第四章 心技体を変化させる
これ。これを一番本気で考えたかもしれません。
教育における心技体とは何なのか。
私の結論
道徳、学ぶ力、健康です。
まず一つ目、道徳。道徳教育推進教師をしばらくしていた私にとってやっぱり外せないのがここ。道徳いる?!ってゆう人も多い中で、私は哲学的に考える時間って、やっぱり必要だと思うのです。答えの出ない選択に迫られることって今後絶対起こる。でも、その選択肢に迫られることって毎回初めてのことであって。そんなパニックに陥りそうな時に冷静に納得解を見つけるための考える練習。今の自分を客観的に見て、どう行動するのが一番自分に大切な人にとって良い方向に進むのか。考える力。私はそれが道徳だと思っています。
次に二つ目、学ぶ力。生涯教育と言われて久しいですが、レベルアップすることは、私は死ぬまで必要だと思っています。どこまで学べるか。人生なんて知らないことで溢れてる。でも、知っている事が多ければ多いほど、人生って楽しい。人生を華やかにするためにもやっぱり探求する力。学ぼうとする力は大切だと思うのです。
そして、健康。今までたくさんの尊い命の灯火が消えていくのを見てきました。何度も生きたいと願う人たちの姿を目の当たりにしてきました。だからこそ、思うのです。道徳にしろ学ぶ力にしろ、健康でないと思う通りにいかないこと。もちろん、方法や手段なんていくらでもある。でも、死んでしまったらゼロなんだよ。
ゼロに何を賭けてもゼロ。
でも、0.1でも、0.01でも、0.001でも、ゼロにはならない。臨終只今のその瞬間まで、より良く生きる力、学びを止めない心を持ち続けるために、私はこれからも子どもたちに向き合っていきたいと、そう思うのです。