見出し画像

そちらのお席、千円です(俳優・演出家 天羽尚吾)

人件費の次に主催者を八つ裂きにする存在、劇場費。
すみません、こんな語り口で。できうる限り人道的でスキルに見合った額をキャストやクリエイティブチームにお支払いしたいと願うと、どーんと構えるこやつの予算に「キーッ」となることがある。もちろん、劇場自体もたくさんの人の手によって作られて、運営されているんだけどさ。
付帯施設が別料金だったり、日によって料金が異なったり、特殊な割引があったりするので一概には並べられないが、1日当たりの利用料金はこんな目安だ。

東京国際フォーラムホールC(1502席) 1,343,100円
オリックス劇場(2,400席) 1,300,000円
KAAT 神奈川芸術劇場(1,200席) 1,005,710円
スペース・ゼロ(584席) 880,000円
東京芸術劇場プレイハウス(834席) 754,000円
アルモニーサンク 北九州ソレイユホール(2,008席) 512,380円
シアター1010(701席) 419,030円
シアターサンモール(294席) 330,000円
東京芸術劇場シアターイースト(324席) 185,000円
テアトルBONBON(120席) 149,500円
吉祥寺シアター(189席) 115,500円
新宿眼科画廊スペース地下(20-40席) 50,000円
(2023年8月28日現在 土日全日料金の場合)

※吉祥寺シアターは、この値上げの最中、2023年4月に値下げをしている。何故?
※シアタークリエは東宝製作専用劇場だった。それはそう。

ここから先は

1,784字 / 1画像
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?