恐竜と禅の世界、福井旅後編
前回に引き続き、今北陸新幹線開通で賑わっている福井県の魅力をお届けしたいと思います!
車の運転ができないため(泣)、
主な交通手段は電車とバス。
2日間で巡った有名どころ3箇所を紹介します!
①越前大仏(勝山市)
2日目に訪れたのは、昭和62年に相互タクシー創業者で大実業家の多田清氏によって建立された大師山清大寺。なんと総工費380億円なのだとか!
歴史は浅いですが、東京ドーム4.7個分ある敷地内には日本一の高さを誇る五重塔や大仏殿があります。
門をくぐると現れる巨大な大仏殿。
ここは本当に日本なのか?と疑うほどの巨大な建物。
大仏殿に一歩踏み入れた瞬間、その荘厳さに思わず息をのみました。
しばらく言葉がでてこないほど、空気感に圧倒され…。
あの有名な東大寺(奈良)の大仏よりも2メートルほど大きい、17メートルの高さを誇る日本一大きな大仏様。
多田氏が1代で成功したため、『出世大仏』としても知られます。
大仏様を囲む壁には1200体を超える石仏。中国文化をモデルにつくられた空間。日本ではなかなか味わえない、まるで異国にいるかのような不思議な感覚。
これまた日本一の高さを誇る五重塔や九龍壁は、冬場はお休みということなのでまた改めて訪れたいです!
②恐竜博物館(勝山市)
続いて昨年リニューアルした恐竜博物館🦖
化石好きな私はずっと気になってたので、念願叶って大満足でした!
恐竜の全身骨格がなんと50体(うち10体は実際の化石)も展示されており、見ごたえ抜群。太古の歴史に想いを馳せました!!
ぼーっと眺めていたいほど、
大迫力の本物の化石や復元模型たち。
地球科学から始まって鉱石、生物に至るまで恐竜関連の展示内容が濃い!
そして、化石発掘体験や化石クリーニング作業をしている様子を見れたりと、化石を間近に感じることができる内容盛りだくさん。
フクイラプトルやフクイティタンをはじめ、福井で発見された恐竜についても詳しく展示されています。半日は軽くいれるのでおすすめ!
③永平寺(永平寺町)
最終日に訪れたのは、鎌倉時代に開かれた曹洞宗の大本山永平寺。
日本一厳しい修行をしているお寺として有名で、禅の教えを説いた道元が開祖のお寺です。
2015年には『ミシュラン・グリーン・ジャポン』にて2つ星に掲載されるほどの、福井を代表する観光名所。
福井駅から直通バスで30分ほどで着くのでアクセスも良いです!
参道に踏み入れると一気に厳かな空気が変わり、背筋がピシッと伸びました。何とも言えない聖なる領域に入った緊張感。
拝観ルートでまずはじめに現れたのが傘松閣。天井一面に著名な画家144名が花鳥風月を描いた230枚もの絵が飾られています。ある5つの生き物の絵を見つけると「願い事が叶う」と言われたので、必死に探して首がつりかけました。(笑)
さらに進んで道元の尊像と遺骨が安置されている、永平寺の中でも最も重要な建物『承陽殿』を通ると、ちょうど僧侶達ががお経を唱えはじめました。少し離れたところからも地響きのごとく伝わってくる声は圧巻。(承陽殿は撮影NG)
100名を超える「雲水」と呼ばれる修行僧が、実際に修行をしているんだと肌で感じ、一気に緊張感が走りました。
一通り回ってみるとその教えや歴史や重厚感でお腹いっぱいに。
テレビでしか見たことなく、なんとなく知っているだけの修行。
日々厳しい修行を行い、真摯に自分と向き合い続けている雲水さんに圧倒され、これまでのお寺の概念が覆りました。
そして言葉では多くは語れないのですが、永平寺に魅了されたという方々が多いことに納得しました。
何よりあのスティーブ・ジョブズも禅の教えに感銘を受け、永平寺での出家をのぞんだというほど。海外の方々も憧れる自己を見つめる『禅の世界』。
時代は移ろっても、『自分と向き合うこと』が人間の宿命なのだと感じました。少し自分に立ち返る、そんなきっかけになる場所です。
座禅体験や参篭体験等の修行体験もできるので、福井に来たら必ず立ち寄ってほしい場所です!
※基本室内なので雨の日でも不自由なく拝観できますが、階段が多いためご高齢の方には少々きついかもなので要注意です!
さいごに
福井駅もいたるところに恐竜のモニュメントがあり、街を通して恐竜推しなのが楽しかったです!!
歴史も学べて、福井は想像以上にスケールが大きかった!!
そして一つ一つが見応えあって今なお余韻に浸っています!(笑)
雪の影響で東尋坊は断念しましたが、一乗谷朝倉氏遺跡含め、改めて訪れたい魅力的な場所が沢山ある場所になりました😊
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