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絵描きの渾身の一句【俳句幼稚園企画・私の渾身一句】に応募します



青墨をする父の背よ曼珠沙華



弘生

季語 曼珠沙華(秋)



昨年の初夏、「俳句」という十七音の芸術にめぐり合って、拙いながらも、道を歩けば五七五、電車に乗れば五七五、と指を折りながら過ごした日々がありました。
そんな日々のある初秋、ふと道路の脇に真っ赤に出現した曼珠沙華。
ああ、お彼岸なんだなぁ、と感慨深く思いながら電車に飛び乗った。
そこで出来た曼珠沙華の句。
最初、天国の母への句が出来ました。
あっ、父がおへそ曲げちゃうといけない!と、次に天国の父への句が出来ました。
書を生業としていた父の母への想いを詠みました。
それから随分長い間推敲しました。
今まで詠んだ句の中で、こんなに時間をかけた句は他にありません。
なので、私にとっては、これが渾身の一句なのであります。


「曼珠沙華」




ラベンダーさん、はじめさん、alohaさん、よろしくお願いします。

これからもささやかに俳句を楽しみたいと思います。







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