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最高のパフォーマンスを発揮するのに適した国は?旅するコーチの各国でのライフスタイル

だんだんと各国が入国規制を緩和する中で「そろそろ久しぶりに海外に行こうかな」と考えている方や、リモートワークが定着してきて「せっかくなら中長期、のんびり過ごしながら仕事をしようかな」と考えている方も多いかもしれません。

仕事をしながら日本国外に滞在するにあたってポイントとなるのは「時差」。

時差をうまく活用すると、「集中して仕事をして余暇をたっぷり取れる」「身体の状態がすこぶる良くて、仕事のパフォーマンスも上がる」という快適なライフスタイルを実現することができます。

今日は19ヶ月間世界を旅し続ける中で実際に体験してきた各国でのライフスタイルについてご紹介します。

コーチをはじめネットさえあればどこでも仕事ができる方はもちろんのこと、仕事をしながら中長期で海外に滞在することを考えている方に参考にしていただければと思います。

こんな人が書いています
・職業:コーチ・共同探究パートナー
・2022年4月よりオランダ人のパートナーと世界のローカルライフを楽しむ旅に出へ、数ヶ月ずつ各地に滞在
・滞在国:🇳🇱→🇹🇷→🇬🇷→🇲🇦→🇨🇷→🇳🇮→🇲🇽→🇯🇵→🇻🇳 ベトナム・ハノイ滞在中

各地での時差とライフスタイル

*あくまでわたしが滞在した地域での体験です。場所が違えばまたきっと全然違うライフスタイルや体験になるのではと思います!
*「コンディショニング」は自分をととのえるための時間です。セッションや打ち合わせの前にヨガやジャーナリング、瞑想などを行っています。

①ベトナム🇻🇳 ハノイ -2時間

日本との時差:-2時間
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★★
コンディションのととのえやすさ:★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★★

1日のスケジュール
6:00(JST 8:00)起床・コンディショニング
7:00(JST 9:00)セッションや打ち合わせ
10:00(JST 12:00)散歩・軽食・カフェでのんびり
16:00(JST 18:00)コンディショニング
17:00(JST 19:00)セッション
18:00(JST 20:00)ジム・夕食・リラックス
22:00(JST 24:00)就寝

ベトナムのいいところ:手軽に安くて美味しいごはんが食べられる。ネットの使えるカフェもたくさん。ジムのヨガやダンスのクラスも充実!
ベトナムの大変なところ:とにかくスクーターが多くて道を横切るのに一苦労。大きな街は賑やかで中長期滞在に適した場所を選ぶのには注意が必要。

こんなライフスタイルができる!
朝に集中して仕事をしてその後はカフェでのんびり。ととのった状態で再び少し仕事をし、その後はジムでリフレッシュ。ヘルシーでお手頃価格の食事ができて、心身の健康を存分に感じる毎日。

お気に入りのカフェ。ほぼ毎日散歩がてら通っています。
ビーガンメニューも充実しているし何より美味しい!

②トルコ🇹🇷 イスタンブール -6時間

時差:- 6時間
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★
コンディションのととのえやすさ:★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★★★

1日のスケジュール
7:00(JST 13:00)起床・コンディショニング
9:00(JST 15:00)打ち合わせなど
11:00(JST 17:00)軽食・コンディショニング
13:00(JST 19:00)セッション
16:00(JST 22:00)散歩・カフェでのんびり
18:00(JST 24:00)夕食・リラックスタイム
22:00(JST 4:00)就寝

トルコのいいところ:食べ物が美味しくて安い!
トルコの大変なところ:早朝にモスクから音楽が響き渡る!

こんなライフスタイルができる!
朝の仕事を終えて近くのカフェへ。午後はまた少し仕事をして、夕方からはのんびり食事や街歩きを楽しんで。素敵なレストランで食べても価格は日本の3分の1くらい。気分はミリオネア!

