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ぶっちぎるとき

人と意見があわない時にミスターセンクスにできることは2つ。
分かり合うまで「対話する」
わかり合うのを諦めて「ぶっちぎる」
ちなみに「譲る」という言葉はセンクスの辞書にはない。
それはお分かりのとおりである。

会社で会議をしている。
解決できていない問題を議題にあげ、
内容を説明したところで、皆が黙り込む。
解決できないから議題になっているわけであり、
そこで何も意見が出てこないのは当然のことである。

ミスターセンクスはこのノンクリエイティブな空間が大嫌いである。
解決できないことなんだから、正解など誰も求めていない。
でも黙るんじゃないよ!と思ってシマウマなのだ。

一生懸命考えて、今考えられる最大限のアイデアを捻り出す。
皆が私をみて、うんうんしている。
ああ、なんという快感なのだ。
スター属性のセンクスは視線だけで昇天できるのである。

そんな昇天タイムも束の間
話が終わり、数秒の沈黙が訪れる。
そこから「やらない理由討論会」が始まる。
彼らが夢中になっているのは、ワクワクではなく、リスクである。

そこでセンクスはハッと気づく。
私のような戦略と着想の人間は、ときに思考が暴走し、
他の人を置いてけぼりにすることがあるから気をつけろと。
ストレングスファインダーの結果に書いてあったのだ。

ああなるほど、彼らには私が宇宙人に見えているのだ。
そう考えたセンクスは、まず彼らとの対話を選ぶことにした。
口頭でプレゼンした内容をきちんと視覚化し、
リスクを全て列挙したうえでメリットを伝え、
やらない理由はないと思わせる必要があると感じたのだ。

そこで不安になったのだが、
きちんと説明し、対話したとしても、
彼らの態度は変わらないのでは?ということである。

ビジネスにはタイミングというものがあり、
その機会を失うと大きな損失を得るということがある。

彼らの意見が変わるのを気長に待つのか、
自分のアイデアと先見性を信じて、反対を押し切り行動するのか。
「ぶっちぎりどき」を探っているのである。

ぶっちぎることには責任が生じる。
同意を得ずにやったことに対して起こったことは会社の責任ではなく、
センクスの責任だからである。

しかし、「ぶっちぎらなくてはいけない」タイミングは必ず存在する。
センクスはそう思っている。
ぶっちぎって社員の意表をつかなければ、
市場の意表をつくことなどできないからだ。

今はただ、戦略性・先見性・着想を磨く訓練をする。
将来組織のTOPに立った時、訓練の成果を発揮してぶっちぎりまくるのである。
1年に1回はぶっちぎり昇天祭りを開催しようではないか!

なんて思っている私は立派なサラリーマンなのである。

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