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春めく絵描きの家族の句「春めく・春兆す」で詠んでみた



ひさしぶりの登園です。
春めいてやって参りました。
よろしくお願いします。ピヨピヨピヨ♫


一句目


春めいて縄文土器でみそを溶く



ムスコくん(当時小3)手製の縄文式土器で、アサリスープをムスコくんと作った事を思い出しました。

ここは絶対「春めいて」がピッタリ! と思ってニンマリ春めいたのですが、これでは家族が分からない! ひろ生の家族は縄文人か! という事に気付きました。

で、推敲してみました。



春休み縄文土器でみそを溶く



これならまさか縄文人とは思われまい。


「春めく」が捨てがたいと未練がましく、さらに味噌はムスコくんと一緒に溶いたのだから、


縄文の土器でみそ溶く春めく子



と、推敲してみました。
でも、これもやっぱり縄文人の子みたいかもしれません。

自分的には二番目の「春休み」の句かな〜。
どうかアドバイス下さいませ。



二句目



四月一日わたぬきや旅立つ母の道草は



ひろ生の母は、エイプリル・フールに旅立ちました。
覚悟はしていたものの、これは笑えない四月馬鹿なのだと一人になって大声で泣きながら、120号のキャンバスに母の絵を一気に仕上げた事がよみがえりました。
母は野の花が大好きでしたので、旅立ったあと、母に花を送るつもりで書いた詩が残っています。
その詩のイメージから詠んでみました。
四月一日は衣替えで、着物から綿をぬく昔の習慣ですが、これで季語は成立しますか?
最後は、「は」にして余韻を持たせたつもりですが、使い方は合っていますか?





三句目



母の絵手紙の染みにも春兆す



母は絵手紙を描いていました。
父と結婚する前は独学で油画も描いていて、ひろ生よりよっぽどデッサン力があったと思われます。
旅立つ数日前に、母のお誕生日が近かったので(4月11日)、画材屋さんに60色の顔彩セットの注文をしていました。
画材屋さんが弔問にいらしてくれた時、持ってきて下さったので、中をバラして母に持たせてあげられました。(画材屋さんたらお代受けとらないんだよ……)
絵手紙は、もちろん誰かに送るためのものですから、母が描いたものは手元にはありません。
一枚だけ抽き出しにあった、宛名のないものを形見に持ってます。
シミ、出てました……保管条件考えてなかった。


しの先生、母のことを改めて思い出すきっかけを作って下さった宿題、ありがとうございます。
感謝。




自慢気に自作の縄文式土器を手にするムスコくんなのでした。

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