Annaの日記 世界一適当な子育て論②
我が子の寝顔をみて普通の母親なら
「あ~世界一かわいい♡」
「おおきくなってくれてありがとう!」
とか話しかけているんだろうが、
私は毎度感じることがある。
「よくこんなんで人間は進化できたな」と・・・
9か月自然界に生きて、
未だ彼女は意志を伝えるどころか
一人でごはんも食べられなければ、
おむつも変えられない。
もちろん歩くことも出来ない。
こんなの動物界でもっとも遅く、ジャングルの中にいたら一番に獲物にされてしまう。
動物の中には、生まれてすぐ立ち上がり自分の足であるく。
犬はもう9か月ともなればそろそろ赤ちゃんを産む事が出来る。
私はこの9か月、「赤ちゃんを愛でる」なんて余裕はなかった。
SNSの世界では、毎日かわいい洋服をきて、キレイな部屋で自分も化粧バッチリして赤ちゃんの写真を投稿している人が沢山いるが、
正直、家事育児をまともにしていない証拠を自分でさらしているようなものかと思う。
私は生まれてから毎日、どうにかこの命を絶やしてはいけない
という使命だけで育児をしてきたように思う。
赤ちゃんというのは本当にもろい。
9か月たった今ですら、二日放置したら簡単に死んでしまうだろう。
喉が渇いても自分でミルクを作る事も出来なければ、飲むことすら出来ない。
おむつからうんちが漏れていても自分で替えることも出来ない。
泣くだけ泣いて、疲れ果てて絶えていくのは目に見えている。
いつも感じる。毎日のようにニュースになる、虐待やネグレクト
案外2歳~10歳と月齢が高い子が多い。
そこまで頑張れたのに・・・と。
「ひどい母親だ!」と皆にたたかれても、毎晩睡眠不足でおっぱいをあげて、おむつを替えて、お風呂にいれて、離乳食をあげて・・・
これを少なくとも今私以上の長い時間やってこれたのだ。
それも結構な確率でシングルマザーで。
すごい事だと思う。
私は夫がいなかったら、とっくに育児ノイローゼになって施設にあずけていたかもしれない。
「高齢出産は精神的に余裕があるからね」と意味のわからない励ましをよくもらったが、
「母親一年生」は20歳だろうが40歳だろうが一緒なのだ。
高齢はとにかく体力がない。
そして、今まで「自分時間」という
どっぷり一人の時間に浸っていた為、いきなり人生すべてを子供に尽くしなさいといわれても無理なのだ。(出来る人が普通と思いますが・・・)
しかし、産むと決めたのは私。
こんな日常は目に見えていたのに、彼女が与えてくれた幸せは大きいのに、あの泣き声で一瞬で動悸がしてくる・・・
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