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やらない後悔より、やる後悔(連載 #82)

▼前回のnote記事



「これからの時代、公務員が安泰や」

2000年、18歳のぼくに母と父はそう話していました。

でも、二人とも公務員ではありません。


「ラクそうに見えるから」
「テレビで言っているから」

このように、この世界には「なんとなくの世界」があり、ぼくもその「なんとなくの世界」の住人でした。


学生時代のぼくの役所のイメージは、広いフロアがあってそこで「住民票をください」と関わる程度。「なんとなく」こういうデスクワークの仕事なんだろうなと思っていました。


「なんとなく」ラクそう

「なんとなく」早く帰れそう

ということで、


ぼくも「なんとなく」公務員が良いと思って、がむしゃらに公務員試験を受験しました。


奈良県庁合格後、

「どんな部署でどんな仕事がしたい?」

と人事課から聞かれた記憶がありますが、「なんとなく」志望して受かったしどんな部署があるかわかってないから、「どこでもいい」というのが正直な気持ちでした。


なので、取り繕うかのように

「どこでもがんばります」

と返事をしました。



するとまず、奈良県立医科大学で経理の仕事を行うことになりました。

課長・係長・先輩がすごく優しい人で環境がとても良かったです。

そんな恵まれた環境の中で、仕事を「なんとなく」覚えていき、2年目、3年目も同じことの繰り返しの日々を過ごしていました。


しかし、公務員は3年に1度、

人事異動があります。


なので

「次はどんな部署に行きたい?」

と聞いてもらえたり、

「こんな部署でこんな仕事をしたいです」

という希望を書いて提出する、「自己申告書」というものがあるんです。


ぼくは、

「奈良県といえば修学旅行、、、 観光の部署だと華やかだなぁ」

と思ってなんとなく希望を書きました。


しかし、公務員4年目からは、土木部の道路維持(管理)課というところに配属になりました。

1日約20件苦情・・・。

3年で約1万件は道路の苦情を聞いていたことになります。

しかし、ここでも課長・係長・先輩方が本当に優しい人ばかりで「なんとなく」でも乗り越えることができました。


そしてその次に担当したのが「精神保健福祉」でした。

この部署への配属が決まった時に「なんとなく」ではなく「行きたくない!」という気持ちがあふれ出しました。

というのも、公務員1年目の時に、ぼくの同期がこの精神保健の担当している姿や話を聞いた事があったからです、


この部署は、自傷行為や傷害事件を起こすおそれのある人を警察署から精神科病院に車で移送し入院のための診察に立ち会う仕事。同期が医大によくきていたんです。

まさか自分がその仕事を担当することになるとは・・・と拒否反応が出たのです。


でもそこで人生を変えるほどの上司(人生の師)との出会いがありましたし、そのおかげで今があります。

本当に良かったと思っています。


その頃、役所内で

「人事課は自己申告書を見てないらしい」
「書いても無駄らしい」

と「なんとなく」思っている姿をよく見かけました。


そんな中、師匠は

「お前、次どの部署行きたいねん」

と聞いてくれていました。


ぼくは、

「え?自己申告書なんて書いても無駄って聞きましたけど・・・」

と答えたら、


「??お前の問題やろ!次どこ行きたいか考えて書くねん。伝える事が大事や!」


この師匠の言葉を受け、1番したい仕事ができる部署への希望を書いて自己申告書を提出しました。


それが広報課でした。


なぜ広報課を志望したのかというと、精神保健の仕事をしている時に苦しんでる患者さんやそのご家族が知らない制度がものすごくあるんです。それが伝わっていないんだな・・・と思い、伝える力を身に付けたかったからです。

そしてSNSでの発信、人と向き合っての取材活動をする中で発信のスキルアップができました。


師匠の言葉の

「??お前の問題やろ!次どこ行きたいか考えて書くねん。伝える事が大事や!」

と気づかせてくれなかったら、その時も「なんとなく」書いていて「なんとなく」の人生になっていたのかもしれません。

そう思うとゾッとします。


「やっても無駄」
「どうせ無理」

という周りの言葉はどうでもよくて、、、


自分がやるか、やらないか。

伝えるか、伝えないか。

それが習慣や性格になっていく。


公務員は、今ちょうどその「自己申告書」を書く時期です。

「これから公務員としてどんなキャリアを歩むのか」を考えたり、別の市町村や都道府県や国や民間企業への出向だったりいろんな選択肢がある。


ここで

「自分はどうしたいか」

を考えないとまた1年間考える機会がない。

大事な機会です。


でも、一人で考えるのはしんどいものです。なぜなら、人は質問を受けないとなかなか自分の本心に気づきにくい生き物だからです。

という事で自己申告書を書くための公務員向けのオンラインイベントを企画しました!


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参加を希望される方は、Facebookで「【参加費無料】「自己申告書」がスラスラ書ける!自己理解ワークfor公務員」にアクセスして「参加」をクリックするか、ぼく宛にDMをください👍

ZOOMを使ったオンラインイベントなので、スマホ1台で全国どこからでも参加できます。(すでに12名から参加申し込み!)

他の公務員がどう考えているのかも聞きながら、これからのキャリアについて考えていきませんか?

あなたをはじめ、公務員の自己決定力がアップすれば、各地域のまち経営が変わり、日本が変わっていけるとぼくは信じています。

一緒に変えていきましょう!



10.【面接・プレゼンでも使える!】想いが伝わるゴールデンサークルって?.002

ここで質問なんですが、

「自分の気持ちを伝えるのは得意ですか?」


ぼくのように、

「安定している職業(公務員)から自分のやりたいことをに進んでいきたい」

と思っているものの、

「自分の気持ちを伝えるのが苦手なんだよなぁ」

と思っていたりしませんか?

ここからは、そんなあなたに、「自分の気持ちの伝え方」についてお話をしていきます。


・流されない人生を送りたい
・自分で物事を決めてチャレンジして、達成感や自信を身につけていきたい
・自分軸があるね!」と評価されたい

のであればぜひ、読み進めていってください。


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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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