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他人のしごと、のぞき見したい!

はじめに 

最近、何気なく立ち寄った書店で、手にした本です。


校正を仕事にしている 牟田都子さんの著書【文にあたる】


わたしは、読書家にあこがれているものの、活字を読むのがどうも苦手。
本を読む習慣や趣味のある人って、それだけでもうかっこいいし頭が良さそうなので(もうこの時点で、わたしのレベルが知れますね、、、)憧れの存在なのです。

知識欲はあるのに、集中力が続かない。
本を好きな人は一体どうやって本と付き合っているんだろう。
本が好きな人の書いた分を見れば、わたしも読めるようになるかもし知れない。

そう思って、購入しました。

ここでは詳しい感想は割愛しますが、
この本は、最後まで読めたのです。
いつも買っては10ページ読んで積読にしていたわたしが。

なぜ、この本はすぐに読み切ることができたのか。

それは、ほかでもありません。

興味のあることについて、当事者本人のエッセイ形式で書かれていたからです。(もちろん、牟田さんの選ぶ言葉、文章、構成、編集が読みやすいものだったのは言うまでもありません。)

ここでいう ‘興味のあること‘
フリーランスのパタンナーになったばかりの私にとって、「他人のしごと」は非常に興味深い題材でした。

例えば、情熱大陸とか、カンブリア宮殿とか、ああいった番組の本版といいえばいいか。

プロはこうして仕事をしている。
こんなことを考えている。
こういう見方をしている。

そういった情報に興味があったから、読めたのだと思いました。

特に、牟田さんがされている校正という仕事は、所謂、縁の下の力持ちで
表に出ることもなく、その職業の存在を知らない人も多くいる中で、黙々と進めていく仕事であるという点も、パタンナーという自分の仕事とリンクしたのだと思います。

読み終わって、ファッションは多くの人が気に掛けるコンテンツなのに、型紙のことは専門的すぎてそこまで興味を持つ人が少ないから、情報が表に出ない。
私だったら、おなじ職種の人の言葉を聞きたいし見たい。
他の職種のリアルだって知りたい。
スターじゃなくていい。無名の、平凡な、近くにいて一緒に働いていそうな人の仕事観、仕事論を知りたい。

そう感じて、本もまともに読めない文才ゼロ人間ですが、
駄文、自意識過剰上等で書いていこうと思いました。

他人のしごとをのぞき見している感覚でゆる~く読んで頂けたら幸いです。




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