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団地の断面図|18世帯カレイドスコープ

どうもこんばんは。
後に、おはようございます。

今日もお仕事、並びにnoteの執筆
お疲れ様です。

音楽の先生と教頭の詳しいプロフィールと活動内容は
こちらの記事へ。


※アイディアや発想などの権利を完全には放棄しておりません。
一次使用、二次使用などの場合は然るべき配慮を
宜しくお願い致します。


はじめに


たまに見かけるあの人や、
話した事はないが顔を知っている人。
または、全く知らない人。

彼らが普段どんな部屋に住んでいて、
どんな暮らしをしているのか。
興味はあれど、知る術などない他人様のプライバシー。
他人の不可侵領域。


今回はそのプライバシーの向こう側へと迫ります。

題しまして、
団地の断面図|18世帯カレイドスコープ

カレイドスコープ(kaleidoscope)
英語で万華鏡のこと。

覗き込む度に姿を変えるその様は、
まさに万華鏡。
美しいものだけでなく、時には歪な形を覗かせます。


基本的に部屋とは住人にとっての聖域のようなもので、
他人が介入することはおよそ不可能であります。
が、創作の力を使って
架空の団地を造りあげてしまえれば、
覗き込む事は可能です。


その架空の団地の名は
百色めがね団地(仮)

百色眼鏡   ひゃくいろめがね
万華鏡の意。


今回、
A棟
B棟
C棟の3棟
延べ18世帯のプライベートをご用意致しました。


それでは前置きはここまでにして
早速、覗いて参りましょう。




百色めがね団地 A棟

あるある度 ☆☆☆

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・A 101
筋骨隆々の男性。
多種多様なトレーニング機器が並んでおります。
もし、この男性が上の階に住んでいたならば、
下の住人はドタバタとうるさかったことでしょうね。
この男性が1階に住んでいて本当に良かったです。

・A 102
本が沢山ございます。
読者好きのお爺さんの一人暮らしといったところでしょうか。
この部屋には静かで穏やかな時間が流れていそうです。
私もぜひご一緒したい。

・A 201
絵に描いたような幸せ夫婦。
見たところ新婚さんでしょうか。
後に子供を授かり、もっと広い家へ引っ越すのでしょうね。

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・A 202
合計6人の大家族。
団地でこの人数は中々に中々です。
毎日が大騒ぎ確定。
しかし、下の階のお爺さんは推測するに耳が遠いのでしょうか。
あまり気にしていないご様子。

・A 301
お姉さんのお一人暮らし。
察するに、水商売系の方でしょうか。
団地ではこのタイプの住人は結構あるあるなのです。
願わくば、色気の出し方をご教授頂きたい。

・A 302
サラリーマン風の男性の一人暮らし。
お酒の飲み過ぎには気をつけてくださいね。
このタイプも団地では珍しくなく、
あるあると言えるでしょうね。

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 A棟の感想

A棟は比較的よくいるタイプの住人達で構成されていましたね。
このセクションは手始めの団地あるあるゾーンといったところでしょうか。
特殊なのは202の大家族くらいでした。
さてさて、お次のB棟はどうでしょうか。
引き続き、万華鏡を覗いて参りましょう。





百色めがね団地 B棟

闇度 ☆☆

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・B 101
これは、いわゆるゴミ屋敷ですね。
住人は見たところ小綺麗なお婆さんです。
外で出会ったら、まさかこの人の部屋がゴミだらけだとは思わないし、気付かないでしょうね。

・B 102
見たところ車椅子の男性の部屋です。
階段のみの団地では必然的に1階にしか住めないのでしょう。
今、団地でもバリアフリーの推進が強く望まれています。
これは我々も色々と考えていかねばならぬ問題でしょうね。

・B 201
とても微笑ましい光景ですね。
玄関でワンちゃんがご主人の帰りを待っています。
早く帰って来て、いっぱい撫でてあげてほしいですね。
ご褒美のおやつも忘れずに。

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・B 202
う〜ん、これは中々に判断が難しい部屋ですね。
良い方に捉えると、ヨガ教室。
悪い方に捉えるとするならば、怪しい瞑想集団。
皆様にはどう見えますでしょうか。

・B 301

少女がピアノを弾いています。
団地からこぼれる美しいメロディ。
住人達にとって、きっと癒しの時間となるはずです。
くれぐれもうるさいなどと無粋なことは言わないであげてくださいね。

