留学中のお話【インドの牛様】牛は神様：日本語と中国語で楽しめるコラム

『インドの牛様』

私がインドに住んでいた時のお話し。
その日は重要な予定があったので早く目的地に着きたかった。
そのためドライバーさんも頑張って早起きしてくれて、いつもよりも30分早く家を出た。

しかしいつもならスムーズに進むはずの道で大渋滞にはまった。

（？？？？）

ドライバーさん曰く、「道で牛が寝ている…」とのこと。
インドに来てわりとちょくちょくある出来事だった。
ドライバーさんは「これは仕方ない。牛は神様だから。起こせないから、寝たいだけ寝かせてあげないと…」と言った。

（神様渋滞…）

仕方がないので待ち合わせ相手に「牛が道路に寝ていて遅れそうです」と伝えたところ、「そうかそうか、分かったよ～じゃあ別の日に！」と超重要なはずの予定もサラっと変更…。

神様の睡眠は誰も妨害できないのだ。

その日の夕方…
お手伝いさんは笑顔で私の帰りを迎えた。

お手伝いさん「お帰りなさい！」
私「ただいま。ドライバーさんがいるから、ご飯の材料の買い出しに行って来たら？」
お手伝いさん「私は待ってるから行って来て」

（え？？？？）

お手伝いさん「あなたもそろそろ牛肉が恋しいでしょう。買って来たら牛肉カレーを作るよ。私はヒンドゥー教徒だから牛肉は買えないけど、あなたは外国人だから買えるでしょう？」
私「牛は神様だから食べないのでは？？」
お手伝いさん「牛は神様だから美味しいんだよ」

（！！！！！？？）

（知ってるよ！牛肉美味しいよね！でも君はそれでいいのかい？…と言う心の声）

ヒンドゥー教徒にも厳格な方とそうでない方がいるのですね。

私はその日、神様渋滞で一時間以上長く車に乗り、夜は神様を食べてとてもハッピーになったのだった。

『印度的牛大人』

这是我住在印度时候的事情。
那天正好有重要的约定，想着要早点到达目的地。
因此和司机都努力早起，比平时早30分钟从家出门。
但是平时一直很畅通的道路发生了很大的拥堵。

（？？？？）

司机师傅告诉我，“路上有牛在睡觉。”
这确实是来印度以后时不时会发生的事情。
司机师傅冷静地说：“这是没有办法的事情。因为牛是神。所以不能吵醒，要让它睡到它不想睡为止”

（神之拥堵…）

没有办法，只能联系约定的对方：

“牛在道路上睡觉，可能会迟到。”

”原来如此，明白了。那么改天吧。“

就这样原本超重要的约定轻描淡写的改期了。

神的睡眠是谁也不能打扰的。

那天傍晚。。。
服务员微笑的欢迎我回来。
服务员说：”欢迎回来。“
我说：”我回来了。正好司机也在，一起去买做饭的材料吧。 “
服务员说：”我等着就行，你们去吧。“

（嗯？？？？）

服务员说：“你也应该想吃牛肉了吧。买回来做牛肉咖喱哦。我是印度教徒不能买牛肉，你是外国人所以可以买吧。”
我说：“因为牛是神所以不能吃吗？”
服务员说：“因为牛是神，所以很美味。”

（！！！！！？？）

(当然知道！牛肉很美味！但是你这样生活真的满意吗？。。。心里这样想着)

印度教徒里也有严格遵守教规的和不是这样的。

我那天因为神之拥堵多坐了一个多小时的车子。

晚上吃了神，于是感到非常的愉快。

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