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奏者によって音色が異なるのは【倍音】も関係していた!?

引っ越しして主婦になって早半年!
旦那と出会って早2年、、!!

これからもよろしく。と嬉しいプレゼント、、、、。・(>_<)・°°
コロナ禍で、お互い自営の私達は不安定な状況が続いておりますが、戦略と知恵を絞って、こんな状況だからこそ得られるものを今後とも探りながら楽しんでいこうと思います。

さて、本日も音楽にちなんだ内容をお伝えして参ります!
同じ楽器でも、奏者によって音色や雰囲気が異なるな〜と感じることはございません?
メーカーやリードなどの仕掛けによっても変化がありますが、実は【倍音】が関係しているんです!!
あなたは【倍音】って何?と聞かれた時、どうお答えしておりますか?

本日は、倍音とは一体どんなものなのか?演奏で倍音はどう関係しているのか?についてお話していきます。

早速まいりましょう!

<吹いていないのに他の音が鳴る!?>


そもそも前提として、全ての音は、様々な音が集まって鳴っている『集合体の音』になっています。
『一音』は実は『集合体音』となっているんですね、
つまり倍音とは、簡単に言うと「ド」を鳴らすと「ド」以外にも音が鳴っている事になります。

この『倍音」は、耳で聞き取ることもできます。
が!!
音が小さくて、なかなか聞き取りにくいんです、、!!
機械などの精密機器なら抽出できるのですが。。。。

<倍音にはそれぞれ役割の音がある>


へ音譜表の「ド」を鳴らした場合の倍音を例にして取り上げてみます。
まずは下記画像をご覧ください。

これは、「ド 」の1音しか鳴らしていないのに、実はこんだけの音が鳴っているんです!

1番下(ヘ音記号)のドの音に注目してください。
この『ド』の音を【基音】と呼ばれ、自身が鳴らした音のことを指します。
そして、基音以外に上にいくつか音が記載してありますね。
これらの複数の音をまとめて【倍音】と言います!!

その倍音の中でも、下から『第二倍音、第三倍音、第四倍音、第五、第六、、、、、と十何倍音まで続いている』のです。


鍵盤で「ド」しか押していないのに、共鳴して鳴っている音が上記画像の音になるのです!!!

人間の耳だと結構聞き取りにくいのですが、なんとなーく「ホーン・・・・」と鳴っているのが聞き取れそうな感じでもあります。
ぜひ、今鍵盤が目の前にありましたら、ぜひ一音鳴らしてみてください。
それ以外の音がなんとなく聴こえてきたりしません??

<倍音には奏法によって変化する>


先程はピアノ(鍵盤楽器)を例に『ド』での倍音を抽出しました。
ただこの【倍音】!!変化するのです。

変化する要因は主に
『楽器・音の高さ・奏法』によって倍音の含まれるものが変わります。必ずこの音にこの倍音が鳴る!とは限らないのが、音楽の面白いところです。

●楽器●
ヴァイオリンやフルートなどの高音域を得意とする楽器で「ド」を鳴らすと、含まれる倍音が変わります。

●音の高さ●
ドレミファソラシの中でもそれぞれ低い音から高い音で倍音が含まれる音が異なります。

●奏法●
同じピアニスト、ヴァイオリニストなど、演奏者の奏法によっても倍音が当然異なります。
倍音がどう含まれているかによって、音色も変化するのです。
つまりは楽器のメーカーやマウスピースなどの仕掛けだけでなく、本人の奏法によって、その奏者にしか出せない倍音を出しているという事になります。

例えば、クラリネット協奏曲でも、ある人が演奏すると、「芯があって情熱的でどこか荒々しい感じ」と思うことがあったり、また別の奏者が同じクラリネット協奏曲を演奏すると、「ふんわりして包み込んでいるようだ」と感じることがあったりします。
これらも、個々によって、倍音の含まれ方が異なることで、音色にも影響している。と考えられるのです。
それこそ、一人ひとりの奏者にしか出せない「色」にもなるのですね。
倍音、侮るなかれ。

<倍音として鳴りやすい音>


比較的聴き取りやすい倍音の音ってどんな音なのでしょう??
これには音の振動を目安にお伝えしていきましょう。

一本の弦を伸ばして「ビヨーン!」とつまんで離したとしましょう。
弦全体の振動を下記画像で表してみました。


これが「基音」となります。(※自ら鳴らしている音の事が基音)
次に、先程の弦を半分押さえて振動を半減にします。
イラストで表すと下記イメージになります。


これが、音でいう「第二倍音」に値します。
真ん中を押さえながら、両端をビヨーンと伸ばして弦を離してみた時の動きになります。
ここでは、振動を2分の1にしたもの=第二倍音となります。

次に、この基音をさらに3分の1にして、2箇所押さえた状態で弦を振動させてみましょう。

振動が3分の1になったもの=第三倍音になるのです。

同じように、3箇所弦を抑えた状態で、振動させると下記イメージになります。

振動する箇所が4等分されていますね。
4分の1の振動=これが第四倍音となるのです。

倍音の物理的構造、少しはイメージがついてきたでしょうか?

これらの基音から第二、第三、第四と振動が細分化されて倍音の音が構成されているんですね。

ちなみに、基音から聞こえる振動数をヘルツ(Hz)と呼ばれています。
基音に比べて、倍音はかなり細かい数千Hzの世界で振動しているんですね。

音一つとっても、まだまだ知らない世界があって、自身にしか出せない倍音を本日も出しているのかもしれません。

さぁ、自分にしか出せない色も楽しんで、本日も演奏を楽しんでまいりましょう!!!!

<次回予告>


最後にHz(ヘルツ)について触れました。
そういえば、みなさん、チューニングって442Hzで行っている団体、多くないですか??
なんでその数値なんでしょう?
あなたはなぜその数値でチューニングしているのでしょう???

次回はそれを解説してまいります♪
不定期更新なので悪しからずm(_ _)m


それでは、今週も素敵な一週間にしていきましょう♪


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