「庭に立つ、庭に転がる」より一部
どんな会社や組織も、社会と繋がっているその手が冷えないようにと願っていることを知っている。願い続けて温まりたいのに、健全な願いを持ち続けることの難しさも知っている。どうか、みんな、己が手を温めてからにしてください。
手の冷たさを知っている。それだけで十二分だと思う。何にも属していないことのあてどなさ、それよりも己が手の温かさの先を求めよう。たった一人、手を握ればわかる。わかることでもう一度、ものを作れるから。
花の名前を忘れているときは、花に名前を忘れられているときだという詩