awai Sou / 佐藤 草

こころに静けさを、いのちに躍動を | あわいの探究・魂の変容期&いのちの解放のガイ… もっとみる

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こころに静けさを、いのちに躍動を | あわいの探究・魂の変容期&いのちの解放のガイド| 温泉とお茶の地で古家をリノベ中🏠|そのときどきやってくるものをつれづれにhttps://lit.link/awaisou

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  • awai 風のたより

    暮らしと旅中から学んでいる「あわい(あいだ)」の世界について、そのときそのとき一番新鮮なものをお手紙のようにお届けします。イベントやセッションについて、メールのみでご案内を行う場合があります。優先的に案内を受け取りたい方は、awaiのウェブサイトよりメールマガジンにご登録ください。https://awai.space/

  • awai こころとことばの図書室

    📕awai こころとことばの図書室📗では人間や心についての視点を深めることが好きなわたしが、日々読んでいる本の中で印象に残った言葉や考え方、そこから浮かんでくることをお話しします。

  • DEEP INTEGRATION 対話と意識の変容、人類の旅

    対話や意識の変容、全体性の発揮に関して、探究と実践をもとに執筆したものをまとめています。変容期にいらっしゃる方むけの取り組みはこちら▷https://awai.space

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    【対話者のためのインナーコンディショニング実践講座】「澄んだ意識」編

    対話を通じて関わる相手の力の発揮や変容を後押しするとき、「何をするか」(Doing)や「どうあるか」(Being)と同じくらい大事なのが、意識の状態です。今この場に集中しながらも、一点に焦点を定めすぎない。評価や批判、肩入れをせず、立ち現れるものをそのまま見つめる。そんな意識のことを、プロセスワークの創始者であるアーノルド・ミンデルは「霧の中で意識を保つ」、心理学者のジークムント・フロイトは「自由に漂う注意」と表現しています。これはインテグラル理論で「目撃者(ウィットネス)」と表現されている状態にも重なるかもしれません。「どこにも留まらない澄んだ意識でいる」と、言葉ではシンプルだけど、これが意外と難しい。「どんなことが浮かんできても、それにただ気づいていくように瞑想をしようとしたら、気づけば意識が飛んでいた」なんて経験をしたことがある方はきっとわたしだけではないはずです。「『ひとところに留まらない意識』に留まる」という矛盾をどう乗り越えるのか。留まらない意識の中でも、大切な価値観とつながりつづけるにはどうしたらいいか。その後押しとなるのが、実践的なトレーニングです。トレーニングは筋トレのようなものと言ってもいいかもしれません。ジョギングやサイクリングを続けることで持久力が上がるように、意識のトレーニングを続けることで「澄んだ意識で居続ける」ことができやすくなります。トレーニングと言っても、1回あたり5分から15分くらいでできるシンプルなもの。ぜひ、日々の小さな実践を通じて対話の土台となる、自分自身の内側の状態を一緒にととのえていきましょう。●こんな方に●・コーチやカウンセラーなど、対話を通じて関わる相手の力の発揮や変容を後押ししている方・対話がメインではないが、直接関わる相手の力の発揮や変容を後押ししている方・スキルやあり方の発揮の土台となる、意識の力を鍛えたい方・クライアントとしてコーチングをさらに効果的に活用したい方●内容●ワークの紹介・音声ガイドWeek1:アンカリング 解説と応用 10:39Week2:グラウンディング ガイド 5:13 解説とポイント 6:41Week3:チューニング ガイド 5:06 解説とポイント 7:37Week4:センタリング ガイド 7:17 解説とポイント 10:20オンライン実践会:4つのワークの実践 23:47各回、5分から10分ほどで実践できるワーク(瞑想のガイド)です。*本講座は2023年7月に開催した講座をまとめたものです。*オンライン実践会はワークのガイドの録音のみ含まれています。
    ¥3,000
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    【いのちを生きるための自己探究実践講座アーカイブ】シャドウ編

