」と決めつけたかのように、嘆いてネットを読み漁り、すぐに何かの病気に結び付けたがるのはやめなさい。
　そんなに心配なら、ネットで読み漁る前に小児科に行きなさいな。

　そして・・・

　そんな時間があるなら、1分でも寝なさい。

　心配になるのはわかる。しかし、その心配の9割は寝不足から来ている。

　子育てに限らず、人間が悪い方向に思考を持っていくときは大概寝不足の時なのだ。

　そりゃそうである。あんな大変な思いをして産んでからまともに寝ずにここまでやってきているのだから。

　「最初は3時間ごとの授乳で大変だけど、新生児過ぎたらだんだん長く寝てくれます」ととある育児書で読んだ。

　　「バカ言え！！」というお母さんのほうが圧倒的に多い。

　1時間もまとまって寝ない。抱きながら2時間くらい揺らさないと寝ない。
　置いたら「背中スイッチ発動」でギャン泣き・・・

　これだけでも大変なのに、やれオムツ交換、ミルトンして、
服は旦那との洗濯とわけて手洗い・・
けど気になるからＳＮＳみちゃう。
　育児書に書いてあったからと、上しか見えない赤ちゃん連れて毎日散歩に出かけ、
外のホコリがついたからとお着換え・・・

　基本抱っこで一日を過ごして、時間になったら読み聞かせ。テレビは見せない。
　お風呂のあとは入念に乳液をぬって保湿保湿。おっぱいマッサージもかかさず毎日！
　早々に寝返りの練習、ベビーマッサージ。
　赤ちゃんの写真を撮るに撮ってSNSにアップ！
　成長に悪いから20時には消灯。。

　で、旦那のご飯は冷凍食品
　　　　掃除は、ルンバ・・・
　　　洗い物と洗濯は仕事で疲れ切って
　　　　帰ってきた旦那の仕事

　こんな「教科書通り」な生活をしていたら、確実に自分はつぶれ、旦那に当たり散らかし、旦那は浮気したくなり、家庭内は崩壊する。
　赤ちゃんはどんどんわがままになり、振り回され時間を取られ、旦那は後回しかストレス発散の当たり散らかす対象。

　私は生まれてからも唯一守った事がった。
それは

「ごはんをおろそかにしない」

　確かに大変だ。首も座っていない子をつれてはスーパーですら大仕事。
　クタクタのままキッチンに立って、包丁で何度も手を切った。

　でも、これを投げ出したら夫の仕事のモチベーションも下がるし、出来立ての美味しいご飯を
食べるのは気持ちを豊にする。
(作ってくれる義母でもいれば最高だがうちは
　それが叶わない環境だった)
私も毎日カップめんでは体力がもたない。
　まともなおっぱいは出ない。
　家族の前に夫婦に亀裂が入ると思っていた。

でもこの習慣だけは
守って今でも正解だったと思う。
最初にこれを放棄したら、9ヶ月たっても
食事は「エサ」のままだったと思うし、離乳食時にてこずり結局子供を溺愛しているのに、すべてレトルトの離乳食となっていただろう。

　しかし、全くストレスに感じない男性もいるだろう。幸せな話だ。
　仕事で疲れて家に帰って全くご飯がなくてコンビニで買ってきても、母親が赤ちゃんと遊んでいる横で、山ほどの食器を洗うのも・・洗濯をたたみながら「やり方が違う！」とヒステリックに怒られることも。

　その家庭で違うので一概に言えない。
　だからこそ、育児書やＳＮＳは見ない方がいいのだ。

　　　　　比べてしまうから・・・

　1日は誰にとっても24時間しかない。すべて完璧なんて不可能なのだ。
　（両親はじめ、手伝ってくれる手が10本以上あれば話は別）

　なら何をしないといけないか。

　「無駄な事は諦める」　これしかない。