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20日間の食べない贅沢

人生初のファスティングに挑戦してみました。

不妊に悩んでいて、ネットの情報を見てはありとあらゆることを試している中、
興味はあるけどこれだけはやりたくない!!
ということが1つだけありました。

ファスティング。

「消化を休め、体内を1度きれいにデトックスすることで、妊娠できる環境に近づく」
ということだそうで、中でも私はすぐ胃腸を壊したり、朝は必ずと言っていいほど逆食(逆流性食道炎)のような胸焼けがあったりで、自分の消化能力のしょぼさをよく知っているので、この

「ファスティング」
= 胃腸の消化機能を休める期間
= 他の組織・細胞の回復に充てられる期間
(ファスティングをした方で生理不順や無排卵が治るのはよくあることだそうです)

というのはだいぶ魅力的な話だったのですが、

「やっぱり食べられないのは怖い」

そんな先入観から、他のどんな手は試してみてもいいが、ファスティングだけは嫌だ!と、避け続けていたんです。

しかし、ファスティングを定期的にやっている友人が先日、第二子を妊娠したとのこと。「これはもうやらない手はない!」と思い、一念発起。友人に教えてもらう要領で、20日間のファスティングに挑戦してみました。

ということで、今回のnoteは、私のファスティング体験記と、体験する中で気付いた「ファスティングを成功させるコツ」について書いていこうと思います。

目次・あなたが試したいのはどれ?ファステイングの種類・忙しい人でも挑戦できる!ファスティングの期間・意外に多い?!食べられるもの・体験中のこと・成功のコツ

ファスティングの種類

そもそもファスティングの本来の意味は「断食」ですが、
今、巷で流行っているファスティングは、とある特的の食べ物や飲み物をとって、栄養源を確保しながら、デトックスをしたりダイエットしたりする、というのが主流。また一重にファスティングといっても、
・酵素ドリンクファスティング
・ヨーグルトファスティング
・味噌汁ファスティング
・野菜ファスティング

などなど、ネットで「ファスティング」と検索すれば様々な種類のファスティングが存在することがわかります。
今回私がしたのは、「ボーンブロスファスティング」
食べ物をやめ、消化を休め、デトックスして修復しようとしていること組織や細胞に、ボーンブロスから得られる栄養素を送り込むという方式のやつ。ボーンブロスは海外セレブもダイエットメニューとして取り入れるということで有名だそうですが、結果、これが私にはとても合っていたようです。

ファスティングの期間

種類も多様なら期間も様々。週末ファスティングという言葉もあるぐらいですから、2〜3日、7日、10日などなど、期間は自分のライフスタイルに合わせて選べます。会社員などで平日はどうしても食事を抜けないって人は、週末ファスティングなんてぴったりですよね!
私はほぼニートなので、20日のものにチャレンジしました。20日の内訳としては、準備期間(徐々に食事量を減らしていく期間)5日間、本番期間(ボーンブロスでのガチのファスティング期間)5日間、回復期間(徐々に通常のご飯に戻していく期間)10日間です。

意外に多い?!食べられるもの

意外に思うかもしれませんが、ファスティング本番期間中でも食べられるものがあるのです。私が友人から教えてもらったこの方法では、ボーンブロスの他に、蜂蜜、黒糖、レモン汁、塩。体重をなるべく落とさずにデトックスが主な目的という人はバターも食べてOK。まあ、バターをそのままかじる人はいないと思うので、私は蜂蜜に溶かしたバターを混ぜて、塩をちょこっと加えて食べていました。少し冷やすと、ヨーロッパのどこかの国で出てきそうなデザートに変身します。

体験した感想

ぶっちゃけ言いますね。

何をそんなにビビってたんだろう

と不思議に思うぐらい、全然普通に過ごせました(笑)。もともと食欲がない人間てワケじゃないですよ!でも、ボーンブロス(私は手羽元でブロスを取ってました)から出る鶏の油とシンプルな味付けの塩っ気。これがたまらなく美味い!!!そして、甘いのが食べたくなったら蜂蜜や黒糖があるし、ちょっとジャンキーなものを食べたくなったら蜂蜜バターを作って最後の最後までスプーンを舐めくりまわす(笑)。そんなこんなで本番期間の5日間は余裕でした。
回復期間に入っても、最初の5日間はフルーツやお味噌汁が解禁になる程度であまり変わらないのですが、唯一辛かったと言うならば、回復期間の最後の5日間。この期間は、食べられるものが増えて徐々に通常の食事に戻すのですが、小麦NG,加工食品NG,人工甘味料NG,白砂糖NG,化学調味料NG,添加物NG、、、