    【いのちを生きるための自己探究実践講座】シャドウ編「シャドウ」とは、普段、私たちの意識から追い出されているものです。追い出されているけれど、実は私たちの大切な一部。シャドウを認識し、シャドウに居場所をつくることは自分自身の「全体性」を発揮していくことにつながります。本勉強会では一般の書籍等では紹介されることの少ない、シャドウの生まれるメカニズムやシャドウとの向き合い方、一人では扱うことのできないシャドウの扱い方をご紹介します。■こんな方に・自分についてもっと深く知りたい方・自分や他者とより深い関係を築いていきたい方・他者の自己理解や変容の後押しをしていきたい方・・・・・・・・・・・■内容前半 46:251. 宇宙と大地の呼吸2. 自己紹介3. 勉強会の活用方法4. 4種類のシャドウ5. シャドウの生まれるプロセス後半 1:00:261. 「在る自分」に気づく瞑想2. セルフワークからの気づきや学びのシェア3. シャドウのサイン・影響4. シャドウとの関わり方①5. シャドウの生まれるプロセス・関わり方②6. シャドウとの関わりにおける支援者の役割・・・・・・・・・・・■ご案内・本講座は、オンラインで開催された講座(計260分ほど)の講義部分のみを切り取り編集しています。・講師の音声とスライドを組み合わせた音声教材となっております。・講座参加者の発言やそれに対する講師の発言はカットしてあります。・一部板書を行った箇所がありますが、そちらは概要のスライドに差し替えてあります。■詳細・参考動画講座についてより詳しいご案内や実際の動画の一部をこちらからご覧いただけます。https://awai-sou.notion.site/87c7e3f8fbc941d28339b4bc16ab0e23・・・・・・・・・・・■注意事項・講座を間違えて注文した場合および内容にご満足いただけない場合であっても、返品・売買契約の解除は致しかねます。商品の購入に際しては、口座説明を詳しく読んだ上で、ご注文ください。 ・お申込みの際はスマートフォン用のキャリアアドレスではなく、「必ず」PC用のメールアドレス(Gmailやyahooなど)をお使いください。 ・ご購入完了メール内にございます講座PDFデータのダウンロード可能期間は「30日間」となっております。以後、メールから講座をダウンロードできなくなりますので、期限までに必ず「PDFデータ」をパソコン等にダウンロードしてからご視聴くださいませ。メール内のリンク切れ、購入完了メールの紛失などによるデータの再送は致しかねます。・コンテンツの個人的使用以外の目的での(転用など)利用は禁止とさせて頂きます。・お問い合わせの際は、「現在の状況とご不明な点」をしっかりと明記の上ご連絡ください。・本講座の視聴期限はご購入より1年間となっております。
    ¥15,000
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    【対話者のためのインナーコンディショニング実践講座】「澄んだ意識」編

    対話を通じて関わる相手の力の発揮や変容を後押しするとき、「何をするか」(Doing)や「どうあるか」(Being)と同じくらい大事なのが、意識の状態です。今この場に集中しながらも、一点に焦点を定めすぎない。評価や批判、肩入れをせず、立ち現れるものをそのまま見つめる。そんな意識のことを、プロセスワークの創始者であるアーノルド・ミンデルは「霧の中で意識を保つ」、心理学者のジークムント・フロイトは「自由に漂う注意」と表現しています。これはインテグラル理論で「目撃者(ウィットネス)」と表現されている状態にも重なるかもしれません。「どこにも留まらない澄んだ意識でいる」と、言葉ではシンプルだけど、これが意外と難しい。「どんなことが浮かんできても、それにただ気づいていくように瞑想をしようとしたら、気づけば意識が飛んでいた」なんて経験をしたことがある方はきっとわたしだけではないはずです。「『ひとところに留まらない意識』に留まる」という矛盾をどう乗り越えるのか。留まらない意識の中でも、大切な価値観とつながりつづけるにはどうしたらいいか。その後押しとなるのが、実践的なトレーニングです。トレーニングは筋トレのようなものと言ってもいいかもしれません。ジョギングやサイクリングを続けることで持久力が上がるように、意識のトレーニングを続けることで「澄んだ意識で居続ける」ことができやすくなります。トレーニングと言っても、1回あたり5分から15分くらいでできるシンプルなもの。ぜひ、日々の小さな実践を通じて対話の土台となる、自分自身の内側の状態を一緒にととのえていきましょう。●こんな方に●・コーチやカウンセラーなど、対話を通じて関わる相手の力の発揮や変容を後押ししている方・対話がメインではないが、直接関わる相手の力の発揮や変容を後押ししている方・スキルやあり方の発揮の土台となる、意識の力を鍛えたい方・クライアントとしてコーチングをさらに効果的に活用したい方●内容●ワークの紹介・音声ガイドWeek1:アンカリング 解説と応用 10:39Week2:グラウンディング ガイド 5:13 解説とポイント 6:41Week3:チューニング ガイド 5:06 解説とポイント 7:37Week4:センタリング ガイド 7:17 解説とポイント 10:20オンライン実践会:4つのワークの実践 23:47各回、5分から10分ほどで実践できるワーク(瞑想のガイド)です。*本講座は2023年7月に開催した講座をまとめたものです。*オンライン実践会はワークのガイドの録音のみ含まれています。
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    【いのちを生きるための自己探究実践講座アーカイブ】シャドウ編

