見出し画像

囲まれて暮らしたい色、かっこよくて憧れる色、自分を色に例えるならこの色

私が勝手に師匠と仰ぐ伊藤静代さん


夏には文通までしていただきました。


師匠・伊藤さんのこの記事

この中にこんな箇所があります。

私には好きな色合いがあります。(中略)それぞれ、囲まれて暮らしたい色、かっこよくて憧れる色、自分を色に例えるならこの色、という好きな理由があります。

囲まれて暮らしたい色→「懐かしさを感じるような北欧系」、

かっこよくて憧れる色→「目を惹くパキッとしたサマーカラー・夏色系」、

自分を色に例えるならこの色→「コスモスや藤のような紫色」

だそうです。どれも本当にきれいな色たち!まず、この美的感覚が良いなあと思い、そして、好きな色に好きな理由がある、ってどういうこと?私は好きな色が好きな理由なんて考えたことがなかったなあと驚きました。

伊藤さんの書く記事は多彩で、発想力と知識の幅広さ深さのレベルが半端なく、尊敬しかありません。私にとって、師匠の繊細な美的感覚と新しい視点に触れることは特に大きな喜びです。

今回はチャレンジとして、自分にとっての

囲まれて暮らしたい色、かっこよくて憧れる色、自分を色に例えるとこの色、がそれぞれ何色で、どうしてその色なのかの理由を書いてみよう!と思いつきました。

囲まれて暮らしたい色

白、茶色、緑。

平均的な日本の家屋では木が多く使われ、屋内屋外とも、白い壁は多く見られなじみ深いのが大きいでしょうね。私の家も壁は白で床はフローリングです。それと、

画像1

ベランダの植物たち。白は光、茶色は土と木々の色でもあります。緑はもちろん、植物の色。私はいつも身近に生きた自然を感じて暮らしたいのです。毎朝、ベランダで朝の光の中、ハーブや花、木の様子を見て水やりなどの世話をして、彼らの生き生きした姿を見るのが好き。花をめでて、ハーブの葉に触れて匂いをかぐ。1日の始まりの大好きな時間です。


かっこよくて憧れる色

原色のシンプルな色使い。金銀などのメタリック系。

原色のシンプルな色使いで真っ先に思い浮かぶのは、

イラストレーター・中村佑介さん。


女の子がかわいくて、おしゃれ!色数が少ないのに美しく、ポップでハッと目を引く魅力。本のカバー表紙やお菓子のパッケージに使われていたこともあるので、皆さんもきっとどこかで目にしていることと思います。私も少し絵を描きますが、この色たちは私の感覚ではとても使いこなせないなあと、ただただ、中村さんの絵を眺めています。

もう一つ、金銀のメタリック系。イヤリングが好きなので、アクセサリーとしてよく身につけるのですが、本当は、

自分の髪もゴールドかシルバーにカラーリングしたかったのです!

でも、行きつけの美容師さんに「傷みますよ〜、傷んだら短くカットしなきゃいけないですよ〜」と説得されてあきらめました。

原色の色使いも、メタリックカラーも本当に大好きだけども、自分の色にはできない。だから、憧れの色。

自分を色に例えるならこの色

伊藤さんは、「コスモスや藤のような紫色」だそうです。

私は「夜空や深海のような暗い濃紺」。ちょっと並べてみます。

画像2

はい、何も説明がなかった場合、この2つの色を自分の色として選んだのは、どちらが女性、男性でしょうか。おわかりになるでしょうか。

左が私、chihayaが選んだ色、右が伊藤さんが選んだ色なのです。ボールペンは私が記事や絵の下書きに愛用しているもの。この対比、あらためて見るとなんだか面白いなと思って。

伊藤さんが自分を例えた紫は

昔は本当に身分の高い人、徳の高い人しか身につけらませんでした。染料も貴重で高価でした。また、「源氏物語」の登場人物、理想の女性であり主人公・源氏の君の最愛の妻は紫の上、と呼ばれています。

最高に高貴で、神聖な色なのです。

伊藤さんは至上の価値、崇高なものを追求するのが好きなのかなあと、 勝手に想像しています。

私は、詩を書く時、書きたい対象の印象を受け取って、それが言葉になるのを待つ、ということをします。その詩を書くセンサーちゃんを使ってこの色を見ると、

尽きせぬ慈愛、人すべてに対する思いやり、という言葉が浮かびました。


私がなぜ深い濃紺を自分の色として選ぶかというと、

私はいつも心の奥底の深淵に惹きつけられていて、そこは暗くて重くて、いつもの意識では少しこわいような気がするところ。

でも、自分をささえてくれている大きくてどっしりしたところ。

真っ暗闇に見えるけど、よくよく目をこらしてみると、いろんな生き生きした存在が、まるで、深海に暮らす海の生き物たちのように動いていて、日々新しく生まれたり消えたり形を変化させたりしている。そこから、私にとってのあらゆるものが生まれて、そしていつかはみんなそこに帰って行く、

そんな場所、その色。

皆さんの、囲まれて暮らしたい色、かっこよくて憧れる色、自分を色に例えるとこの色、という色はそれぞれ何色でしょうか。あらためて考えてみると自分について新しい発見があるかもしれないですね。

それから、

伊藤静代さん、いつも本当にありがとうございます!この記事も伊藤さんがいたから書けましたよ。これからも投稿を楽しみにしています🎶



この記事が参加している募集

読んでくださって本当にありがとうございます☆