イスタンブールの滞在先の近くにあったカフェ。
街が一望できる気持ちのいい空間でした。

③ギリシャ🇬🇷 レロス島 -7時間

日本との時差:-7時間(サマータイム時は-6時間)
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★
コンディションのととのえやすさ:★★★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★

1日のスケジュール(サマータイム期間)
7:00(JST 13:00)起床・ワークアウト(ランニングやヨガ・海で泳ぐ)
9:00(JST 15:00)打ち合わせなど
11:00(JST 17:00)軽食・コンディショニング
13:00(JST 19:00)セッション
16:00(JST 22:00)散歩・海で泳ぐ・カフェでのんびり
18:00 (JST 24:00)夕食・リラックスタイム
22:00(JST 4:00) 就寝

ギリシャ(島)のいいところ:朝にワークアウト等、ととのえるための時間を存分に取れる!キレイな海で泳げる!
ギリシャ(島)の大変なところ:食材が手に入りづらい・外食が増える・島全体が停電することがある

こんなライフスタイルができる!
朝日を浴びながらゆっくりとヨガをし、最高のパフォーマンスで日本との仕事へ。暑い午後は澄んだ海でクールダウン、夕日を見ながらカフェで夕食。毎日がリラックスリゾート気分♪

ギリシャにはウクレレを持って行っていたので
よく好きな曲を練習していました。

④オランダ🇳🇱 ハーグ -8時間

日本との時差:-8時間(サマータイム時は-7時間)
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★
コンディションのととのえやすさ:★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★★★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★

オランダでの1日のスケジュール
7:00(JST 15:00)起床・コンディショニング
8:00(JST 16:00)打ち合わせなど
10:00(JST 18:00)軽食・コンディショニング
12:00(JST 20:00)セッション
15:00(JST 23:00)散歩・カフェでのんびり
18:00 (JST 2:00)夕食・リラックスタイム
22:00(JST 2:00) 就寝

オランダのいいところ:日本と同じ感覚で野菜などが気軽に手に入る、生活に不便がない、夕方以降は日本が夜中になるためのんびり過ごせる
オランダの大変なところ:特に冬は朝が暗い・夜暗くなるのが早い、家賃や物価が高い(滞在先を見つけるのが難しい!)

こんなライフスタイルができる!
午前中は日本との仕事をして午後は自分の時間、とメリハリのある毎日。
寒いのが大丈夫な方には冬に引きこもって好きなことを研究・探究するのにもピッタリ!

ハーグで暮らしていた場所の近くの散歩道からの景色。
冬が長いからこそ、日差しのあたたかさを感じました。

⑤モロッコ🇲🇦 マラケシュ

日本との時差:-8時間
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★
コンディションのととのえやすさ:★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★★

1日のスケジュール
7:00(JST 15:00)起床・コンディショニング
8:00(JST 16:00)打ち合わせなど
10:00(JST 18:00)軽食・コンディショニング
12:00(JST 20:00)セッション
15:00(JST 23:00)散歩・カフェでのんびり
18:00 (JST 2:00)夕食・リラックスタイム
22:00(JST 2:00) 就寝
*基本的にはオランダと同じ

モロッコのいいところ:日本とは違う文化を存分に味わえる。特にメディナ(旧市街)の中はアラビアンナイトの世界!
モロッコの大変なところ:(地域によっては)夏暑い!観光地では客引きにひたすら声をかけられる。

こんなライフスタイルができる!
朝はルーフトップバルコニーで仕事をし、暑くなってきたら室内へ。
午後には一日の仕事を終えて、迷路のような街を探索。街を一望できるカフェで沈む夕日を眺め、夢のような暮らしも実現することを実感。

マラケシュで毎日のように通っていたカフェ。
街や景色は何度見渡しても「異世界」でした。

⑥メキシコ🇲🇽 メキシコシティ

日本との時差:-14時間
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★★
コンディションのととのえやすさ:★★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★

1日のスケジュール
6:00(JST 20:00)起床・コンディショニング
7:00(JST 21:00)セッション
9:00(JST 23:00)軽食・散歩・カフェでのんびり
17:00(JST 7:00)コンディショニング
18:00(JST 8:00)セッションや打ち合わせ
20:00(JST 10:00)夕食・リラックス
22:00(JST 12:00) 就寝

メキシコのいいところ:(特にメキシコシティは)食べ歩き天国!素敵なカフェやお店も多く、毎日散歩しても飽きない!
メキシコの大変なところ:週末や夜などお祭りのように賑やかなことも多い

こんなライフスタイルができる!
朝に集中して仕事をし、その後はのんびり。道端でタコスを楽しんだり、ヨーロッパ風の建物が多いエリアでゆっくりお茶を飲んだり。ラテン系の明るさとヨーロッパの美しさを一緒に楽しめてなんだかお得な気分♪

