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人を立てる人が、人に支えられる人になる 〜アウトバーン流マネジメント論〜

はじめに

こんにちは!
技術力人間力を磨き 、目標達成し続ける人を輩出する」
をビジョンに掲げ、IT教育/開発を中心に株式会社アウトバーンを経営している森山広大と申します!

※自己紹介記事はこちら
↓↓

今回は様々な方とお話しする中で、
「アウトバーンには本当に素敵な方が集まっていますね!」
良い人に囲まれて羨ましいです!」
「どうして皆さんいきいきと活動されているんですか?」
とありがたいお言葉をいただくことが多くあります。
本当にありがたいことに、私自身も最高の仲間に囲まれて仕事ができている自負があり、本当に感謝しています。
その中でアウトバーンの特徴を考えた時に思いあたることがあり、ご紹介させていただきます!


今までマネジメントで失敗してきたこと

私自身、今までありがたいことに多くの場面でリーダーの立場に立たせていただきました。
(自分で言うのもなんですが、私は物腰は柔らかい方なので、リーダーを頼みやすいというのもあったのかもしれません笑)

それでチームのリーダーとして一緒に仕事を進める中で、メンバーと仲良くするのは好きだったのですが、どこかメンバーに遠慮をしてしまい、仕事を依頼しても肝心なところは自分で仕事を巻き取ってしまっていました。

メンバーからすると、私の下だと仕事はで居心地は良かったかと思います。ただ、肝心なところはなかなか任せてもらえないので、やる気がある人にとっては物足りない環境だったと思います。

そして私自身、人を頼るのが本当に苦手でした。

以前の仕事の仕方を例えると、
ステーキを食べるというタスクに対して、私がサイコロ状にステーキを切り分けて、そのピースをメンバーに渡すというやり方をしてきました。
ピースが渡されたメンバーはそれを食べますが、食べ終わると次にやることがなく待つ状態になります。
そしたら私がまたピースを切り分けて渡すのですが、私自身の仕事に追われるとそれも難しくなります。
そして結局自分で食べる仕事を巻き取ってしまうと言う具合です。

よくリーダーの人が陥る、「自分がやった方が早い」症候群にまさに陥っていました。

それでも人当たりは良かったですし、上からの指示も(自分でやることによって)実現することができたので、良いリーダーと言われることが多く、この状態があまり健全でないと気づくのがとても遅れました。

そしてより大きい仕事を任せていただいた時に、自分1人では回らないことに気づき、奮闘しても中々成果が出ないことが続き、リーダーとしての自信を失っていきました。

何か変えなければ…!
と思い立つことはありましたが、それを「自力」を高めることで実現しようとしていました。
口では「協力を得ることが大事」と言いつつ、なかなか人に任せることができていませんでした。

人々が求めるもの 〜承認欲求〜

「人は1人では生きていけない。」

よく聞く言葉だと思います。

少し前に流行った「サピエンス全史」にも、
ホモ・サピエンスが生き残ったのは
他の生物に比べて身体的に優れていたからではなく、
虚構(目の前になくても想像できるもの)を共有することを通じて、数千・数万規模の社会を作って活動することが出来たからだと述べられていました。

そんな社会性を持つ人が求めているものはなんでしょうか?

私は「承認欲求」だと考えています。

アドラー心理学では、承認欲求は生ゴミ同然だと述べられているとは言いつつ、人間誰しも大なり小なり承認欲求を持っていると思います。

子供が「ねえねえ聞いて!」と話すのもそうですし、大人でも褒められると嬉しいものです。
私もそうです。なんなら結構強い方かもしれません笑
逆に否定をされたり、無視されるなど、存在を否定されると悲しくなります。

社会的な生き物である人間は、自分が社会の一員であると承認されていると思えることが重要だと考えています。
それは家族・友人・恋人・仕事仲間など、大小様々な社会それぞれで言えると考えています。

私は両親や家族に恵まれ、条件付きの愛情ではなく、存在を承認され続けてきました。
その結果のびのびと育つことができ、結果として東大合格や会員数20万人サービス立ち上げ起業など多くのことにチャレンジできました。
※詳しくは自己紹介にまとめています↓↓

私がコミュニケーションで大事にしていること 〜相手を立てること〜

私がコミュニケーションで意識しているのは、
・相手の存在を承認すること
・相手の行動の良い面に目を向け、承認すること
・相手を否定せず受け止めること
と、大前提相手主体にするように心がけています。

