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生活を整えるスパイスと野菜

抗がん剤治療中の父が、お米とパンが苦手になってしまったらしい。
どんな感じかと聞くと「つわりと二日酔いを足して2で割った感じ」という、わかるような分からないようなことを言う。てかつわりは経験してないだろ。

で、母はとりあえず、新じゃがを茹でて与えているようなのだけど(給餌みたいな言い方じゃん、と思ったけどおそらく茹でたうちの一部は実際お犬様に与えられているのだろう)

それを夫に話すと、なぜじゃがいもなのか?と聞いてきた。
炭水化物であるからと答えると、「じゃがいもは野菜じゃないのか?」とトンチンカンな返しをしてくる。
おいおい、もしかして家庭科の授業がなかった世代の方か?ぎりぎり20代の歳であるのでそんなはずはない気もするのだが…。まあ興味なかったら覚えてないか…。


閑話休題。


スパイスからカレーを作ろうと思ったのは、毎日深夜帰りだった部門から異動をして遅くとも20時には帰れるようになり、夕飯を作る時間ができたことがきっかけだったと思う。当時同棲相手だった夫に何が食べたいかを聞くと、カレーという。

いわゆるお母さんが作るカレーって非常に面倒だ。
ジャガイモをむいて、にんじんをむいて、の時点でめんどくせえなと思ってしまう。

けれど、インドカレー…私が作るものをインドカレーというのは恐れ多いのだけど…は、
にんにく・生姜・玉ねぎをある程度炒めてトマト缶を入れて、肉とスパイスを入れたら基本は出来上がり。
冷蔵庫の中身に応じてほうれん草やきのこを入れたり。肉も鳥か豚か鯖缶か、挽肉かどうかで全然違う料理になってくるので毎日カレーでもあんまり飽きない。こんな素晴らしい料理はないと思う。

そしてそんなずぼら飯を彩るのが、インドの漬物・アチャールである。
アチャールは野菜をスパイス・塩・酢などに漬けたものということで、イメージはどちらかというとマリネに近い気がする。たぶん。
うちではカレーと一緒にお皿によそうものをアチャールと呼んでいるけど、本当のところはよく分からない。まあ、料理名なんてそんなものだ。



1.にんじんにクミンを沢山まぶしたやつ

<材料>
・にんじん 小3本
・塩 小さじ1
・レモン汁 大さじ2
・クミンシード 大さじ1
・クミンパウダー たくさん

<手順>
①にんじんを皮のままぶんぶんチョッパーで粉砕する
②調味料を混ぜる
③冷蔵庫にヨーグルトがあったら、今日食べる分はそれも混ぜる

<感想>
生にんじんの食べ応えが好き。クミンシードのぷちぷち感も良い。キーマカレー半分、これ半分で皿によそうこともあるくらい主役級。
にんじんは最初は皮を剥いていたのだが、別に泥つきを買っているわけでもないし、みじん切りにするから気にならないしと思ってもう剥いてない。
塩も少なめ、お酢も入れていないのでそんなに日持ちしなさそうなのが気になる。まあ美味しくていつも食べきっちゃうので今のところ問題はないのだが。


2.玉ねぎにチリペッパーいれたやつ

<材料>
・玉ねぎ 大1つ
・塩 小さじ1
・チリペッパー 大さじ1/2

<手順>
①玉ねぎの皮を剥いてスライサーでスライス
②塩を混ぜて、水が出るまで放置
③チリペッパーを和える

<感想>
夫がめちゃくちゃ好きでよくリクエストされる。これも保存がきいたらいいのになー。今は大体二日で食べ切っている。酢でも入れてみるか。
デリーベイの付け合わせで、どシンプル酢に漬けた玉ねぎが出てくるのだけど美味しいので、それも今度真似してみようかな。


3.酢キャベツにターメリックいれたやつ

<材料>
・キャベツ 1/2玉
・塩 小さじ1
・酢 半分浸るくらい
・ターメリック たくさん

<手順>
①キャベツをスライサーで千切り
②塩で揉んで水を切る
③ターメリックまぜる
④タッパーに入れて、酢を入れる

<感想>
和風とも洋風とも取れる万能な味わい。うまい。肝臓にも良い。


4.きのこの塩漬けをピリカラにしたやつ

<材料>
・しめじ 1パック
・えのき 1パック
・塩 小さじ1
・鷹の爪 1本
・粗挽き黒胡椒 たくさん

<手順>
・きのこをバラす
・調味料と一緒に炒める
・密閉容器に入れる

<感想>
谷口菜津子さんのレシピにスパイスを入れている。ただの炒め物やんけ〜と思ってたけど冷蔵保存するとあら不思議、きのこの旨みが増す。1週間くらい持つのできのこが安い時に大量に仕込んでいる。



で、冒頭に入れたのと関連してじゃがいものアチャールを作りたいのだ、わりと。
インドカレー屋さんで食べて美味しくて。
なんだけど、皮を剥くのが…面倒なんだよなー…!



おわり。

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