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【旅行】1つの単語から旅行の思い出が深くなった話。「旅するクロアチア語」を読んで。

新婚旅行先をクロアチアに決め、ガイドブックを読み漁ってる時にちょうど、「旅するクロアチア語」が発売されました。新婚旅行を2ヶ月先に控えている時でした。


クロアチア楽しんでおいで‼︎と後押しをされたような感覚になって、とてもワクワクしながら本屋さんに買いに行ったのを覚えています^_^


この本はクロアチア語の基本会話や旅行会話、クロアチアの文化を写真付きで教えてくれて、読み物としても楽しませてくれました。


先に言っておくとクロアチア語は話せるようにはなっていません…。(著者の方には申し訳ない・・・)


でもこの本を読んだことで今でも鮮明に嬉しかった気持ちになる素敵な思い出が出来ました。


クロアチアの観光都市、ドブロブニクを訪れた時。

旧市街の城壁散歩🍊

ドブロブニクの観光は、中学生レベルの英語が聞き取れて単語が話せれば特段困ることはありませんでした。実際に私自身がそのレベルです。



ホテル、レストラン、お土産物屋さん、ほとんどのお店がまずは英語で話しかけてくれて、日本人だとわかるとすぐに日本語メニューを出してくれました。ホテルの方に至っては知っている日本語でコミュニケーションを取ってくれたりと気持ちを和ませてくれる程で、日本からだいぶ離れた異国の地でとてつもない安心感。


そのため、本を持ってすぐにクロアチア語を発する準備は出来ていたもののなかなか勇気が出ず。クロアチア語をなかなか使えずにいたのです。



そんななか、クロアチアの旅行本にもよく掲載されているドブロブニク旧市街にあるレストラン「Doudo  Maroie」へ。



このお店の方にも「Where are you from?」と聞かれ、日本だと答えると日本語メニューを出してくれました。海鮮が美味しいと聞いていたので、タコのカルパッチョとイカの炭火焼きを注文することに。



イカの炭火焼きはゲソはとっても美味しかったものの、中にチーズ詰まっていて正直日本人には重たい濃厚さ。中がスカスカでも良いからチーズの量が半分ならパクパクいけたなぁと思った。

イカの炭火焼き。野菜もイカもボリューミー🦑



タコのカルパッチョは、日本で食べるタコのカルパッチョとは厚さが違いとても薄い。ただその薄さが食べたことがない食感を生んで、フグ刺しを食べる時のような感覚でズザーっとフォークを走らせて口に運びたくなる程美味しかったです‼︎新鮮だからかタコの透明感もあっていまだにこのお店のタコのカルパッチョが食べたいなぁと思う。

タコのカルパッチョ🐙


とっても感動したのでお店の方に美味しかったと伝えたい‼︎クロアチア語を発するなら今だ!と思い



お店に入るときに案内してくれた女性の方がお皿を下げに来たので、緊張しながらも


「U・・・Uskuno‼︎(ウスクノ)」



女性の方は最初キョトンとしていた。その後何かに気付いたように笑い出し



「Ukusno!!(ウクスノ)」(美味しい)と言い直されてしまいました。



そう私はたった1つの単語でさえ間違えたのです…‼︎しかも発音も全く違っていた。


あんなに本読んでチャンスを待っていたのに!!と思ったけれど、



女性の方はとても笑顔で正しい発音で何度も「Ukusno」を教えてくれました。
そしてとても嬉しそうに鼻歌を歌いながら、キッチンへ。



私はその横顔を見て、勇気を出してよかったと思いました。
ほんの数分間の出来事だけど、かけがえない新婚旅行の思い出に。



お店を出るときは「Hvala(フヴァラ)」(ありがとう)とスムーズに伝えることが出来て、お腹も心も満たれるランチタイムとなったのです。



このお店を出てからは挨拶やお礼、美味しいという言葉はクロアチア語で伝えられるようになっていました。


「Dobro jutro(ドブロ ユートロ)」(おはよう)


「Dobar dan(ドーバル ダン)」(こんにちわ)


「Dobra vecer(ドブラ ヴェーチェ)」(こんばんわ)

「Pardon(パルドン)」(失礼)
※誰かに軽くぶつかってしまった時に




挨拶1つでもドブロブニクの人々は本当に嬉しそうにしてくれて。

「旅するクロアチア語」に



クロアチア語は世界で一番難しい言語の1つ。クロアチアの人々もそれをよくわかっている。だからこそクロアチア語で話しかけたらとても喜んでもらえるはず。



と書かれていて、本当にその通りで感動‼︎



育児が始まって、気軽に旅行に行けない現在だけど、子供にドブロブニクの景色を見せること、旦那さんともう一度2人でドブロブニクに行くことを夢見て日々過ごしています。



今は翻訳アプリや日本語や英語の案内が充実しているから、きっと現地で困ることは少ないとは思う。



でもクロアチアでなくても、旅をする国の言語を少しでも話したらきっと忘れられない素敵な出来事が待っているはず。



だんだん旅行も解禁されてきたので、皆さんにも素敵な旅の思い出が出来ますように。

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城壁の隙間から

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