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ひごろのひとこと(2024年1月17日) 震災の日

阪神淡路大震災から、今日で29年です。

わたしは淡路島出身ですが、
実家は南あわじ市という島の南部。
震源に近い北部と比べて、それほど被害は大きくなかったようです。
わが家も、いくつかの食器などはこわれましたが、
家全体はそれほど被害が出ませんでした。

当時わたしは高校を卒業しており、進学のため、島を出ていました。

早朝、5時46分。神戸と淡路島が震度7。
テレビからは「震源地が淡路島」という情報のみ。

うちの真上が震源地なのか??
家族は、家は、大丈夫なの??

ケータイもない時代、固定電話がつながらない。
離れて暮らしていたわたしは心配で、
なんども電話をかける指の先はしんと冷たく、
文字通り、生きた心地がしませんでした。

電話がつながったのは、その日の夕方。
奇跡的に早くつながり、みんなの声を聞けました。
家族全員の無事を知って心底ほっとしたのを覚えています。

小さいころから
淡路島や関西地方は大きな地震はないエリアだよ、と
聞いていました。
たしかに、地震は少なかったと思います。

ですが、数年前に母が言っていました。
「おじいちゃんが、淡路も何度か大きい地震が
 昔はあったんや、と言うとったわ。」

わたしたちは、いつ、どんな困難が、訪れるかわかりません。
今も大変な困難に見舞われている方々がいます。

できることをして助け合い、
今、いのちがあることを
今、わたしたちの周りに素晴らしいご縁があることを
感謝しつつ、

日々がんばろう、と、身を引き締める日。
わたしにとってそれが、1月17日です。

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