    【いのちを生きるための自己探究実践講座】シャドウ編「シャドウ」とは、普段、私たちの意識から追い出されているものです。追い出されているけれど、実は私たちの大切な一部。シャドウを認識し、シャドウに居場所をつくることは自分自身の「全体性」を発揮していくことにつながります。本勉強会では一般の書籍等では紹介されることの少ない、シャドウの生まれるメカニズムやシャドウとの向き合い方、一人では扱うことのできないシャドウの扱い方をご紹介します。■こんな方に・自分についてもっと深く知りたい方・自分や他者とより深い関係を築いていきたい方・他者の自己理解や変容の後押しをしていきたい方・・・・・・・・・・・■内容前半 46:251. 宇宙と大地の呼吸2. 自己紹介3. 勉強会の活用方法4. 4種類のシャドウ5. シャドウの生まれるプロセス後半 1:00:261. 「在る自分」に気づく瞑想2. セルフワークからの気づきや学びのシェア3. シャドウのサイン・影響4. シャドウとの関わり方①5. シャドウの生まれるプロセス・関わり方②6. シャドウとの関わりにおける支援者の役割・・・・・・・・・・・■ご案内・本講座は、オンラインで開催された講座(計260分ほど)の講義部分のみを切り取り編集しています。・講師の音声とスライドを組み合わせた音声教材となっております。・講座参加者の発言やそれに対する講師の発言はカットしてあります。・一部板書を行った箇所がありますが、そちらは概要のスライドに差し替えてあります。■詳細・参考動画講座についてより詳しいご案内や実際の動画の一部をこちらからご覧いただけます。https://awai-sou.notion.site/87c7e3f8fbc941d28339b4bc16ab0e23・・・・・・・・・・・■注意事項・講座を間違えて注文した場合および内容にご満足いただけない場合であっても、返品・売買契約の解除は致しかねます。商品の購入に際しては、口座説明を詳しく読んだ上で、ご注文ください。 ・お申込みの際はスマートフォン用のキャリアアドレスではなく、「必ず」PC用のメールアドレス(Gmailやyahooなど)をお使いください。 ・ご購入完了メール内にございます講座PDFデータのダウンロード可能期間は「30日間」となっております。以後、メールから講座をダウンロードできなくなりますので、期限までに必ず「PDFデータ」をパソコン等にダウンロードしてからご視聴くださいませ。メール内のリンク切れ、購入完了メールの紛失などによるデータの再送は致しかねます。・コンテンツの個人的使用以外の目的での(転用など)利用は禁止とさせて頂きます。・お問い合わせの際は、「現在の状況とご不明な点」をしっかりと明記の上ご連絡ください。・本講座の視聴期限はご購入より1年間となっております。
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自己紹介と最新の取り組み【2023年9月23日更新】

いつもawai のnoteをご覧いただき、またセッションや共同探究会をご活用いただきありがとうございます。 大切に思っているものを言葉で表現し、残しておきたいけれど、 言葉にした瞬間にこぼれ落ちるものがある。 「わたし」という人間を説明しようとするほどに、 ひとところに留まらずにはみ出していく自分がいる。 そんなことをずっと感じてきました。 だから、想いや取り組みをどこかに表明するのはとても難しいけれど、 何かのご縁で出会い、興味を持ってくださった方に 最新の取り組み

    • いくつになっても「初めて」を爽やかに

      ガス料金の口座引き落としの設定をするために郵便局に行った。 数ヶ月前に今後の日本での生活のためにと郵便局の口座を開設したが (田舎だとメガバンクからの引き落としの設定が難しいことがある)、 オンラインでの手続きだったため印鑑の登録は不要だった。 が、ガスやさんからもらった口座引き落としの申し込み用紙には、印鑑を押す欄があった。 案の定、郵便局の窓口のおばちゃんに 「印鑑はお持ちですか?」と聞かれた。 「オンラインで口座開設をしたから、印鑑の登録がなかったんです」 と

      • じゃんけんのない世界線における自己感覚

        ピーターさんはじゃんけんが苦手だ。 ぶんぶんと動かす腕の振りが「じゃんけんぽん」というリズムにも、「最初はグー」というリズムにも合わないし、「あいこでしょ」も、どうにもこうにもタイミングが合わない。 そうして、たいていの場合手を出すのが遅れるのだが、だからと言って他の人が出したものに合わせて勝つ手を出すわけでもなく、初めてどこかの公園の階段で二人で「グリコ」をしたときはことごとく負けてしまい、階段の下で困った顔をしていた。(わたしがじゃんけんが特別強いわけではない) じ