メキシコシティのパレード
人のエネルギーを感じました

⑦ニカラグア🇳🇮 アポヨ湖のほとり

日本との時差:-15時間
日本とのスケジュールの組みやすさ:★★
コンディションのととのえやすさ:★★★★
食材のバラエティ・手に入れやすさ:★★
物価・滞在に必要な費用の手頃さ:★★★★★

1日のスケジュール
5:00(JST 20:00)起床・コンディショニング
6:00(JST 21:00)セッション
8:00(JST 23:00)ヨガ・散歩・軽食・湖で泳ぐ
16:00(JST 7:00)コンディショニング
17:00(JST 8:00)セッションや打ち合わせ
19:00 (JST 10:00)夕食・リラックスタイム
21:00 (JST 12:00)就寝

ニカラグアのいいところ:自然が豊か、人がのんびり穏やか
ニカラグアの大変なところ:すぐに蟻が来る、街から出るとかなり不便、週末はお祭りのように賑やかなことも多い

こんなライフスタイルができる!
朝、まっさらな心と高い集中で大切なことに取り組む。その後はハンモックに揺られながら庭で採れたマンゴーでつくったマンゴースムージを味わい、暑くなったら湖へ。シンプルでも幸せに生きられることに気づく日々。

ニカラグアのアポヨ湖のほとりの滞在先
トウフ(一緒に暮らしていた犬)は元気かな。


最高のパフォーマンスを発揮するために大切なこと

時差や環境によってライフスタイルは大きく変わりますが、そんな中でも色々な場所で毎日の暮らしを楽しみながらより良いパフォーマンスを発揮するために大切なことは共通しているように感じます。

それは、「スケジュールに余白をつくる」ということ。

たとえば、一日8時間、オンラインのミーティングが入っていたら、時差のある地域に滞在することが難しくなってしまいます。

日本の時間に無理やり合わせても、現地に適したリズムではない生活をしないといけなくなり、疲れが溜まってしまうということも。

そもそもわたしたちのからだは、何時間もパソコンの前に座っているのには適していないのではないでしょうか。

相手がいて、決まった時間にパソコンの前にいないといけない(もしくはインターネットを使わないといけない)予定は1日最大4時間ほどにし、かつ1週間の中で最大4日にするのが望ましい、というのが、1年半以上旅を続けての実感です。

そうしておけばのんびりと現地の暮らしを楽しんだり、考え事や勉強をする時間もできますし、万が一、何かのトラブルで予定変更をしないといけなくなっても、(時間があるので)スムーズに調整をすることができます。

時間に余裕があれば、サービスや仕事の質を高めることができるので、たくさん働く必要もありません。(自分が心地よく毎日を過ごすというのは特に、人に関わる仕事をしている人にとっては大事ですね!)

「忙しい」を手放すのは少し勇気がいりますが、あなたがもし、日本ではない場所に滞在しながら、もしくはいろいろな場所に滞在しながら、仕事でも良いパフォーマンスを発揮したいのなら、「スケジュールに余白をつくる=たくさん予定を入れることを手放す」ことから始めてみてください。

とにかく一歩踏み出してみよう!

と、こんな風に書いているわたしですが、わたしも旅を始めるまでは「仕事をしながら旅をする」ということができるとは思ってもみませんでした。

もちろん、一つの場所に根をおろして暮らす良さもありますし、一つの場所にいるからこそできることもあります。

そんな中でももし、あなたが少しでも「どこか他の国に行ってみたいな」とか、「違う世界を見てみたいな」と思うなら、それはきっとそれは旅に出るタイミングなのではと思います。

せっかくなら、行ってみたかった場所に行ってみませんか?
せっかくなら、行ってみたかった場所で暮らしてみませんか?

「旅をしながら仕事をする」は、夢物語ではありません。

あなたが毎日を生き生きと過ごすその生き方そのものが、あなたが関わる人が持っている力を発揮して輝いていくことの、何より大きな後押しになるはずです。


●おまけ

これまでの滞在先はこちら

オンラインワークと旅を続ける秘訣はこちら


いろいろな場所を旅している「旅人仲間」が増えるといいなと思っています!

この冬は東南アジアの国々に滞在予定。
おすすめの滞在先などあればぜひ教えてください♪


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