・B 302
これは完全なるおふざけ部屋ですね。
…スルーでお願いします。

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 B棟の感想
B棟は少し闇を感じましたね。
中でも101のゴミ屋敷がインパクト大でした。
これは第三者が介入しない限り、改善はひじょうに難しいでしょう。
しかし、そこは他人の不可侵領域。
おいそれと介入はできないのです。
そして、バリアフリーについても色々と考えさせられました。
はてさて、お次は問題となる魔のC棟。
百色めがね団地の中で、一番闇が深いとされております。
皆様、心してご覧くださいませ。






百色めがね団地 C棟

地獄度 ☆☆☆☆☆☆

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・C 101
これはたいへん危険です。
家庭内暴力。
男性がバットを振り回し、暴れています。
今すぐ女性の方はこの部屋から立ち去るべきです。
そして今後は、この男性と縁を切ることを強くお勧めします。

・C 102
私は百色めがね団地の中でこの部屋が一番恐ろしいのです。
理由は色々ございます
が、中でもタンスやふすまの隙間からはみ出した
髪の毛のようなもの。
どうかウィッグかカツラであることを願います。

・C 201
かっぷくの良いおじさんが何かしらの植物を育てているようです。
これは、どうやら家庭菜園のように朗らかなものなどではなさそうですね。
いやいや、純粋に植物が好きなおじさんなのかもしれません。
決めつけはよくありませんよね。
…そう思いたいです。

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・C 202
これは急を要します。
子供が放置された部屋です。
親は一体何をしているのでしょうか。
大人が子供を守ってやれなくてどうする。
憤りを隠せません。

・C 301
これはいわゆる、引きこもりの部屋です。
最近ではメディアでフォーカスされる事も少なくなってきましたね。
単純に分母が増え、引きこもりが当たり前の存在になりつつあるからでしょう。
問題解決の糸口は一体どこにあるのでしょうか。

・C 302
おそらくこれは刑事の張り込みです。
しかし、私は言いたい。
懸念すべきは向かいの建物なんかではないのです。
あなた方のすぐ側に事件は山ほどございます。
まずは、202の部屋へ行って子供を助けてあげてください。
今すぐに。

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 C棟の感想
地獄でしたね。
まともな部屋が一つもありませんでした。
この百色めがね団地は完全にフィクションです
が、実際の団地にもこのような部屋が
絶対にないとは言い切れないのが怖いところなのです。
閉ざされた聖域であるが故に、
闇が生まれやすく育ちやすいと言えます。
悪にとって不可侵領域は絶好の隠れ蓑となってしまうのです。



あとがき



団地の断面図は以上でございます。
皆様、いかがでしたでしょうか。


今回の記事を経て、個人的に感じた事がいくつかございます。


それは、
何処で誰が何を行っているかわからない怖さ。
そして、一歩外に出れば全員が普通の顔をして
大衆に溶け込んでいく擬態性を持っているということ。


しかし、私は決して
簡単に人を信用するな
人を疑え
などということを伝えたい訳ではございません。


基本的に私は人間賛歌的な考え方の持ち主であります。


あくまでも今回の目的は、
言わば勾玉のような陰と陽の創作的表現にあることを
ここに明記させてください。



そしてそして、
この記事は今後も隙を見計らって
アップデートしていこうかなと考えております。

ですので今回、最後まで読み終えた方も
またふらっと覗きに来て頂けると凄く嬉しいです。

百色めがね団地を徐々に拡張していきたいと思っております。


しかし、団地の断面図を描くのが
思いの外エネルギーを消耗する事が判明致しました。
故に、いつ更新するのかは具体的に明言できないところではありますが…。


ゆっくりと楽しみつつ、
マイペースに頑張ります。



それでは長くなりましたが、今日はこの辺で。



最後までお付き合いくださり、
本当にどうもありがとうございました。

※追記
実は今回、完成間近で下書きのデータがすっ飛びました。
ほぼゼロの状態に戻り、顔面蒼白。
なんとか気合いでリライトし終えた今、
既に精魂は尽き果て
生ける屍状態であることをここに追記させてください。


感謝


なんと、ゆうすい  ふり子様がこの記事をサポートしてくださいました。

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