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人のものを盗んで評価をもらう人〜それはまるで魂を喰い尽くすハイエナの様で

元彼とシャボン玉をしていると、周り中の大人や子供が集まってきた。観光スポットだけあって、家族連れが多い。
作った先から子供たちに壊されてしまい、二人でほっこりしていた時はシャボン玉のように消える。
ダメとは言えずにいると、我も我もと道具を全部盗られてしまった。人が入るくらいの大きなシャボン玉だったから、欲しいから盗ったのだろう。
大人たちは子供が盗んだシャボン玉で遊ぶ様子を褒めて写真を撮っていた。

誰一人、「ありがとう」でも「ごめんね」でもなかった。
…………
転職先では私に振られた業務を、私が活き活きと熟していると、仕事に飢えてるおじさんが盗む。例え私から盗んだ仕事でも、おじさんが上手に出来れば上司は称賛する。
人のシャボン玉で遊んでいる子供を称える大人の様に。

楽しいを分けて欲しいのなら「一緒にやろう」となるべきで、いない隙に勝手にメールの返信と主務担当の変更通知は、権力に物を言わせたハラスメントだろう。
しかし、おじさんが楽しいなら大人たちは目をつぶる。

仕事も遊びも準備して、説明して、進行するのが大変。「頑張って良かった」と思える僅か一瞬の最後の成果だけ盗らないで。
そう伝えたが、
「怒るな」と怒られる。
きっとあの者たちはハイエナなのだろう。餌があるから群がる。もはや人の心はないと思ったが、
「僕たちだって、人の子だから、怒られたら傷つく。」
とのことだった。

シャボン玉を盗んだ子供の親は、人じゃなかったよ。人のシャボン玉に群がって喰い付くハイエナは、子供に群がって写真撮影に夢中なハイエナの子供だよ。
しかし、その言葉は、言う必要がなかった。なぜなら盗みを正義と思う人たちに、盗まれた者の哀しみは通じないのだから。
……………
元彼との旅行は、一ヶ月前から準備していた。4000円分のシャボン玉は必要か、何度もお店に足を運び、「どうする?」と話した。
それでも滅多に行けるものじゃないから、買おうと、決心した。暫くは貧相な食事をしていたよ。
旅行当日、ワクワクしながら始めたら、液を継ぎ足す間に盗まれた。一回も使っていないボール遊びの大きなボールは返ってもこなかった。
ただの泥棒。

バスが来る前に、一気に片したけど、がっかりだったよね。

仕事も同じ。
企画、立案を通す準備こそ大変。
人の仕事で評価を得て、リーダーになっても私は付いていかない。
……………
チームスの最後のチャットは、「盗むのではなく、私の仕事なので私も入れてください。よろしくお願いします。」で終わっている。
その後、仕事そのものを振らない作戦が実施された。

言われたことがよほど面白くなかったのだろう。
しかしそれでも、魂を売って、得た仕事を諦めることを私はもうしない。仕事が返ってくるまで、頼み続けていこうと思う。

柔らかい気持ちで元彼と手にしたシャボン玉を手放して後悔したから、あんな思いは二度としないために。
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