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『YUZU TOUR 2023 Rita -みんなとまたあえる-』に行ってきた【ライブレポ/ネタバレあり】

去年の8月の前回のツアーぶりに、ゆずのライブに行ってきました!

今回のホールツアーはどこの会場もキャパが狭いところばかり(ホールツアーだもんね…!)だったので、チケットはもう争奪戦で。わたしの周りにも「ゆずの輪(ファンクラブ)会員だけど全滅でチケット取れなかった…」みたいな人がたくさんいた。
そりゃあ、ドームを埋められるような人気アーティストなんだから、ホールツアーなんかやっちゃったら行きたくても行けない人いっぱいいるよね、とは思う。

わたしは運良く、ゆずの輪1次先行で6/1のフェスティバルホールのチケットが当たったので、行ってきました。本当に運がよかった。行かせてくれてありがとう。

もう、それはそれは楽しいライブだった。ライブ後の勢いそのままに、ライブレポ兼感想的なものを綴ってみたので、よければお付き合いくださいまし。

この画像の下から始めるけれど、盛大にネタバレが含まれるので、「これから初めてツアー行くからネタバレは避けたい…!」って人がいたら、ここでそっとこの記事を閉じることをお勧めします。なんの曲やったのかとか、MCでこんなこと言ってたとか書いてるから。

どう?もう見て大丈夫な人しか残ってない?行くよ?ネタバレするからね????


まずはいつも通り、時間になるとラジオ体操からのスタート。ステージにはダンサーさんが2人出てきて、溌剌とみんなでラジオ体操。ダンサーさん、お腹ぺったんこでめちゃ細かった…!極限まで丈を短くしたツアーTシャツがお似合いの可愛い方だった。

ラジオ体操が終わり、いよいよライブがスタートする。拍手が起こり、さぁ、ゆずはどこから登場するんだろう?と思ってステージを見るも、2人の姿は見えない。あれ?と思っていたら、会場の真ん中の方から拍手と「キャー!」という黄色い声援が。なんと、客席の通路からの登場。右側の通路を岩沢さん、左側の通路を悠仁が。わたしは右側の前の方の席だったので、わたしのすぐ近くの通路を通ってステージに上がっていった岩沢さんをめちゃくちゃ間近で見ることができた。
今までステージ上でしか見たことのなかった人が、自分と同じ目線にいたことに感動した。

からの1曲目、始まったのは『公園通り』。ライブのスタートに相応しい爽やかな明るい曲。これからどんな曲が聞けるんだろうとわくわく。

2曲目、『少年』。イントロが始まった時「え?少年!?」ってなった。 「こんなに序盤に少年来る?こんなに序盤からYUZUなんてしちゃっていいの?飛ばし過ぎじゃない?」って。しっかりYUZUした。たのしい!最高!すき!

少年が終わってステージが暗くなり、バックバンドのメンバーがいなくなり、ゆずの2人だけに。曲が始まる前に、悠仁の「声が出せるようになったら絶対みんなとこの曲を歌いたかった」というMCを聞いて「絶対栄光じゃん」と言う気持ちと「3曲目でくる?さすがに飛ばし過ぎじゃない?」の気持ちも。そして始まったのは、やっぱり『栄光の架橋』だった。ゆず2人だけの弾き語りで。歌い出し、悠仁の「誰にも見せない」まで歌った後に客席にマイクを向けられた。「あぁ、いつものやつね」、なんて思っていたけれど、会場全体にゆずっこの歌声が響き渡ってグッと来るものがあった。今までできなかった声出し、歌いたくてもう歌えなかったのが、やっとできるようになった。気持ちが昂って大号泣しながら歌った。みんなの歌をしっかり支えるのが、岩沢さんのギター1本というところも良かった。ハモリの時に岩沢さんが首を横に振りながら歌うのが大好き。

4曲目『遊園地』。まさかライブでこれが聴けるとは!!大好きな曲。あの岩沢文学とまで言われるようなどこか一歩引いた感じの歌詞を書くことの多い岩沢さんが

そこに着くまで そんなに時間は
かからないから僕を待っててくれないか
ほんの少しだけでもいいから
一緒にいて くれないか
話したいこと たくさんあるんだ

なんて、こんなにどストレートのラブソングを書くなんて。初期の初々しい感じがむんむんに出ているのに、今歌っている彼らはベテランの大物アーティストになっているの、時の流れを感じられてよかった。
1番のサビはこの可愛い歌詞のところでゆずっこにマイクを向けられて(え!ここはゆずが歌ってるの聞かせてよ!)とも思ったけれど、(大事なところ歌わせてくれてありがとう!これはわたしたちゆずっこからゆずに対するラブレターよ!)みたいな気持ちにもなったから、本当にちょろい。2番はしっかりゆずが歌ってくれたので大満足。

5曲目、『灰皿の上から』。珍しく全ての主旋律を岩沢さんが歌うスーパー岩沢タイム曲。初期の楽曲ならでは。生で聞けて満足。

6曲目は弾き語りで『また会える日まで』。

青い空白い雲、勇気を持って踏み出そう

子供達と作ったからこその純粋なこの歌詞が、なんか染み渡った。この曲が発売された時(2002年)は、青い空も白い雲も、当たり前の日常じゃん、なんて思っていたけれど、コロナを経たり、お隣の国が戦争したりしている現在、この当たり前ってものすごく尊いものなんだなぁと思うと、歌詞が心に沁みた。弾き語りでやってくれたのもよかった。「また会える日まで(また会える日まで)」と何度も何度もコール&レスポンスできたのもよかった。最後、悠仁が、「まだ終わらないからね!」としっかり突っ込んでくれたのもよかった。

