見出し画像

【生きづらさ】背水の陣タイプのテイカーの存在

※本記事は、私の経験談の要素が強い、やや特殊な記事です。共感できる方もいるかもしれないし、いないかもしれないですが、刺さる人には刺さる内容かと思いますので、簡単ではありますが記事にすることにしました。

まずは、タイトルの『背水の陣タイプのテイカー』についてですが、こちらは私がこの記事のために作った造語となります。これが意味するところは

他人に嫌われても構わないからとにかく他人の資産・利益を奪う人

とします。こう書くだけではパッとイメージがしづらいかもしれません。

1つ具体例を挙げます。あなたはとある1つのコミュニティ(5、6人を想定)に所属しているとします。その中で、1人だけ少し態度が大きく、たまにですが自分に対してややキツめな言い回しをしたり、ちょっかいを掛けてくる人(以下、テイカー)がいます。しかし、あなたはテイカーに対して言い返すのも面倒、もしくは大きなトラブルになることを避けたいがために、それらの言動を適当に流している状態だとします。

テイカーはタチが悪いことに、自分とは無関係のコミュニティにもたまに行き来しており、自分からは見えない人間関係も形成しています。しかし、自分には今いるコミュニティでの活動がメインであり、そこで嫌われてしまうと後がない、という状況です。


いかがでしょうか。こう書くと「あ、なんか過去の自分に思い当たる状況だな」と思う方もいれば「こんな人間を昔手玉に取ったなあ」と思う方もいるかも知れません。(後者の思考をされた方が、今回の記事における『背水の陣タイプのテイカー』そのものですが)

一般論として、人というのは1つのものに強く依存しすぎると、それが無くなったり壊れたり、破綻してしまうなどで今後の生活に大きな支障をきたしてしまいます。ですので、それを避けるために依存先を増やし、有事の際に逃げられるようにすることでリスクマネジメントをすることが基本です。

しかし、先程の例のようにそれができない状況に追い込まれ、泣き寝入り状態になっている、という方は、実は現代社会において相当数いらっしゃるのではないでしょうか。


そもそも何故『背水の陣』なのでしょうか。それは、そのテイカーにとっても『依存先を1つ減らしかねない行為』を自分から進んでやっている点にあります。それをそのテイカーが想定しているのか、はたまた全く考えていない(感覚として今のところ大丈夫そうだからなんとなくやっている)のかは人それぞれかと思いますが、よく考えてみれば「そのテイカー自身にとっても多少なりともリスキーな行為である」ことが分かります。

しかし、おそらく非常に多くの場合で、テイカーの周りの人たちがそれを許容してしまっているために、テイカー自身がそれをリスクだと感じていないのでしょう。

彼らに『わからせる』にはどうしたら良いのでしょうか。すぐに思いつくのは『やり返したり非難したり別のコミュニティに訴える』ことです。

まず基本はこれです。学生時代でのいじめ、嫌がらせの多くは、別のコミュニティに相談したり訴えかけることができる環境がきちんと存在すれば大部分が無くせると個人的に思います。

しかし現実にはその環境が配備されていないことが多いため、その手の人間関係の問題の多くは解決できずにいます。

インフラ的には、『そういう状況に追い込まれたら、別の環境に逃げるか、相手に法的手段で訴えることができる』方法を用意することでテイカーに対する抑止力を持つことができるでしょう。しかし、私達は人生の大部分を固定された環境で生きていくことを余儀なくされることが多いのが現状です。

もしどうしようも無くなってしまった場合は、『自分の現状を整理し、今後使えそうな証拠なども集めておき、思いつく限りの周囲の人々に相談する』しかないと思います。テイカーと直接争うのは、もちろん有効に働く場合もありますが、あなたの事に一切の想像力も働かせないような人間に多くの時間と体力を使うこともないとも思います。

面倒ではあると思いますが、これからの自分のためになるべく早く行動に移すことで、その人にとって(良くも悪くも)別の人生に変えていける確率は上がります。


ただ1つ、私としてもよくわからないのですが、この手のテイカーは何故ここまで強い行動に移せるのでしょうか。単純に依存先が1つ消える可能性もあるでしょうし、何よりそのテイカー自身に同様の脅威が近づいたとしてもそれを訴える手段が使えなくなる可能性もあるのです。(周囲の人間というのは思いの外、他人のことをよく見ています)

絶大な権力を持っているならまだしも、ただちょっと他人より状況的に有利、というだけでそのリスクを背負い込むことが人生においてうまい立ち回りだとは私にはどうしても思えません。

この記事の内容を一通り読み終えた方にも是非、このことについてふとした瞬間、暇なときでも良いのでご一考いただければと思います。


以上でこの記事を終えたいと思います。お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?