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人事採用担当として

この記事はクラウドワークスAdvent Calendar 2023 シリーズ2の3日目の記事です。

人事採用担当になろうと思ったきっかけ

私が人事採用担当になったのは、初めて勤めた会社で障がい者採用に関わらせてもらった経験からだ。
当時、その会社の日本支店では身体障がい者のスタッフがおらず、私が日本支店初の身体障がい者スタッフとして雇われた。
最初は販売のサポートとしてバックヤードにいたが、働きを認められて入社から半年くらいでフロアにも出させてもらうようになった。
その状況を見て、他の支店でも障がい者を雇っていこうという話になり、まずは私と同じような聴覚障がい者を対象に障がい者採用イベントを行うことになったので私が手話通訳兼面談サポートのスタッフとして対応した。

その際に店長と一緒に参加者の面談を実施したのだが、私はそれまで面接や面談を受けることはあっても候補者を見る立場での経験はなかった。
多種多様なメンバーがいて、配属予定の職場に馴染めそうか、コミュニケーションに齟齬はないか、色々なポイントを見てこの人に来てほしい、と決める。
受ける側の視点、気持ち、考えはある程度理解できるが、見る立場となるとまた違った視点や気持ち、考えですごく新鮮で面白かったのだ。

最終的に店長と相談の結果、店長が感じていたポイントと私が感じていたポイントがしっかり一致しており、私がこの人が良いのではと思っていた人が採用された。
正直この時の高揚感といったらなかった。
だって店長が感じるポイントだったり欲しいと思うポイントだったりをしっかり理解できていたということだから。

その後、私はその採用されたメンバーにたまにヒアリングしたりフォローを入れたりしていたが、配属店舗が違うため全てはフォローできず、また自分自身も自店の店長が変わってコミュニケーションがうまく取れなくなったことで思い悩むことになった。
もし障がい者を採用後もきちんとサポートできる環境があればどうなるのか?
そう考え始めた頃に、障がい者の就労支援の会社にいた友人から「障がい者の採用やったことあるなら就労支援やってみる?」と声をかけてもらった。

現在

その後就労支援、そして色々な仕事の経験を経て、たまたまクラウドワークスの人事にいた友人から「今クラウドワークスで障がい者採用を進めたいってなっているんだけど、絢之は障がい者採用も就労支援も経験あるからぜひ来てくれない?」と。

あの時できなかった障がい者採用のチャレンジができるなら、と二つ返事で入社させてもらった。

今、少しずつクラウドワークスの障がい者採用を進めている。
まだ自分が思い描いている理想の形にはなっていないけれど、そんなすぐに出来るものではなく、長期的なものなのでじっくりやって行こうと思う。

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