あれから1年、今度は出店する側に~文学フリマ京都のキロク~
2024年1発目の、文学フリマが終了した。
わたしが初めて行った文学フリマは、1年前の京都だった。
この日、会場の熱気に圧倒されながら色んなブースを見て回り、多様な本を手に取り、いい意味で本作りに対するハードルが下がり、そして「わたしも出店してみたい」という気持ちを抱いた。
あれから1年。あの時「出店したい」と思った文学フリマに、わたしは出店者として参加した。
今日は、そんな1日の記録をお届け。
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いつもよりも少しだけ早起きして、電車を乗り継いで下りたのは、東山駅。
同じ駅で降りたたくさんの方々は、みな大きな荷物を抱えていて「この人たちもみんな文学フリマに出店する人たちなんだなぁ」と思いながら、わたしも流れゆく人の波の一部となった。
しばらく歩いていくと、目の前に現れたのは、平安神宮さんの大鳥居。平安神宮は、3年前の冬に結婚式を挙げた思い出の地。この大鳥居を見る度に、式の打ち合わせで何度も何度もこの道を通ったのを思い出す。
しばらく歩くと、文学フリマの会場である、京都市勧業館みやこめっせに到着。
出店者受付開始時間くらいに到着したら、すでに長い列が出来ていた。出店者列だけでなく、一般参加者の待ち列まで出来ていて、「やっぱり文学フリマってすごいなぁ」としみじみ思いながらわたしも列に加わった。
会場に入り、早速設営に取り掛かる。文学フリマ自体は、9月の大阪、11月の東京に参加したので、今回が3回目。3回目ともなると、ブースの設営も手慣れてくる。さほど時間もかからず、全くてこずることもなく、すんなり自分のブースが完成した。
隣のブースは小学校時代の親友ちゃんが出店していたので、一緒に見本誌コーナーに見本誌を提出。
そしていよいよ、文学フリマ京都のスタート!
会場にはたくさんの人、人、人。みんなそれぞれ、ここでしか出会えない本たちとの巡り合いを楽しんでいた。買った本をたくさん抱えている人。フリーペーパーをめちゃくちゃ持っていた人。いくつものカバンがパンパンになっていた人。色んな人がいた。京都という土地柄の影響か、和服の人も他の地方開催よりも多かった気がする。
わたしのブースにも、たくさんの方が来てくださった。
「カタログ見て気になってきました」「あやめしさんのエッセイ本、おつかいで頼まれました」「本の表紙の感じが素敵で目に留まりました」「ほっこりするエッセイが読みたくて」「ブースの雰囲気が良くて」
ブースに来てくださる方とお話ししながら、たくさんの本が手元から旅立っていき、その度に嬉しい気持ちになった。
読んでくださる方の顔を見ることが出来て、自分の本を手渡しで売ることが出来るって、本当に貴重な機会。良い時間だったなぁと思う。
先にも書いたけれど、今回は親友ちゃんが隣のブースで出店していた。ブースにお客さんが誰も来ない時間が続いちゃうと、寂しくて心が折れそうになってしまうことってあるのだけれど、隣に親友ちゃんがいたおかげで、今回は一度も心が折れる兆しもなく、終始ずっと楽しかった。一緒に出店してくれて、隣接ブースで出てくれて、本当にありがとうの気持ち。
あっという間に16時の終わりの時間を迎えた。本当に、1日が一瞬だった。
後片付けを終え、平安神宮さんに寄って参拝してから帰路に着いた。
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出店の合間を縫って、欲しかった本たちもGETすることが出来た。自分の近くのブースで出店されている方のお話が聞こえてきたりすると「その本何…?気になる…!わたしも欲しいんですけど!」って毎回なってしまうので、今回もそういった出会いでお迎えした本も数冊。これから読むのが楽しみ。
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今日の文学フリマで出会ったみなさま、お話してくださったみなさま、本当に本当にありがとうございました!おかげでとっても充実した1日となりました!
今回の文学フリマ、行ったけど現金を持ち合わせてなくて買えなかったそこのあなた。文学フリマに行きたかったけど行けなかったそこのあなた。あやめしの本が欲しいそこのあなた。通販でも買えますので、ぜひに~~~~~!
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。
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