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短期的セールスか長期的ブランドか

新型コロナウイルスの影響で、様々なイベントが中止になっている。
多くの人が1つの場所に集まる環境は感染のリスクも大きく、
政府からも微妙な感じで「自粛して〜」みたいな指示が出ている。

こうなった際にイベントを決行するかどうかは主催者に委ねられる。
イベントには様々な利害関係が関わっており、
この決断は非常に難しいものになる。

ユーザーサイドから見れば、
楽しみにしていたイベントが中止になることは残念なことである。
場合によってはすでに支払った費用の返金がないこともあり、
金銭的にも精神的にも大きな損害を得ることになるだろう。

そういった消費者心理も、感染拡大により短期的な変化を見せている。
自分か被る損害よりも、感染リスクを危惧する人々が増えるからである。
そうなれば、無理に決行しようとする主催者に対して、
「こんな時にイベントを決行するなんて、不謹慎だ」と、
今まで築いてきたブランドが崩壊してしまうような出来事になってしまう。

やらなくても責められ、やっても責められる。
経済的損失がニュースで騒がれているが、
この不明瞭な状況の中での立ち回りにより、
ブランドさえも損失してしまうこともある。

売れた売れないは短期的なものだが、
ブランドの構築は中長期的に醸成していくものである。
ブランドが崩壊する方がダメージは大きいように感じる。

選択の扉は開かれているものばかりではなく、
入ってみないと状況が見えないことの方が多いようにも思える。
その一瞬の決断が間違ったものにならないよう、
的確でリアルタイムな状況判断と、
ミスターセンクスのような着想型人間の採用は大切なことである。
報酬はもちろん、美女でお願いしたい。

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