要するに、何を食べたらいいんだ?状態に陥るわけです。

さらに回復期間7日目は無気力すぎて買い物にも行けず、ウーバーイーツの韓国料理にしてみたものの、どれもこれもNGな食品ばっかりだったと、食べてから友人に指摘され、やや凹み。しかし、それ以外はちゃんと真面目にやってきたんだ!と気力を取り戻し、残りの3日間を無事終えた次第です。
なので、本当に辛かったのは、買い物に行く気力すらない日の対処法だけで、ここさえ事前にしっかり対策を立てていたら、丸々20日間、完璧なメニューでコンプリートできたかなーと思います。ああ、無気力だった時の自分が悔しい。。

ファスティングを成功させるコツ

さて、最後は、今回、人生で初めてファスティングを体験した私が思った
「こうすればファスティングは成功する」を書いていきます。

1)リードしてくれる人の存在
ファスティングは正直、自分一人でやるのは辛いです。私は友人がFacebookのプライベートグループを作ってくれたので、そこに今日の自分の食べたものや飲んだものを事細かに写真にとってアップしていきました。わざわざ友人がそこにコメントしてくれたり、いいねを押してくれるのですが、そうすることで、チートできない、自分にプレッシャーがかかっていきます。このプレッシャーがとても大切。

2)ファスティングの目的
「何のためにファスティングするのか?」私は妊活目的でした。なので、もちろんいくらでもズルすることはできるけど、結果、自分の体が健康体にならないのであれば、全く意味のない生産性のないことをしていることになります。なので、何かを食べたくなってしまった時は、「何のためのファスティングなのか」ということを自分に問いかけるようにしていました。

3)食欲から気をそらせるもの
どれだけ辛くないと言っても、イヤでも少しは食べ物のことを考えてしまう自分がいます。そういう時に気分転換できるもの。何なら、食欲を忘れるぐらい没頭できる存在があるといいです。私の場合はAmazon Primeビデオ。あー、なんかコバラすいたなーと思った時は、蜂蜜を舐めながら韓ドラを見ていました。ただ、韓ドラ、キュンキュンするところも多くて気が紛れるのは確かなのですが、食事シーンもものすごい多いので逆にお腹が空いてしまう場合もあるので要注意(笑)

4)食材ストックと非常時の買い置き
本番期間中は蜂蜜、黒糖、ボーンブロスがご飯なので、それらをとにかく切らさないように、ファスティングが始まる前にストックを買っておきました。手羽元はまとめて3kgぐらい買っていたので、業者の人かと思われたかもしれません(笑)
また、回復期間に入ると食べられるものがちょっとずつ増えていきますが、そんな中、買い物に行くのすら、米炊くのすらめんどくさくなってしまった時に挫折しないように、バナナやみかんなど、すぐ食べられるフルーツを買うのもオススメします。くれぐれも私のようにウーバーイーツ頼んでしまわないように!!

5)なんかかっこよく履けないと思っていたデニム
ファスティング中は体重も落ちますが(ちなみに私は46kg→43kgになりました)、私が一番効果を感じたのは、体のむくみがすっきり抜けて脚がほっそりしたこと。今までスキニーで履いていたデニムはもちろん、ストレートやボーイフレンドのデニムも、履くとゆったりとした隙間ができて、何だか今までよりもかっこよく履けてる(気がする)!こういうのが結構モチベーションを保つ上で大事なので、似合わなかった服の変化をファスティング中に楽しむのもいいかと思います。

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(ファスティング初日の体重を写真撮っておくの忘れました。涙)


いかがでしたでしょうか?
飽食の時代、食べ物に困らない日本だからこそ、常日頃から食べ過ぎてしまって胃腸が疲れている現代人は多いです。また、過食は万病の元でもあり、少し空腹を感じている方が、頭もスッキリとクリアで仕事も捗ります。

ファスティングは種類も期間も、それぞれのライフスタイルに合わせて選べるので、かなりお手軽にできるデトックスです。食べない贅沢な時間を過ごして、健康を手に入れること。そして、食べない時間を過ごすことで、食のありがたみ、美味しさをより感じられるようになるので、ファスティング後からは少しの量でも、気持ちもお腹も満足できるようになります。

気になる方は、ぜひやってみてくださいね。






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