        • それは一瞬のいのちのきらめき

          稲穂で埋め尽くされた田んぼの傍に立ち並ぶ彼岸花を見てピーターさんが言った。 「去年の9月、鹿児島に滞在したときにもこの花があちこちに咲いていて、あたかも1年中そこにあるみたいだったけれど、あれはあの時だけの景色だったんだね」 昨年わたしたちは、彼岸花が咲く中、日本を去った。 だからなおさら、ピーターさんはその力強く咲く花が、一年中咲いているかのように思ったのだろう。 確かにすくっと伸びた茎の上に咲く彼岸花は、凛として、力強くて、 寒い冬さえ越えられそうにも見える。

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        • オランダ人パートナーとの移住先探し記→古民家ライフ記
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        • 言葉の通じないわたしたちは今日も月明かりの下でダンスを踊る
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          本来の目的を思い出す awai 風のたより 127

          嬉野からのたより 9月も終わりが近づいて来ましたが、いかがお過ごしですか? 我が家の周りは稲刈りシーズンが到来。 毎日のようにあちこちの田んぼで稲穂が刈り取られていきます。 そして田んぼの端には彼岸花が咲き乱れ、山の緑と稲穂の黄金色、彼岸花の茜色の茜色の組み合わせが美しい景色をつくっています。 「明日にはこの田んぼの稲穂も刈られるのかも」と思うと、 買い物帰り、他に車のいない田舎道でスピードを緩めてそこにある景色を味わわずにはいられません。 季節の巡りを感じる中、宮崎

          本来の目的を思い出す awai 風のたより 127

          「揺らぎ」が「経験から学び続ける」ことを後押しする

          これは認知科学者の鈴木宏昭氏が「学ぶ」ということについて書いた書籍の中に出てくる一節だ。 実際には、発達科学者のロバート・シーグラーが「そのようなことを示す実験を行なっている」という文脈の中で触れられている。 シーグラーについてはオランダ在住の発達科学者の加藤洋平さんも触れていたことがあった。 先の一節だけでは何のことか掴みにくいので、その後出てくる記述をもう少し引用してみる。 ここで言う「揺らぎ」は「たまにしか現れない行動パターン」と言い換えられる。(実際に書籍の中

          「揺らぎ」が「経験から学び続ける」ことを後押しする

          自分を解放すると、人と衝突する。そのときどうする?

          社会的な慣習や誰かの期待、「あるべき姿」に閉じ込めていた自分を解放していくと、自分を取り囲むものとのあいだに衝突が起こる。 自分を表す「円」が大きくなったら、何かにぶつかるようになるのは当然のことだ。 関わる相手とケンカになることもあれば、なんとなく物事がうまくいかなくなることもある。 目に見えるものごとはうまくいっているけれど、気持ち的にしっくりこなくなるということもある。 直接的、間接的、形はいろいろだけど、自分を小さな場所に閉じ込めておくほどに、解放した時の衝突は

          自分を解放すると、人と衝突する。そのときどうする?

          「これまで」の延長線上ではない未来に行く方法

          古い家のリノベーションを手伝いにやってきてくれた近所の人が尋ねた。 お茶を飲みながら、十数年前、当時の夫の勧めでコーチングを学び始めたときのことを話していた中でのことだ。 福岡でコーチングを学び始めたわたしが、どうしたらオランダ人のパートナーと一緒に世界を旅し、さらに嬉野で古い家をリノベーションをしているという話になるのか、ということだった。 「そこからコーチングの会社に勤めて…」という流れを話し出したが、どんな風に今にたどり着いたのか分かりやすく説明するのはとても難し

          「これまで」の延長線上ではない未来に行く方法

          温泉不可戦 -おんせんでたたかうべからず-

          宮崎の高千穂から福岡に向かう途中、杖立温泉の「吉祥の湯」に立ち寄った。 露天風呂に5種類の温泉があるということで、車での移動が続く中、自然の中で疲れを癒そうと思ったからだ。 細長い回廊を通った先にある受付で料金を支払い、女湯に向かった。 シンプルながらも小綺麗な脱衣所の先には、やはり気持ち良く手入れされた木々と調和した露天風呂があった。 平日の昼間だからか、広い敷地内には他に客はいない。 身体を洗い、5つの湯にそれぞれ少しの間浸かり、一番落ち着くと感じた入口に近い広

