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社会的距離

そうじ機をかけたばかりのフローリングに

散らばる食べくず

ソファーの下に転がる

脱ぎっぱなしの靴下

それでも

あなたといっしょにいたい


きみの言動は 複雑怪奇

だまってるまま なんにも言わなくなった

その心は 解読不能

おこってるのは わかってんだよ でも

きみが何も言わないなら

何もわからないままだろ?

それでも

きみといっしょにいたい


あの時誓った永遠の愛は

いまもかわらないはずなのに

あなたのことを

きみのことを

愛してる  だけど 時々

好きじゃなくなるんだ

ふたりが いっしょにいるためには

ふたりとも 心地よくいるためには

なんて 時間と 手間がかかるんだろう


さあ 今日も ふたりで

ふたりの 最適な社会的距離を

さがしていこう


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このふたりも出来事も完全にフィクションです。書いている間、自分が書いているのにドラマ見てるみたいと思ってました。

夫婦でも恋人でも、友達同士、親子でも、人間関係はその時々の距離のとり方だと個人的には思っています。近すぎても遠すぎてもだめで、お互いのコンディションや周囲の環境の変化に応じて、適宜微調整していくものなのではないでしょうか。なんでもそうですが、近道はなくめんどくさいものなのだと思っています。私も頑張ります!




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