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おうちごはんにレパートリーは必要ない!

真空シーラー狂 作り置き料理家のAYA(小平文)です。
料理教室の生徒様の悩みで一番多いのが「料理のレパートリー」についてです。

実際にレパートリーってあればあるだけいいのか?無理なく日々のごはんを続けるために料理のレパートリーは必要なものなのか?考えてみたいと思います。

その前に食事について、私の思うことを書きますね。


私が「外食」に求めるもの


私が外食に求めているものって、なんだろう?と考えたときに

【外食に求めるもの】
 ①料理自体よりも誰と一緒にその時間を共有するか?
 ②エンターテイメント性や驚き、非日常
 ③いつもよりパンチのある味
 ④仕事、好奇心、研究心のため

私の場合、職業柄好奇心や研究心もあります。一般の人はあまり関係ないので触れませんが、全体的にアドレナリンが出るような食事を求めているのが外食です。

ミシュランシェフの松嶋 啓介シェフの料理教室での話がとても印象的な話をしていました。

食を二つに分類すると「アッパー系」と「ダウナー系」に分けられる。 アッパー系というのはフライドポテトやハンバーガー等、ファストフード的なもので、塩、砂糖、油でできている食事のこと。 ダウナー系は素材のうま味を活かした料理、具沢山のスープや味噌汁などが代表的です。 私が店で出している料理は、刺激的でアドレナリンが出るような食事。家で私はああいった料理はしません。外食は、ハイになるアッパー系の食事だと思っています。

料理教室内での松嶋シェフの話のまとめ

という内容のお話をしてくださいました。

たしかに外食に求めるものってアッパー系のものを求めますね。
外食でも一人で行く定食屋さんとかには、落ち着いたダウナー系のお店を選ぶかも、、、、とこの話を聞いたときにすごく腑に落ちました。

私が「おうちごはん」に求めるもの


【おうちごはんに求めるもの】
 〇いつものほっとする味
 〇誰が作ったかわかる安心感
 〇普遍的なもの

という落ち着いた状態で食べる食事のことだと思っています。肩ひじ張らずに楽しむもの。または生活するうえで必要な食事という位置づけです。。

私なりに感じることは、手作りのおうちごはんに求めるものと外食に求めるものが違うからこそ、おうちごはんは飽きないのではないかと思っています。

家事をする人が料理のレパートリーに悩むわけ


「レパートリーが少なくて」と相談いただいた生徒様に家族に文句を言われたことがあるか聞くと、「言われたことはないけど。。。。」といいます。

たぶんですがご自身が思っているだけで、家族はさほど気にしてないのです。もし言われことがあるなら、レパートリーが少ないのではなく、ほかに理由があるかもしれません。

例えば、お肉が食べたいのに野菜中心の食事だったり、味付けの濃さだったり、家族の好みと作っているものの方向性が間違っているのかもしれません。

おうちごはんの目的はレストランのような食事をしたわけでも、びっくりするような料理を食べたいわけでもないですよね。

それでも悩むのは作り手側だからだと思います。作った人はまず何を作るかを考えてから材料をそろえて、時間をかけて作っているわけでメニューを覚えています。だからこそ、「あーこれ、この前作ったしな―」と悩みに陥ってしまう。

料理のレパートリーを増やす前に考えること


先ほど言ったように、レパートリーを増やす選択よりも、食べる人が万ぞ億してくれているか?を考えるほうが先です。

レパートリーを増やす前に基盤となるメニューについて考えてみましょう!

①食べる人のメインの好物を5つ
②自分が好きなメインを2つ

これで7つの料理が出ました。

そこから料理のレパートリーを増やすのではなく、簡単な味変を考えます。たれやドレッシングを変えるなど、その時の気分で買えられるような遊びの部分を考えてみます。

これだけで家族は同じメニューでも、味変してその時の気分で自分好みに楽しめるので飽きることはありません。

おうちごはんにレパートリーは必要ない


私はおうちごはんには多くのレパートリーは不要だと思っています。料理教室でいろんな料理を教えているので、相反することをやってない?と思われた人がいるかもしれませんが、私は料理教室ではレパートリーの選択肢をお伝えしているんです。

SNSで流れる情報もそうですが、どれが自分に必要な情報なのか?自分や家族にとってどれがベストなのか?それは人それぞれ違います。

スパイスごはんを食べ慣れた人と一切食べたことがない薄味和食の人では、求める献立が違います。和食でも西と東で味付けが違いますよね。

どこに基準を置くのか?それがぶれなければレパートリーは少なくても満足できます。

実際、我が家は企業からの仕事で試作したり、私の探求心でシェフのレシピをまねてみたり、レストランで食べたものを再現してみたりもします。

でも。。。。。夫が「奥様の料理で好きなものは?」と人に聞かれたときの答えは

「から揚げ、塩豚、スパイスカレー」

凝った料理でもなければ、私的には別に自信作でもないw手抜き料理たち。
上の写真で乗せてるように、副菜だっていろいろ作ってるし彩も考えている。

でも彼にとって大好きなメニューはシンプルにもこの3つ。これがルーティンでいいのだそう。凝ったものはいらない、週3唐揚げでもいいってよく言います。

ちなみにこの写真の献立、私がお勧めしている自家製レトルト 冷凍作り置きです。あたため10分で完成wめちゃくちゃ手抜き献立です。

おうちごはんのレパートリーで悩む人は、まず家族の好きなものを調査してそれを頻繁に作るのがお勧めです。実際どう献立を立てるか?はまた別の記事で書きたいと思います。

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