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名作ラジオCM_002

■味の素/スリムアップシュガー
体重計

娘:よいしょっと
SE:(体重計に乗った音)

娘:えーーーーっ!!
  あれ?
  おっかしいなぁ
  ・・・・・・・
  そうよ
  そうに決まってるじゃん!
  なぁーんだ
  おかあさーん!!
  体重計また壊れてるぅーーーーー!!

M:(哀切の音楽)

N: 壊れにくい プライドに 
  味の素のスリムアップシュガー

SL:AJINOMOTO


■味の素/スリムアップシュガー
ベルト

若い娘:うっ
    あれ?
    うっ、うーん!!
    どうなってんの・・・
    ・・・・・・・・・・
    あっ そっかー!
    おかあさーん! 
               洗濯したでしょうこのベルト〜!
母親:洗うわけないでしょ!

M:(哀切の音楽)

N: 少しも縮まない プライドに
  味の素のスリムアップシュガー

SL:AJINOMOTO


■味の素/スリムアップシュガー
パンツ

母親:うっ
SE:(破れる音)
母親:あれっ?
   どうなってるの?
   あっそうか
   そうなんだわ
   ハハハハハ!
   娘のパンティーだわ!

娘:私そんなでかいパンツはかないわよ!

M:(哀切の音楽)

N: 事実を認めない プライドに
  味の素のスリムアップシュガー

SL:AJINOMOTO

ACC CM年鑑 1999年

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1999年のACC年鑑より
それぞれのシュチュエーションのオチにある
・壊れにくい プライドに
・少しも縮まない プライドに
・事実を認めない プライドに

というコピーが秀逸だと思いました。

プライドが壊れる、縮む、認めることは現実としてありえないですが、
そのありえない言葉を使うことで、「意味が耳に残る」役割を担っていると
思いました。

プライドはなかなか厄介なものです。正攻法ではプライドは崩せません。
実際に「あるある」というシュチュエーションではないですが、誰かのせいにしたりするというところに、痛いところをつかれたと思う人もいるのではないでしょうか。

これくらいシンプルでオチが強いとラジオCMでは、印象に残りにくいのかなと
思いました。




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