あやか先生おすすめ優良図書〜10選〜 今すぐ図書館へGO!GO!夕張
①キュリー夫人
偉人伝で1番熱い。
研究費捻出の為に新婚旅行を自転車で敢行。
勉強に没頭しすぎてぶっ倒れ、見舞いに来た友人に嗜められる夫人。
口では反省しつつも、次の日に全く同じ事をして再度ぶっ倒れる。
まさに、火の玉。
この本は私にとってのガソリンです。
②ツバメ号とアマゾン号
子供にとって夏休みは特別。
何か楽しいことが待っているんじゃないかというワクワク。
ウキウキ。ドキドキ。ハラハラ。
その全てが濃縮された一冊です。
人間関係が秀逸。
ぼくのなつやすみというゲームが好きな方は絶対ハマります。
③霧のむこうのふしぎな町
センスが面白さに繋がってないとただ鼻につくだけだなんて言葉がありますけど、この作品は万事良い方に転んでいると断言できます。
出てくるキャラクター全員がホームランを打ってきます。
かなりお気に入りの作品です。
個人的には旧版のイラストが美しくてオススメです。
④トムは真夜中の庭で
身近な限られた場所で時空を超越する話の元祖、源。
リミテッドスペース系SFの記念碑的作品でありながら、今でも古さを全く感じさせません。
子供は勿論、大人をも唸らせる面白さ。
カーネーギー賞受賞は伊達じゃあない。
⑤だれも知らない小さな国
こぼしさま(小人、コロボックル)に纏わる小説です。
キラキラ輝くお星さまのように素敵なお話で、これを読んでいる子供達の笑顔が容易に想像できます。
現代のテーマと深くリンクしているので、大人も楽しめます。
賞を3つも取ったのも納得の一冊です。
⑥黒い兄弟
黒い兄弟とは煙突掃除夫の少年達による互助同盟グループの名です。
互助同盟を作るという考えは大変素晴らしい人間の知恵。
大きな苦しみを分散させ、小さな喜びを増幅させます。
文明の発達した現代ではSNSなんかもそれにあたるのかもしれませんね。
⑦長くつ下のピッピ
幼少期に一度は妄想した、大人の干渉を受けない暮らし。
それを具現化したものがピッピです。
障壁は才能や大金で跳ね除けます。
ピッピは子供達が作った子供達だけのリーダー。
ですから、大人にも常に完勝します。
無敵です。
こりゃ参った!
⑧ゲド戦記
この本は清水さんの訳、作者の力量共に最高峰。
感覚的な作品。
言葉で表現できない何かの一端を丁寧に拾い紡いでいって、最終的に巨大なエネルギーの塊を創造するかの如く。
この本を完璧に解説できる人はいないと思っています。
私の中で読後の満足感1位。
⑨タイタンの幼女
タイタンの妖女はSFに純文学の要素が混じった本。
秀逸な物語と精神的包容力。
この本は出会うタイミングが肝。
若い頃ならスルーしていた可能性大。
疑念の滞留と救いの渇望がシンクロした時、この本は扉を開く。
⑩イワンのばか
人に対して悪意を一切抱かないイワンは、ある意味ネジが一本外れている狂人とも言えます。
理想の極論をイワンに託している。
しかし、それによってズルをして得をするという行為の滑稽さが鮮明になります。
未来の子供達にも語り継ぎたい一冊。
あやか先生って誰?
音楽の先生と教頭の詳しいプロフィールはこちら。
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