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小学校授業サポートボランティアで気づいた楽しく教えるコツ

こんにちは。
普段は主にテレビショッピングの制作に携わり15年以上、福岡で三児のママ映像ディレクターをしている別府です。

今日は子供の小学校の家庭科授業サポートボランティアに行ってきました。
上手い先生は、上手い。そんなクラスの子供たち同士は会話が活発!
授業の工夫も面白い!

この違いってなんだろう?

4,5年生3クラスを見てきて先生の違いによる授業の「ヒキ」について、テレビショッピングと共通で感じていることについて書きます。

☑︎学校の先生や講師業の方
☑︎人を惹きつけるテクニックを知りたい方
☑︎教育について興味がある方
にオススメです。

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授業サポートボランティアって素敵!

今日の授業内容は、5年生でボタンつけと小物作り。紛れもなく「人が生きていく上で超基礎的で大事な授業」でしたが教えるのは担任の先生…ではなく、中学高校でも家庭科を教える裁縫のプロが来校されているところがまず驚き!
そしてその先生が行き届かない各班にサポートでお母さんたちがボランティアで入る、そこに私も今回初めて参加してきました。

これ、先生の負担が減ってとても良いなと思いました。

最初は「こんなにたくさんサポート必要なのかな?」と正直思っていたけど授業サポートを実際にやって遠目で見ていると、順調な子供が実はよく見ると玉結びを自己流でやってたり、玉止めを布地の反対でやっていたり、よーく見ていないと分からないつまづきですらない小さな違和感を見つけることができる。
大人も驚くような細かい工夫をしている子供がいたりする。

そこで少し声をかけてコツを教えたり褒めたりすることで子供たちの自尊心や自信を向上させることができる。例えば、難しい小物に取り組んでいる子供に励ましの言葉をかけたり、間違えても褒めることで、彼らの成長をサポートできる。

実際、私の長年の裁縫のやり方が間違えていて(おい!)「大人も間違うけど、今知れて良かった」という姿を見せることで子供たちも安心したんじゃ無いかと思います。

先生の違いとクラスの雰囲気

盛り上がったクラスは、男性の先生が一緒に同じ教材で小物を縫っていて子供たちと一緒に楽しんでいました。一方のクラスは先生はあくまで教える立場で注意するという形で一緒に作業はしていませんでした。
なんなら前者の先生は子供の作業も褒めつつ自分の作業に熱中している感じ。

結果、前者のクラスは子供たちが自由闊達に意見交換して楽しむ雰囲気が感じられました。
後者のクラスはそれぞれが集中して自分の作業に集中して黙々と自分でなんとかやるという静かな印象でした。

もちろん子供たちと先生の相性もあるし、何が正解間違いではないけど巻き込み力を感じたのはやっぱり子供たちと同じ目線で一緒に作業する参加型の授業でした。

人を注目させるチカラ

今日見たことは例えば、
・授業で手を挙げる複数の子をじゃんけんで勝った人が発表する
・googleの抽選ツールを使って出席番号で当てる
など発表すらエンタメにする意外性と集中力を維持させる工夫。

保護者懇談会では中心である学校やクラスのお知らせ以降、保護者は4人ずつ6班に分かれてサイコロトークをして盛り上がりました。
やっぱり同じ親として同世代。さまざまな背景の者同士知りたい話題で白熱!先生も中に入って大盛り上がり!
今までで一番楽しい保護者懇談会でした。

世代や価値観で分断される昨今、やっぱりリアルで人と会話してコミュニケーション取るって良いし純粋に「楽しい」に人は惹かれると改めて気付かされました。

これはテレビショッピングも同じで、主に高齢者の方が多く視聴する番組においてエンタメと意外性と飽きさせない工夫が何よりも大事。

例えば、29分の番組構成は商品特性や企画に合わせて番組コンテンツ(ロールと呼びます)と商品紹介のパート(USPと呼びます)と申込みパート(CTA)を常にサンドイッチ状態で展開します。

企画構成や編集の会議では
「参加型のコーナー企画を入れてみます?」「ここは商品登場早すぎないか?」「ここで有識者挟もうか」「このシーン、台本よりサプライズ演出増やそうか」というように、常に飽きずに興味を引く場面展開とエンタメ要素が求められます。

子供とお年寄りは待てません。
面白くないと集中力が続かず、耳に入りません。

だからこそ工夫をする先生や私たち映像制作者は「興味を持たせながらわかりやすく教えて行動を促す」という意味では共通だなと思いました。

しかも先生自身が楽しむように、私たちが撮影時や編集時に楽しんで作っている。
私たち自身が楽しんでいるかどうか?
そのノリと勢いがそこはかとなくクラスや番組に滲み出るのかも…と思いました(超修羅場みたいな現場もありますがwww)

最後に令和の教育現場について

40年前とは違い今日もプロジェクターでボタンつけの動画を見せてから先生が模型で説明したり、授業内容もプリントをスライドや写真で見せて板書は最低限。
進化してるな〜と思う反面、季節の唱歌や習字の「ふるさと」が壁に貼られていたり、七夕飾りがあったりという昔ながらの光景も見られ微笑ましかったです。

今回のような外部講師を招いたりデジタルツールを活用したりして先生の負担を減らし、保護者がボランティアで入り子供たちを大人がみんなで支え育てていく。

なんかめっちゃ、ええところもあるやん〜♪
と思いました。

最後に、大人の姿そして親の働き方

私は学校の近所に住んでいて自営業でもあります。
子供を実際に通わせて、学校に関わって知ることがたくさんあるなと思います。多分、会社員で学校から遠いとここまでじっくり関われなかった。

全員が自営業になれとは思いませんが、やはり長時間労働を良しとする働き方は親にも先生にも子供にも、ひいては社会にも良くない。

たくさんの大人が物理的に見守っていていつでも雑談でも相談でもして良いんだよという空気がある、そして男性の先生が一緒に裁縫をするように性差年齢関係なく同じ目線で学び続けることが一番の教育では無いかと思いました。

娘にも自分の背中で教育できるような、失敗する姿も勉強する姿も見せたいと思います。

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