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桜又彩子
2020年4月6日 15:57
某研究センターの茂木健一郎さんの講演を聴いたら、とっても楽しくて、興味深くて、新しい視点を得られて、茂木健一郎さんを好きになってしまったので、河合隼雄×茂木健一郎の「こころと脳の対話」も、とても楽しく読んだ。対話集なので、一応テーマは設定されているのだが(というか、後から本にするときに無理くりテーマをつけたのかもしれないが)、話は二人の興の赴くまま、自由にあっちこっちへ飛ぶ。そのため体系的にま
2020年4月7日 17:12
(前号の続きです)【「魂」を救う対話】<茂木>「しんどさ」というのに僕はものすごく興味がありまして。というのは、われわれでも、たとえば理論を考えているときに、この理論を考えるのはしんどいなぁ、というときがあるんですよね。でもそれが、なんか意外と価値のあることだったりして。そのしんどさを通り過ぎないと、価値あるものをつかめないということろもあるわけですね。<河合>苦しんでいる人がこられた
2020年4月8日 13:52
(前号の続きです)【「魂」を救う対話】<河合>フロイトの有名な言葉で、クライアントの人がこられて、お話を聞いているときは、「平等に漂える注意力をもって」といいます。英語でいうと、「フリー・フローティング・アテンション」。これはパラドックス(逆説)なんです。なぜかといえば、アテンションというのは方向をもっているわけです。でも、それ(方向)をもたない、アテンション。だから、やっぱりさっきいわれ