というのも、やはり人は承認される環境下でとてつもない力を発揮できることを身をもって体感したからです。

私自身家族と実家で過ごしていた学生の頃は本当にのびのびとチャレンジできましたし、認めてくださる先輩の元だと仕事で自分でも驚くほどの成果を出すことができました。
逆に、否定ばかりされたり、心配で関わられる場面では、後で振り返ってみて自分でもびっくりするくらい変なミスをしたり行動を起こすのを極端に避ける自分がいました。
「ここに自分はいても良いんだ!」と思える環境だと、高いパフォーマンスを出すことができることに気づきました。
高いパフォーマンスを出せるのは、自分を立ててくれる人がいるからこそなので、私自身も周りの人を立てて、パフォーマンスを高められる存在になりたいと思いました。

マネジメントで大切にしていること

人には「承認欲求」があり、そしてそれぞれ「求めているもの」があると考えています。
求めているものとは、「こんな人になりたい」「◯◯が欲しい」「◯◯がしたい」など様々なものが当てはまります。
これは憶測や推測ではわかりませんし、まず本人に聞く必要があります。

アウトバーンでは一緒に働きたいと考えている方に
あなたが求めているものは何ですか?
と聞くようにしています。

急に聞かれてびっくりされる方もいらっしゃいますが、
何でも話せる関係性になるといろんなことを伝えてくれます。
「IT業界に未経験で入ったため、現場で早く活躍できるために経験を積みたい」
「将来起業を考えているため、企画段階から入ってみたい」
「人と関わるのが好きなので、支える仕事をしてみたい」
「自分が本当に大切だと思えるコンテンツを世に広めたい」

そしてアウトバーンのビジョンである
技術力と人間力を磨き 、目標達成し続ける人を輩出する
について私の想いを伝え、
本人が求めているものを実現するために、アウトバーンではどんな活動に取り組むと理想に近づけるのかを一緒に考えます。

求めているものを分かち合っているからこそ、
その後一緒に働く時に相手が求めているものアウトバーンが目指すもののどちらも満足する仕事をすることができます。

以前までのマネジメントだと、相手のことを表面的にしか知ろうとせず、その人が求めているものを無視して全員同じような仕事を割り振っていました。
だからこそ、相手に負担をかけるのが申し訳なかったですし、信用しきれていなかったからこそ肝心なところを任せられていなかったのだと思います。

現在は、この仕事が相手の未来につながっていると信じられるからこそ、思い切って仕事を任せられますし、相手ものびのびと仕事ができます。

ステーキの例えだと、
私が切り分けるのではなく、どんな状態にしたいのかを私が示し相手と擦り合わせた上で、このステーキはお願いね!とお任せするという仕事の任せ方です。

そして相手の仕事に対して良い点気づきはすぐ伝えるようにしています。
もちろんスキルとしてではなく、本当に思っていることを伝えます。
褒めることはなんだか気恥ずかしいと思う方もいるかもしれませんが、自身が少し勇気を出すことで相手の「承認欲求」が満たされパフォーマンスが上がるのであれば、本当に価値があるものだと思います。

そして本人が仕事を全うすることで、自分自身を承認する「自己承認」ができると考えています。
他の人からの承認はそれが無くなってしまう可能性がありますが、自己承認ができる状態になればどんどん自走できる状態になります。

そして求めているものに直結する仕事だからこそ、意義を感じて進んで仕事をすることができます。

各メンバーが私の期待を遥かに超える仕事を毎回していて、
本当に毎回嬉しく思いますし、メンバーがいきいき働ける環境を提供できているのかなと感じています。
その結果、冒頭申し上げたようなお声をいただけるのだと思います。

マネジメントというと、時には厳しさも必要だと思います。
でもそれが有効なのは、日々承認の関わりをして、信頼関係を気づけているからこそ成り立つのだと考えています。
はたから見るとぬるま湯のように見えるかもしれませんが、私はこのスタイルのマネジメントがアウトバーン社にぴったりだと信じています。

まとめ

アウトバーンでは、相手が求めているものを尊重し承認し続ける文化を創っています。
それは私自身このような環境でパフォーマンスを発揮できた経験や、メンバーが成長し成果を出す中で、このスタイルが私もメンバーも、そして価値を提供するお客様もWin-Win-Winの関係になれると確信しているからです。

これからもビジョンの実現に向けて、仲間と共に走り続けます!

株式会社アウトバーンHP (2024年7月リニューアル予定です!)
https://autobahn.education/