ヨル

FF14してるひと絵を描くひと なにかひとつ、どこかひとつ、きみのこころに残れば

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FF14してるひと絵を描くひと なにかひとつ、どこかひとつ、きみのこころに残れば

最近の記事

冒険者さん、こんにちは、あるいはこんばんは。

サラサラ乾いた土を勢いよく踏みつける音 生い茂る草を軽やかに跳ぶ音 青空を眺め絡む砂に囚われぬように走る音 輝く真白の床に足あとをつけていく音 異色肌の彼女はエオルゼアを駆ける案内人だ 何か依頼がないものかと、無数の張り紙を眺めていく 「冒険者さん、こんにちは、あるいはこんばんは。」 そんな書き出しで始まるその文章に魅かれ読み込んでいく どうやらこれはチョコボキャリッジで各地を巡るツアーの案内のようだ いつも慌ただしく駆け巡るこの世界をキャリッジで散策しよう そういうこ

    • Tinker Bell

      木々が揺れて空気がさえずる坂道をゆく 少し小高い位置にあるそのお店は不定期 そう、ここは時々開店する純喫茶Tinker Bell 小さな(?)マスターがひとり、ひっそりとお店を開けている あたたかい飲み物と、手作りのスイーツでひといきどうぞ。 ゆったりのんびりできるような音楽と、なんとなくホッとするような内装 カウンター横の窓から入る陽のあたたかさ 木製のドアを押し開け中に進む 「やあ、きたね」 カウンタ―の向こうから、顔だけを出していつものように声をかけてくる

      • こわがりの月

        「好きな人が、できました」 きれいな絵葉書にきれいな字で、ただそれだけ書かれていた。 差出人は数ヶ月前に出会った彼 ——————————- 結婚なんてしたくない わたしはひとりでいいの。 一所になんてとどまりたくない 「女の幸せ」なんて男のあんたになんでわかるのよ 数々の縁談を持ってくる父親との攻防にほとほと疲れ果ててきた頃、 母親が困り顔で持ちかけてきた。 それも縁談を。 「えぇ〜…」 「お願い!今回だけなの!頼まれちゃって…ダメ?」 「ほんとにこれだけだからね!

        • きんせんか

          「ねえ、何読んでんの、こんなとこで」 「…」 「ねえねえ、そこのミコッテくん」 「…」 「おーい聞いてるー?聞いて〜」 「エーテル学の本だけど…。ちょっとうるさいから静かにしてくれる?」 「ふーん」 「…」 「ねえねえ、シャインアップル食べる?」 「いらないよ」 「疲れた時は甘いものって言うじゃん」 「疲れてないし…」 「今おれの相手して疲れたじゃん?」 「…ぶっ」 「笑った。」 「いやわらってないし」 「どう見ても笑ったじゃん。おれの相手して疲れたなんて…酷い…」 「いやそ

        冒険者さん、こんにちは、あるいはこんばんは。

          Stargazer 海色の星

          「また会いましたね」 岩場に腰かけ、ちゃぷちゃぷと足を遊ばせていると背後から声がした 「あ、星のお兄さん」 「…お久しぶりですね」 「フフ。覚えていてくれたんですね」 背後からの声の主は、いつか出会ったあの男性だった やっぱり夜に消え入りそうな彼はそのまま素足になり、同じようにランプを置き、腰を下ろす 水中の彼のあしはうすぼんやりしていてまるでゴーストみたいだった そういえば、まだ星を掴もうとしているのかな それとも、焦がれた星を掴めたのかな 彼に問いかける 「星、

          Stargazer 海色の星

          よらまいちゃん

          よらまいちゃん

          stargazer

          ある夜、星を見に行ったら先客がいたんだ。 とても背の高いひとで、まるで絵画のようで。 その人は足元に小さなランプをおき、夜に溶けた髪を少しだけ揺らして 星を掴もうとしていた 星を見に来たはずのわたしは、その場であぐらをかいて なぜかそのひとをうしろからずっと眺めていた そのひとはとても、なんだかすごく消えそうな星みたいだったから 空に掲げた手を下ろすと彼は、小さなため息をついて腰を下ろした 「星、つかめましたか」 なんとなしに声をかけてしまったのだけれど、彼は驚いて振り向い

          星とダンスを

          ねえ、ぼくは怖いんだ 本当は忘れることよりも思い出せなくなることが 夜の帳が下りるころ、露に濡れた草を踏みしめて歩く ゆっくりと静かに緑が覆い隠そうとする少し綺麗な建物には人の気配はない 樹木に突き破られた建物の横を歩く ねえ、怖いんだ きみの笑顔を思い出せなくなることが ねえ、きみは覚えてる? ここでふたり、星を眺めていたことを 星を捕まえたいときみは言ったね 手を伸ばしてみても届くわけなんてないのに、夜の星を掴もうとしてたよね 音のない笑い声を聴いたとき、ぼくは見つけ

          星とダンスを

          深淵にとける星

          星の名のもとに 綺麗な濃藍の髪が肌をかすめていく 深く濃い蒼が黒に交じりゆらいでいく それはなにかを隠すように 触れられぬように それは彼の人のこころか それともあの日汚してしまったそのてのひらか ああ、僕は どうして大事なものを零していってしまうのか

          深淵にとける星

          あるゲームについて

          わたしはFF14というMMORPGをやっています 今日5/16はデジタルファンフェス二日目でした。 とても素晴らしいものでした このゲームをやっててよかったと、改めて思いました ラストのあの発表を聞いて、これを書くことにしました ---------------------------------------------------------------------- わたしがFF14をはじめたのは、新生になったときで 2013年8月のおわりでした そのころわたしは別の

          あるゲームについて

          シャヴィ子さん

          シャヴィ子さん

          ろってぃ

          ろってぃ

          あるてみす

          あるてみす

          マカロンたべたいおじさん

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          フレンズ

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