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          10円ハゲができたら悩み事から解放された

          なんてことを思いながら鏡を見て髪をかき分けていたら、白い頭皮がやけに目立っている場所を見つけた。 髪の毛がない。 円形脱毛、いわゆる10円ハゲというヤツである。 収集がつかないときには「メドゥーサ」と言われるくらい髪の量が多く、 おさまりの良い髪型を見つけるのに苦労してきた(今も苦労している)ので、こんな状況に出会うなんて夢にも思わなかった。 見たこともない光景を見て、ショックを受けた。 「10円ハゲができてる!」 そう思ったら、さらにいろいろな考えが湧いてきた。

          10円ハゲができたら悩み事から解放された

          死について考えることは生き方について考えること

          ということが書かれた本が送られてきた。 どうやら親が終活を始めたらしい。 8月、40歳の誕生日を迎えた記念に彼らを温泉旅館に招待したのだが、 父の足が悪くなり、すっかり出かけることが少なくなっていた中で「旅行の楽しみを思い出した」といたく喜んでいた。 だからてっきり次の旅行の計画でも立てているのかと思っていたら、 本と手紙が送られてきた。 手紙には ・自分たちだけでの生活が難しくなったときの希望 ・お葬式の希望 ・お墓の希望 ・各種費用の準備状況 などが書かれており、

          死について考えることは生き方について考えること

          倒れても花は咲く awai 風のたより 126

          嬉野からのたより 8月最後の日、いかがお過ごしですか? 嬉野は引き続き暑い日が続いていますが、そんな中で田んぼでは稲穂が傾き始めました。 それにつれて、ちゅんちゅんと鳴く雀の声も増えています。 自然の中で「季節のめぐり」は思った以上に様々な形で現れているのですね。 わたしは7月末に以前から気になっていたHandpanという楽器を購入し、 家のデッキや川辺で練習をしています。 好きなHandpanのアーティストがいるのですが、 最初は「美しいけれど、どうやって演奏している

          倒れても花は咲く awai 風のたより 126

          幻滅のススメ

          期待と違う現実に直面してガッカリすることを「幻滅」という。 「幻想が滅びる」ということだ。 写真で見て憧れた街に行ったとき。 いいなと思っていた会社で働いたとき。 すごいと思っていた人に会ったとき。 わたしたちは「思っていた場所や人と違う」 と幻滅することがある。 幻滅するということは、自分が幻想を抱いていたということだ。 写真や動画に何気なくに写った自分を見て幻滅するなんてこともある。 鏡を通して見ている無意識のうちに表情や姿勢をととのえている自分と 無防備な自分

          言葉を選ぶことは、生きる世界を選ぶこと

          久しぶりに『メッセージ(原題:Arrival)』という映画を観た。 言語とは何か 時間とは何か 生きるとはどういうことか 多くの、そして壮大なテーマを含んだ映画だが、 やはり、言語と思考の関係に強い関心が向く。 こんなシーンがある。 <ちょっとだけネタバレがあります👇> わたしたちは、それぞれに自分の「フィルター」を通して世界を見ている。 「フィルター」とは「前提」とも言い換えられる。 たとえば、職場を戦いの場だという前提で見ていることがある。 そこでは競合

          言葉を選ぶことは、生きる世界を選ぶこと

          Now or Never

          1ヶ月ほど前にHandpanという楽器を購入した。 YouTubeで見つけたアーティストの演奏に魅せられて いつか自分もこんな風にHandpanが弾けるようになりたいと思った。 ほぼ毎日のようにアップロードされる演奏は、どれも本当に美しくて、 どうしてこんな演奏ができるのだろうと、聴き入ってしまうし、 どうがんばってもこんな風にはなれない気がして、悲しくもなる。 10年前、コーチングの会社に入ったとき、 毎日泣きながら帰宅をしていた。 想いはあるのに、思ったようにでき

          怒りの奥にあるもの

          ある晩、暗闇の中で「ゴン!」という音とほぼ同時に「あ゛ーーーーー!!!」という声が上がった。 リノベーション中の日本の古い家の中でよく頭を打っているピーターさんが、夜中にトイレに行こうとして鴨居に頭をぶつけたらしい。 思わず「大丈夫!?」と声をかけたら 「ダイジョウブジャナイ!!!」という怒った声が返ってきた。 よっぽど痛かったのだろう。 確かにそんな状況で「大丈夫?」という声掛けは適していなかったかもしれない。 「大丈夫?」には心配するニュアンスが含まれているが、

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