見出し画像

[詩]おやすみなさい [エッセイ]名前も顔も知らないあなたへ〜コロナ前の生活を失って半年、竹内結子もいなくなった

なんか ほんとうにつかれた

気がつけば私は

人から頼られてばかりで

甘えられるはずの まわりの大人たちは そろって頼りなくて

学校でも 仕事でも いつのまにか

「しっかりした人」ってことにされて

親も 友だちも 先生も 男たちも

正体はみんな 甘えたいやつばかり


なんか ほんとうにつかれた

この地上に私が

やすらぐ場所も

やさしく抱き寄せる腕も

結局はなかった

もう やすんでもいいかな? いいでしょ?

自分のことは 自分でやろうね

それでは

おやすみなさい


ーーーーーーーーーー

エッセイここから

(※閲覧注意!コロナと竹内結子ちゃんに触れていますので、苦手な方はパスしてください。)

27日からずっと、竹内結子ちゃんのことが頭を離れません。デビュー直後からずっと応援してました。ほっぺたの輪郭とかセリフまわしとか、こんなにはっきりと思い浮かべられるのに。

私は、日本の芸能人たちをもっと大事にしていいと思っています。こんなにみんなをしあわせにしてるのに、ゴシップとかでいじめられすぎだもの。その上にこのコロナ流行で映画もドラマも舞台もみんな予定がおかしくなってるし、、、。

私たちは、コロナ流行を境にそれまで未来にわたってほぼ確実にあると思っていたものを失いました。

私のように、旅行やライブなどに出かける、たくさんの人と一緒に時間を過ごすなど、今は良しとされなくなった楽しみを失った人、

長期の外出自粛による観光、外食産業への大打撃に始まる経済不振で、失業、閉店などから、生きていくための生活基盤を失った人、

コロナのもっとも直接的な被害者、自分の健康や大事な家族や友人を失った人。

喪失から目を背けて「明るくポジティブにいる」とか、一時的に効果はあっても根本的解決にならなくて。

喪失はヒリヒリ痛くても、しっかりと抱えてじっくり悲しむ時間がいるのだと思います。

人の忍耐の期限って、1日、3日、一週間、1月、3ヶ月、半年、1年、3年…と仏教の法事みたいな規則性があって、

今ちょうど半年でみんな、たまったつかれや怒り悲しみが出ていると思います。そういう時期だと思うと、少し気分がラクになる気がします。ネガティブな気持ちは持って当然だし、しっかりと休息したり、信頼できる誰かにちょっとでも聞いてもらって自分の中の圧を下げてくださいね。

上に書いた詩は、竹内結子ちゃんを思いながら書きましたが、内容はあくまでも私の気持ちと体験です。今、日常は毎日楽しいし、大好きな家族と友達もいるし、noteもとても面白いです。でも、上に書いたような「あー、つかれた、もう休ませてちょうだい」という気分もいつもあります。どっちが本音、とかじゃなくどちらも本当の気持ちです。皆さんも、暗い気持ちがあってもまずは否定せずに自分を責めずにいてほしいと思ってこれを書いています。強い光が当たれば濃い陰ができる、だから闇があれば光もあるのだ、両方がいつも存在するのではないでしょうか。

私はとりあえずこっち側に踏みとどまってるけど、実はふすま一枚隔てたぐらいで、あんまり向こう側と気分は変わらないと思います。なぜこっち側にいるかですが、たまたまそうなったということと、この結末を見てやる、最後は笑ってやるんだという意地です、多分。うう、後味が悪い方、ごめんなさい!この後アップしてるたけまり先生の動画でいやされてくださいね🍀




読んでくださって本当にありがとうございます☆