佐藤文香『そんなことよりキスだった』(左右社)のための自己紹介 #そんキス
こんにちは。佐藤文香(さとうあやか)と申します。俳句のほうからきました。『そんなことよりキスだった』(左右社)という本ができました。
私のことをご存じない方もいらっしゃるかと思うので、ちょっと長めの自己紹介をします。
noteは、4年前に歌人の山田航さんと交換日記みたいなことをしていて、それをなんだかうやむやにやめてしまったのはたぶん私の方だったのだけれど、
そのあと左右社から山田航編著『桜前線開花宣言』(短歌のアンソロジー)と佐藤文香編著『天の川銀河発電所』(俳句のアンソロジー)が出て、
なんというか、いい友達であることは変わってないのでご安心ください。
その左右社から出るのが、『そんなことよりキスだった』(略称は #そんキス )です。
この本のこと、担当Wさんは"恋愛掌編小説集"と銘打ってくだスってまして、それにあてはまるものもあれば、あてはまらないものもあります。寛容なお気持ちでお待ちください。あ、「恋愛」という部分は、全部にあてはまります。
2014年に刊行した第二句集『君に目があり見開かれ』(港の人)の表紙にうすく「レンアイ句集」と文字がデザインされていたことには賛否ありましたが、
これ、もともと『恋愛句集』ってタイトルの予定だったんですよ。viva! 恋愛。
だから、こうして継続的に恋愛について考えていられることを、私自身は嬉しく思っています。 #そんキス の副読本として、「君に目」を。どっちも75のリズムのタイトル、どっちも人につけてもらったタイトルです。
ちなみにその前の第一句集『海藻標本』(ふらんす堂)、
これも大学4年生当時の彼氏につけてもらったタイトルです。この表紙も、そのあと付き合った別の彼氏が切り貼りしてつくったものを、デザイナーさんに忠実に再現してもらったものです。完全に余談ですが。
副読本といえば、『新しい音楽をおしえて』(マイナビブックス)という本がありまして、
詩なのかなんなのかというのはさておき、この中からは一話、 #そんキス への再録があったりもするので、このへんをご覧になりながら #そんキス 発売をお待ちいただければと思います。
ほかに、『俳句を遊べ!』(小学館)という入門書と、
『大人になるまでに読みたい 15歳の短歌・俳句・川柳』(ゆまに書房)の1〜3巻があります。こちら、短歌は黒瀬珂瀾さん、川柳はなかはられいこさんが選・コメントを担当されています。
音楽、好きです。とくに、日本語の歌詞のもの。今年は、初の作詞をさせていただきました。CRCK/LCKSの「Double Rift」というアルバムのなかの、「O.K.」「たとえ・ばさ」の2曲です。そのほかの曲も素晴らしいので、ぜひ聴いてみてください。
あと、歌詞に関するお仕事だと、こういうのがあります。
#そんキス にも、歌詞をつくった話がひとつ入っています。(俳句の話もいくつか入ってますけど、俳句がわからなくても読めるようにしてあります)
さて、 #そんキス 発売までのアドベントカレンダーみたいなかんじで、こちらnoteをつかって、できれば毎日、短い話を書いていこうと思っています。30話入っているので、一話ごとに私の思い出の曲をあげていくなんてどうでしょう、と担当Wさんに提案したところ、いいですね! とのことだったので、それをやります。
わたくし、1985年生まれの33歳です。たぶん、それくらいの年代の人だと懐かしい曲ってのがあるんじゃないかな。あと、 #そんキス のなかにも、懐かしいことがあるんじゃないかな。 #そんキス を買うかどうかはともかくとして、完全に私の趣味で、J-Pop、J-Rock好きの方に、お楽しみいただけるといいなと思っています。
ではでは、次回は、 #そんキス 目次とプレイリストを公開しますね。
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