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「好き」の棚卸し


昨夜はなかなか寝付けず、なぜだか急に折り紙を折りたくなりました。

けれども折り紙が手元になく、目についた伊勢丹の紙袋を正方形に切って折り紙の代わりに。

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気がついた時には、新宿あたりで散財してそうなお雛様とお代理様が完成していました。

たった20分ほどの工作時間でしたが、久しぶりにとてつもなく没頭できた時間に。紙さえあれば徹夜して雛人形オールスターズを揃える勢いでした。

こうやって時間も今抱えている悩みも何もかも、忘れられたのは本当に久しぶりのことだったように思います。



思えば保育園生の頃、毎朝泣いて行くほど保育園へ通うのは苦痛で仕方なかったけれど、折り紙の時間は割と好きだったような気がします。

この頃は自分の「好き」が分からなくなり、自分の「好き」を探して彷徨っていました。だから、昨夜のあの時間は、自分の本能的に好きだと思えるものに出会い直せたような、そんな貴重な時間でした。


それと同時に、これまで自分が「好き」だと思っていたものの多くは、もしかしたら頭の中で考えた「好き」だったのかもしれないとも思ったのです。

「こんなの素敵なものを好きな自分って、なんか素敵に見えるかも」

そんな誰かからの評価を、自分の「好き」なものにまで求めていたような気がしてきました。



これまでの「好き」の全てが、そんなふうに頭で考えたものではないと思います。でも、ゼロでもない気もする。

自分の「好き」に迷いが出てきた今こそ、少し時間を取って「好き」の棚卸しをしてみるチャンスなのかもしれません。




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