『いちご』で盛り上がり、『命果てるまで』で拳を突き上げ、会場のボルテージは上がりまくり。久しぶりに拳を突き上げて「どうせっ!」ってできて嬉しかった。
からの『嗚呼、青春の日々よ』。右腕を高く上げる系の曲が続き、疲れちゃうよと思いつつも、「楽しむためならなんだってできる!もっと疲れさせて!!」なんてドMみたいな気持ちにすらなった。

ライブツアータイトルの「Rita」は、"利他の心"の利他らしい。「誰かのためにしているつもりでも実は自分のためだったりすることがある。でも、自分のためにしていたことが、それが誰かのためになっていることだってある。僕たちは正直、自分たちのために歌っていた。自分たちが歌いたいから歌っていた。でも気づけばそれが誰かのためになっていて、こうしてたくさんの人に聞いてもらえるようになった。みんなには本当に感謝している」と悠仁がMCで言っていて、なんだか勇気をもらえた。
"誰かのために"動くことってもちろん素晴らしいことだけれど、きっと"自分のため"に動くことだって大切なんだ。自分が動いたことで巡り巡って、結果的に誰かのためになっていることだってきっと未来にはあるはずだから。

途中10分間の休憩。オルゴール調の夏色が流れ、「10分間の休憩です」のアナウンスが流れる。
さらにその後、Frontierの振り付けレクチャー。YouTubeの動画をそのまんま、ダンサーさんとバッグバンドのメンバーがステージでやってくれた。ドラムの人がノリノリでめちゃよかった。

休憩後は、『表裏一体』、『シシカバブー』が続く。ダンサーさんも出てきてめちゃ盛り上がる。

MCでゆずの輪クイズを経てからの、ようやく新曲の『Frontier』!
悠仁が「今日初めてゆずのライブ来た人っている?」に対してパラパラと手が上がるのを確認した後、「ゆずっこのみんなってさ、すごいの。今日はそれを初めての人にも分かってもらいたくてね。今からやる曲、誰も知らない曲なの。まだ発売も配信もしてない新曲だから。でもね、ある日突然この曲の振り付け動画がYouTubeに上がったの。それ、みんな練習してきてるんだよね。だから、今からやる曲はみんな知らない曲だけど、多分みんな、あたかも知ってますみたいな感じでノリノリでやってくれるはずだから。みんないけるよね!!!!!よろしくね!!!!!」的なこと言ってて、大盛り上がりだった。新曲をフルで聞くのは初めてだったけど、振り付けで踊り狂ってたから、なかなか集中して曲が聴けなかった。早くCD発売なり音源配信なりしてください。

そしてそのままフラッグ持って『OLA!!』楽しかった。

からの、いつものお決まり「今の季節って、もう夏?夏だよね!この曲行ってみよう!」と夏色。会場のボルテージは最高潮。タンバリンをかき鳴らし、ソレソレソレソレ!とどんどん盛り上がっていく。歌い終わった後のお決まりの「もう1回!」コールで、「あぁ、声出していいんだ」ってジンときた。そうだよ、わたしたちは思いっきりこれがやりたかったんだよって感じ。ステージを縦横無尽に走り回る悠仁とは対照的に、真ん中にどんと構えてギターをかき鳴らす岩沢さんばかり見ていた。岩沢さんがステージ中央にいてくれるから、悠仁が駆け回っても大丈夫なんだという、なんというか、ゆずの2人にしか出せない空気感がそこにはあるなぁと、夏色の時はいつも思ってしまう。

その後、新曲『サブウェイ』がお披露目されて、一旦ここで終了。

そして久しぶりのアンコール。ゆずのライブでは「アンコール」と声を出す代わりに『贈る詩』のサビを繰り返しみんなで歌うという習わしがある。これも、ここ数年は声が出せなかったから出来なかったことだったので、歌えることに感動した。

アンコール後は、FM802のイベントでライブの模様がラジオ生中継されるということで、DJの大抜卓人さんもステージに。普段声しか聴いたことのなかった人が目の前に居て、不思議な感じだった。そして、ラジオ中継だからということで、再びの『夏色』。まさか、ひとつのライブで2回も夏色が聞けると思っていなくてめちゃくちゃテンションが上がった。

中継も無事に終わり、最後の曲で『陽はまた昇る』。思い入れのあるリボンのツアー思い出して感極まりそうだった。コロナ禍では出来なかったタオル投げも出来た。「誰のもとにも陽はまた昇る」って、暗い数年だったけど、絶対に光は差すよね、これからの未来は明るいよね!と力強く言ってくれている感じがして、ラストに相応しい曲だった。

ここで終わりかと思いきや、「ラジオの生中継に協力してくれてありがとう!」ということで、最後におまけで6月といえばの『大バカ者』を弾き語りで。

最後の最後まで、ゆずっこを楽しませることを忘れない、本当に最高のライブだった。

いやぁ、本当に楽しかった。本当に本当に楽しかった。行けて良かった。寿命が延びた。ありがたやありがたや。

次のゆずのライブは9月に参戦予定なので、それまで生き延びます。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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