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上杉謙信も食べていた?実用性が高い究極の保存食:ずいき縄とは一体何者?【新潟メシ】

今日のテーマはこれ。

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ひも?


そう、ひものように見えますこちら・・・
「ずいき」です。


いや、だから、ずいきって何?


そう思う方もいるかもしれませんね。


新潟ではメジャーな食材
ずいき。

里芋の一種である「八ツ頭」の葉柄(茎)

要はこれです↓

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実はこのずいき、
あの上杉謙信の戦場のお供だったとか?

え?どゆこと?

気になりますよね~。


今こそ武士のメシ

これからの未来に何が起こるか
もう誰にも予想できない時代。

そんな中、
人の命を繋ぐものはやっぱり「食」。

電気ガス水道があるのが当たり前
じゃなくなる日がくるかもしれない。

そんなとき
「保存食」を学んでおくことは、
あなたと家族の命を繋ぐことになるかもしれない。

昔から伝わるものは究極のSDGs。

先人の知恵から大いに学ばせていただきましょう。

今日のテーマは

戦国時代の保存食:ずいき縄の秘密に迫る。

迫っちゃおう💖

新潟メシとしてのずいき

新潟ではこのずいきを甘酢漬けにして
「ずいきなます」として楽しみます。

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作った直後はこんな色ですが、
翌日にはもっと綺麗なピンク色になります。


お盆に食べられることが多いですが、
お正月に出てくることも。

これも長期間持つので、
保存食の一つ。


他にはみそ汁に入れたり、煮物に入れたりと
新潟人の生活と共にずいきはあります。

昔は各家庭で栽培していたようですが、
今は新潟でも買う人の方が多くなっている。

田舎も確実に変化しています。

幸い我が家では
じいちゃん畑で今年もずいきが採れました。

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(あと新生姜ももらった日)

ちなみに
知ったかぶって語っていますが
私、今年が「ずいき2年目」の新参者です(^^;

去年お初のずいき↓


さて、このずいき。

長く楽しむために
「干す」
も昔から選択されてきました。

私も試しに干してみた。

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この干しずいき。

かつて戦国武将たちの
戦場のお供だったというのです!

知ってましたか?


戦国クッキング

note文中写真 (19)

テレレッテテレテ♪
テレレッテテテレ♪

いきなり始まりました戦国クッキング!
今日は「ずいき」ですよ~✨

まずは
この干しずいきを縄状によりましょう。

よりよりよりより

これを、
味噌・酒・鰹節で煮込んで

ぐつぐつぐつぐつ

そして乾燥させたら・・・

するとあ~ら不思議。

命を繋ぐ『ずいき縄』のできあがり✨
(芋がら縄ともいわれるんですね)

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画像:https://twitter.com/sasano_sai/status/962587360876576768

これなんと、
戦場で縄としても使えるし

しかも
いざというときに食べられる優れもの。

ピンチになったら
みそ汁にしたり、
スルメのようにかじってみましょう。
(これホントらしい)

以上、戦国クッキングでした♪

参考文献:武士のメシ:著:永山久夫

↑この本に、30年物の芋縄の写真が載ってて驚きです!

一石二鳥
であり
最強の縄。


それが

ずいきスタイル~ZUIKI STILE~

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ず、ず、ず、ず、ず、ず
ずいきスタイル
(悪ノリ)

画像:https://www.ilmessaggero.it/spettacoli/musica/nuovo_video_piu_visto_see_you_again-2558029.html


しかも、

茎の栄養分だけでなく、
味噌・鰹節の貴重なたんぱく源になるときた。

栄養的にもばっちりなんて・・・

使えるのに、食べられる。
すごいやつが現れた。

ずいきってすごいんですっ。

今年は試しに何本か干しただけでしたが、
次回は本気で「ずいき縄」作ってみようかな?笑

最後に・・・

昔から伝わるものは
究極のSDGsかもしれない。

先人の知恵から保存食を学ぶことは
緊急時の備えになるはず!


こんな時代だからこそ。

備えよう。

そして
それを楽しめたら最高!

これからも楽しく保存食。
考えていきたいなって思います。

さて、今日のワークは

あなたの家にある乾物は何がありますか?
一度確認してみましょう。

でいかがでしょう。

キーワードは
「ずいきスタイル」でお願いします。


手作り干しシイタケをカビさせて
ショックだった

綺麗道 古川綾子でした。

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(これ本音)


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