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間借り本屋さんのMyたな④~えっちらおっちら観光客にまぎれてガラガラ引き

こちらは、箱根にある本喫茶わかばというブックカフェで、りんご箱一箱分のスペースを間借りして、本屋さんをしている英(あや)の「間借り本屋・奮闘の記録」です。(地味な奮闘)

\これまでの記録はマガジンをどうぞ↓/

❖  本、約40冊。だいぶ重い。

見出しのとおりなんですが、改めて紙の重さを感じました。

無事、スリップも作り終わり、挟み込むのは本喫茶わかばさんで作業することにしまして。
問題は、どうやって運ぶか?  ということです。

まず、本が痛まないように、小さめのダンボール箱に入れて(パンスクの箱がナイスサイズだった)、当初、行きは父運転の車・帰りはバス&電車で運ぶ予定でした。
が、
一緒に行くはずだった母が前夜に「コロナ怖いから片道でも電車バス乗りたくない」と言い出し、結局、全編私1人で電車&バス運搬に。
(結局これで私が罹患したら、同じやろい!)

さぁて、マジでどうやって運ぶよ……?

もうこうなりゃ、旅気分です。
キャスター付きのキャリーケースを引っ張り出し、パンスク箱に入れた本をそのまま詰め込みました。
お見せしたかった、グリーンのキャリーケースに、きっちりピッタリはまった本たちを!(写真撮り忘れ)

❖  「観光」の反対は「仕事」なのだ

翌日、「何日間の旅行に行くんだ??」と思われるくらい重たいキャリーケースをゴリゴリガラガラ言わせながら、箱根へ向かいました。
旅行じゃないのにキャリーケース引っ張って、乗りなれた電車に乗るって、ちょっと恥ずかしいんだな、と知りました(笑)

小田原駅から箱根登山鉄道に乗り、箱根湯本駅に着くと、同じような姿の人たちでわりといっぱいで。
でも、違うのです。中身が(笑)

ここから本喫茶わかばがある仙石原までは、箱根湯本駅から桃源台行きのバスに乗ります。(ユートピアと読んではいけない。中二病)
バス待ちの列に並んでいると、さすが観光地、バス会社の方が順番に交通系ICカードの確認と観光施設のチケットをオススメに来ました。
何を思ったのか私は、
「仕事です」
と答えていました。。。
いや、仕事ちゃうやん。趣味の搬入やん。

「観光客じゃない」の反対語が「仕事です」だったんだと思われです(笑)
言った自分もびっくりしてました。あはは

前に並ぶ、同じようなキャリーケース引いたカップルにまぎれ、
私も重たいキャリーケースをバスに引っ張りあげ、
バスの運転手さんに「荷物置き場にどうぞ」と言われたにも関わらず、
「間違われて持ってかれたら嫌だ絶対置かない!」と間違う人も絶対重さで解って間違わねーわと自分でツッコミつつ、
後ろの席までガラガラ引っ張って、
むりくり座席にはめ込んで2人がけ椅子を1人で占領しました。
(空いてたからである。満員なのに占領したのではない、断じて)

都会から来た(であろう)前列のカップルは、山間部なのに案外スピード出してぐねぐね山道を走るバスに、終始ビビってました。
途中から無言になってて、ちょっと可哀想だった……。
↑都会住まいじゃないから慣れてるワタクシ。

❖  住宅街をゴロゴロ鳴らして本喫茶わかば到着

30分弱で、最寄りバス停の仙石案内所前に着きました。
3月なので観光シーズンにはちょっと早いのか、スイスイでした。
13時の開店ちょい過ぎくらいに着いて、混み出す前に本棚作って……なんて思ってのれん(ホントにのれんがかかってる)をくぐったら、もうすでにお客さんが何組かいらしてる!
すごい……。
ちょっと侮ってました、箱根仙石原。(いとよさん、すみません。。。)

この時いらしたのが、マダムお2人と、この近くにある「星の王子さまミュージアム」にお勤めのお2人。
星の王子さまの方々も棚主さんで、本の補充をされていました。
この棚も凄いのです✩
20冊以上ある本がすべて『星の王子さま』!
しかも装丁が、ぜーんぶ違うんですよ。(興奮ぎみ)

日本語訳だけでもこんなにあると思わなかった!

いろんな棚を眺めたり、ゆったりのんびり、わかばさんでご飯をいただいたりしながら、本棚スペースが空くのを待ちます。

❖    助けてぇ、いとよさぁん(のび太風)

ついに棚に収めるときがやって来ました。
なんと私たちの棚は、タンスの引き出し!!
星の王子さまミュージアムの方々のような配置(↑の写真)を考えていた私ですが、突然、空間認識能力を試される事態に!
どうしよう、部屋の片付けも苦手なのに!笑

店主のいとよさんに聞いて、引き出しの有効活用を教えてもらいました。
最初は戸惑いましたが、引き出しにワクワクが詰まってるなんか、ドラえもんかナルニア国物語か✩ですよね。(ナルニアは引き出しじゃない)
頭フル活用で考えた配置がこちら↓

引き出しをひっくり返すなんか思いもつかなかった……。

作ったはずのスリップが数枚なくて、その場で手書きするなんてこともありましたが、なんとか設置完了です!

この棚をご覧になったマダム(お客さん)に「配置がステキね。インテリア関係の仕事とかしてるの?」と聞かれ、ビックリ嬉しくなりましたが、ほぼ、いとよさんのヒントのおかげでございます。
(0ベースで立体考えるの、苦手なのよ……)

最後に、こちらのマダムと嵐(私は大野くん推し)の話で盛り上がり、すっかり夕暮れになって、軽くなったキャリーケースをガラガラ引っ張っりながら、帰路に着きました。

帰宅後も幸せな時間が流れる、本喫茶わかばへの搬入でございました。
お天気で良かった◎

❖ 次回のマイたな

やっとこさ本題に入ります(笑)
間借り本屋さんのMyたな⑤~体感ブックレビュー
をお送りします。
いつになるかなー?汗

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